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web小説にありがちな、視点がコロコロ変わる読みにくさが、結構最後まで足を引っ張った。そして突っ込みどころのある世界観も読みづらかった原因のひとつ。
だけど、最後はなんだかわからない気持ちに煙に巻かれながらも、じんと感動してしまった。
なんだろう。多分、万人にはうけるどころか許容すらもされないかもしれないけど、それでも構わないという人だけが支持をするお話だと思います。
作者あとがきでも読者を突き放したかのようなメッセージに戸惑いながら、作者と作品とに乖離がないことに安心しました。
この人の二作目を書籍という媒体で読んでみたいようなみたくないような…。ただ、そのときはちょっとでも編集さんの手を入れたものを見てみたいです。
(コミコミ特典小冊子はすごく甘くて普通でとても良かったです)
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「普通の」夫婦ではないかもしれないけれど、時間をかけて少しずつお互いを信頼するようになっているように見えるサガルとローラン。2人とも、ハリファのことを心から大切に思っていて、いい家族だな。と思える。でも、お互いのことを知らなすぎな2人には、ちょっと不安になった。サガルの過去や秘密はとにかく悲しいし、サガルがそれを実感していなさそうなのが更に悲しい。サガルが自分のしたいことを少しずつでも言えるようになることを願わずにはいられなかった。
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面白かった。てかBLではなかったな、普通のファンタジーノベルズ。
とても長編で、設定がよく考えられていて、オチまでしっかり同じペースで完走していることが素晴らしい。
強いて言うなら、序盤の「大男」描写が、イラストとの相違なのか作者の表現過多なのか、しっくりこなかった点が残念だったのと、あとがきがよくなかったね。
何が言いたいのかよくわからんあとがきだったな〜。