電子書籍
三十周年
2022/03/16 01:59
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとデビューされてもうそんなになるのですね……作家さんとしては、幼い頃から、才能があったのか、というとそうでもないみたいで……。親しみ感じたり……。
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「宮部みゆき 全一冊」
ファンならば必読。
かなりのサイズ感だろうと覚悟していたが、内容をかなり絞った様で、よくぞこのボリュームに収めたな感がある。30年の道のり、単行本未収録の小説、エッセイ、対談と絞ったにしてもこのボリューム。
デビュー作「我らが隣人の犯罪」の前年86年に推理小説新人賞以外にも歴史文学賞、小説現代新人賞の三賞連続最終候補に残っていた経歴があり、ペンネームが山野田みゆきだったとは知らなんだ。
個人的には、「火車」「理由」辺りから、宮部みゆきと言う作家を知り出したのだが、改めてスーパー作家だなと感じる。きっと書評家や小説家から見れば、宮部みゆきの凄さはこれだ!と言う適切な言葉が出てくるに違いないが、素人な自分は、宮部みゆきってテリトリー広いなと思っている。書き上げてしまうテーマが多岐にわたり、其々がちゃんと面白い小説として仕上げてしまう。このテリトリーの広さとそれに対応する筆の力が、宮部みゆき、凄いなーと。
ドクターは自分の病院内にテリトリーを作れたけど、宮部みゆきは管轄内の病院全てにテリトリーを張ってしまう。私はそのテリトリーに一歩足を入れたに過ぎない。宮部みゆきの現代小説やミステリーくらいしか読んでないからだ。まだ、時代小説や「英雄の書」みたいな冒険物には手を出せていない。特段、理由は無いのだけど、宮部みゆきだったら、まずは現代小説やミステリーから!と先入観が入ってしまっているからで、これではいけない。
インタビューを読むに時代小説には強い熱量と動機を感じるし、これらがエネルギーになって、今後も傑作が出てきそうな気配がするし、尚更だ。よし、次に手に取るのは時代小説にしよう!と思いながら、本を閉じる。
とは言え、ミステリーもどうぞ傑作を宜しくお願いします、宮部みゆき先生。
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この本のレビューになってませんが、ご容赦を。
宮部みゆきファンの人はタイトルだけで買っちゃいますよね!?
この本は発行されてすぐに購入し、手を伸ばせばいつでも読める所にあったのですが、読み終わるのに2年もかかってしまいました。
残り20ページ程の状態で半年ほど放置していたので、年内に読んでしまおうともう一度パラパラと最初から見直しながらページをめくった次第です。
大人になってから、小説は殆ど読まない期間がありました。
幼い時から理科が好きで、不思議の解明のヒントが得られるのではと大学では物理学を専攻しました。
いい年になっても、超能力とかタイムトラベルに対する興味は失せることなく持ち続けています。
ですが、学術書は難解なうえ観点がずれているし、雑誌ムーはおもしろいけど逆に理論など無視のおちゃらけです。
そんな時に出会ったのが、宮部みゆきさんの小説でした。
完全に架空の世界の設定でなく、現実社会の中で特殊能力を持つ主人公が織りなす物語でした。
これは面白い。ハマらないわけがない。不思議の解明なんて関係なくなりました。
さらに、宮部みゆきさんが描く小説の舞台は下町である我が家の近所の設定であることが多いので、読み始めるとすぐにイメージが湧いてくることから親近感も強くなりました。
好きになるとそればかりになる傾向があるので、気が付けば50冊ほど宮部みゆきさんの作品が本棚に並んでいます。
ただ近年は他の作家さんも読むようにしていることや、ファンタジーと時代物がちょっと苦手なので宮部みゆき作品とは距離を置いていました。
宮部みゆきさんは自分と相性が合っています、読み始めれば間違いなく面白いことも十分に分かっています。
読んでいない作品が随分たまってきてしまったので、少しずつ宮部みゆきさんの未読作品も読みたい本のリストの上位に加えています。
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作家30周年を記念して、未収録小説、未収録エッセイ、未収録対談をまとめたもの。
小説の裏話があったりしてけっこう面白かった。
対談は、他の作家の短編を選ぶものより、宮部氏の作品に関係する話がおもしろかった。
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私の中で数少ないハズレのない作家さんです。
早いものでもうデビュー30周年なのですね。
ドリームバスターもその3分の2くらいの歴史を刻んでいますが、そろそろ完結作が読みたい今日このごろです。
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作家デビュー30周年を記念して、出版された本。
デビューからの作品を振り返りつつ、未収録の短編や、エッセイや対談などを収めた、何とも贅沢な一冊。
最近では気に入った作品しか読まなくなってしまったが、20年ぐらい前に初めて宮部作品に出会った時を思い出しつつ、楽しく読み進められる。
今でも十分魅力のある作家さんだけど、もう一度、「火車」や「レベル7」「龍は眠る」など、初期の作品が読みたくなってしまった。
この手の本を読むのは、中山七里に続き、今年2冊目。
多作の作家さんは、とにかく映画を観る。
そして、名作は何度も読み返す。
だからこそ、物語が書けるのだなぁ、と納得させられた。
これからの活躍にも期待したい。
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宮部さんの作家生活30周年を記念して作られたコンプリートブック。超ロングインタビューから始まり、単行本未収録の小説・エッセイ・対談や、全作品の年表等々が収録されていて、文字通り一冊全部宮部みゆき。自作の朗読CDまで付いているし、この種のムック本の中でも非常に完成度の高い一冊と言えるだろう。
生い立ちから現在に至るまでの歩みが語られているインタビューがとても面白かった。最初のペンネームは「山野田みゆき」であったが、「ちゃんとしたペンネームにしなさい」と編集に諭されて宮部にしたとか、ぶっちゃけ話が満載(^-^)。確かに山野田じゃ売れなかっただろうなあ(笑)。
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どんな分厚い本になるやら?と戦々恐々としていたんだけど、薄くて助かった〜!!
……と、思ってワクワクと開いてみたら、字が細けぇ〜〜!!!w
でも、読み始めたら面白すぎて、どこで休憩したらいいのかわからず、次々どんどん読み進めちゃいました!(≧▽≦)♥
宮部みゆきファンなら、この一冊は買いです!!(๑•̀ㅂ•́)و✧
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宮部みゆきさん、作家生活30周年おめでとうございます!
とてもボリュームのある一冊でした。
特にロングインタビューは読み応えがあり、宮部さんの人となりや主要作品の裏話などを知れて楽しかったです。
あと個人的には「ENGINE」編集部の皆様へが面白かったです。
私も運転免許を持っていないのでわかる〜!と思いつつ、持ってないのにあんな描写を書けるのかと驚きでした。
これからの宮部さんの更なるご活躍が楽しみです!
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宮部さんの小説家人生総まとめみたいな一冊。
短編小説も少々あり。小説家になられて30年。
私の初出会いは「蒲生邸事件」。
沢山の素晴らしい作品を楽しませて頂いています。
現代社会の問題を捉えた小説も、歴史時代小説も、SF小説も大好きです。
これからの作品も楽しみにしています!
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最初のインタビューは面白かった。
いろいろ読み返したくなる。
火車とか読んだとき震えるほど面白かったよなぁ。
理由とか模倣犯とかブレイブストーリーとかほんと懐かしい。
とりあえず家にある蒲生邸事件読もうかな。
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初読。図書館。開いてびっくり、字が小さくてみっしり詰まっている。内容も濃密。宮部さんの本は全部読んでいるので振り返るのが楽しかった。(まあ細部は忘れているものも多いけど)他にも宮部さんがいろいろな本を紹介していて、読みたくなる本がいっぱい。メモをとりながら読まなきゃいけない。
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読み応えあったぁ。
”火車” ”理由” ”模倣犯”この3つは読まなくてはね。
スティーブン・キングにも影響受けていたんだ。
両者、稀代のストーリーテラーだものね。
キングの”デスペレーション””レギュレイターズ””呪われた町””キャリー”これらもチェックだわ。
私の好きな久世光彦氏とも対談してたのね。
お写真を拝見すると二重瞼のとても親しみやすいお顔立ち
(絶対いいひと)枯れない才能に脱帽!
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【収録作品】立ち止まって振り返る30年の道のり-作家生活30周年記念超ロングインタビュー-/殺しのあった家/泣き虫のドラゴン/あなた/「受賞の言葉」ワンダーランド/前戯なき戦い-漫画- いしいひさいち/異常気象のわたし/文庫の海に漕ぎだして/階段の途中に/作家の一日/なんでもありの船の旅/うちのパソコンの呟き/『この世の春』挿画ギャラリー/ラストシーンは決まっていた/フィクションとノンフィクションはぐるぐる巡回している 佐藤優/理不尽な世界と人間のために 津村記久子/藤田新策画廊「新潮文庫」装画のすべて/進化する悪意-『ソロモンの偽証 第Ⅰ部 事件』刊行開始記念インタビュー/-ソロモンの仮説-漫画- いしいひさいち/難しいことを、わかりやすく/ “私”はどこに行くのか/一枚の絵のなかに/大御所キング様の発言集/台風、来る/騙される心/解らなくていい/不幸のみなもと/名作短篇30を読む 出久根達郎・久世光彦/名短篇はここにある 北村薫/ムーン・リヴァーの向こう側 小林信彦/キングはホラーの帝王 佐々木譲/つながりゆく文学の系譜 宮城谷昌光/「ENGINE」編集部の皆様へ/宮部みゆきの「この短篇を読め!」 佐藤誠一郎/刊行に際しての一言
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未発表小説にエッセイに対談に、そして装画ギャラリーまで詰め込まれたファン必読の一冊。ファンじゃなくても、読めばファンになってしまいそうです。
作品はかなり読んでいる方だけど、読んでないのもそこそこあるかな? 未読のものはもちろん、過去に読んだものも読み返したくなりました。終わりのない読書無限地獄(あるいは極楽)が待っています。
しかしそれにしても。杉村三郎シリーズの三作が「助走」って……!