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どこかで聞いたことのある、よくある「こわい話」、1話につき見開き2ページ程度でまとめられています。大人向けに文章を再編したとのことですが、小学生向きの内容だと思いました。ただ、「こんなことがあって、その人は亡くなりました」で終わるタイプの話もあるので、そのまま子どもに渡せる本ではなさそうです。
暇な時間にさっと読める、軽い読み物です。
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2013年10月9日読了。学校の怪談50話に「七不思議」のエピソードを加えた、ショートショートの怪談集。どの話も「ああ、見たことある」という気がするのは私が特別こういう話が好きで本やWebでよく読んだりするからか、それとも誰でもそう思うのか?後者だとしたらそれも面白い話だ。溺死者が海に飛び込んでいるときの写真に海から突き出た沢山の手が写っていて、写真屋の店主が「あの写真は、見ないほうがいいですよ」と出し渋るとか、細かいディテールまでが記憶にあるものと共通しているのは面白い・・・。とりあえず、「廃病院とか旧校舎で肝試しは、するな」と、若者には言っておきたい。
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【本の内容】
刊行以来、大きな反響を呼び、巻を重ねて読みつがれている『学校の怪談』。
長期間にわたり収集した、巷のうわさや怪異をもとにした数々の“こわい話”のなかから“百物語”を厳選。
そのうち、表題作を含む五十編に加えて“学校の七不思議”を収録した怪談傑作集。
大人にも親しみやすい文章にあらためた文庫版。
[ 目次 ]
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「学校の怪談」と聞けば、かつて話題を呼んだ本として記憶している人も多いのではないか。
民俗学者である著者が都内の公立中学に勤めていた1990年、生徒たちの間で語られていた学校にまつわる不思議な話をまとめ、子供向けの講談社KK文庫から出版。
ユニークな試みは反響を呼び、シリーズ化されるところとなった。
本書は、90~96年に刊行された8冊から厳選された57話を再編集したもの。
事故で死んだ少年が校庭でサッカーをする話など、もはや「古典」といってもいいような怪談が収録されている。
人々が語り継ぐ不思議な「伝承」は決して過去のものでなく、現代社会にも日々生成しているのだということを示した点で、著者の試みは画期的だった。
そしていま再読する本書からは、90年代の子供たちが心の内側に抱えこんでいたものが、じんわりと立ち上ってくるような気がするのである。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
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☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]