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呆然…。序盤から示される「前世の記憶」から最初の事件の奇怪な状態まで(いくらなんでもこれは無理だろう)と思えるような謎や奇想を最後のシーンで次々に論理的解決を出していく。そのシーンはページをめくる手すらもどかしいほどだった。
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輪廻転生+ミステリ?新しいサイキック物かも!と思って読んだのですが、そういう類の物でも、ミステリでもありませんでした^^;コレハなんだろうかな。ジャンル分けが難しい。。私は子供たちの親への愛のない態度が気に入りませんので★2ツです。テーマのハッキリしない感じでした。噂によると3部作らしいので、そちらを読めば分かるかな。。他の2作の為のキャラクタ紹介的な位置じゃないかと思われます。
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ちょっとそれはないだろう、と突っ込みを入れたくなったところもありましたが、読み出したら止まらない、おもしろい作品です。
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2007/9/12~9/17
この本も6年前に出たものだが、ようやく読むことができた。チャーリーという黒人少年の記憶をもつ日本人、日下部晃士。突然、母親が殺人事件の被害者になってしまう。同じ年の義姉、麻衣とその犯人を追いながら、自らの記憶の謎に挑む。そこに天才少年が助っ人となって...と展開される。インターネットが大きな位置を占めているが、今となっては少し古い感じがするのはいたし方ないところ。いつものように詳細は、未読の人がいたら悪いので書けないが、なかなか良く考えられたストーリーだと思う。天才少年の生い立ちが...まあ、このあたりまででやめておこう。
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ジュリアンの話自体はすごく興味深いものばかりだったのですが、如何せん彼の言葉がダラダラと長過ぎ。読むのにちょっと疲れました…。人と接することが少ないせいだとしても、もうちょっと読みやすく、というかテンポ良く描いて欲しかったです。
“悪魔の紋章”についての答えには思わず苦笑。いや、あれはあれで面白かったんですけどね。想像も出来ませんでしたし。不可解な謎に対して非常に論理的な答えが返って来たわけですが、思っていた以上に楽しめました。私にしては珍しく途中でオチに気が付いたんですけれども、評価としてはなかなか面白かったです。
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2003.8
主人公の持つ前世の記憶とは?を探りつつ話は進む。これといったトリックは無いがナゾが多くて楽しめる
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中学生の主人公は前世、殺された記憶がある・・・前世を探りはじめると、母が殺される。ううん!!いやん!!しょうがないけど、とっても悲しい!!最近よくテーマになりますね。おもしろいです
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推理ものです。ページ数も結構多いし、途中で犯人がわかるといったことはないと思います。電車などで長旅になるときにはすんなり読めて、良い本だと思います。読む物がないと悩んでる方にはオススメです。
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真相は予想できても、これが「鍵」だとは最後まで気づけなかった。
切ないし、苦しい。
けど、前に進める物語。
何気に、この作品における探偵役がすごい好きです。
この人が探偵の推理シリーズあったら買うよ! って思えるくらい魅力ある「探偵」。
一気に読んでしまう本なので、寝る前にちょっと、とかはやめた方がいいです。
気になって眠れなくなる。
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まあまあ?かな??
奇しくも同じようなミステリを以前読んだことがあったので、「あれと同じような感じかな」と途中で気づいてしまいました。
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前世の僕はチャーリーと呼ばれ黒人でした。そしてある雨の晩にバロン・サムディがやってきて、僕のお腹をえぐり、僕は死にました。
そんな前世の記憶がある日下部晃士・16歳。彼は四年前にきょうだいになった麻衣と麻衣の母・和子、そして彼女(和子)と再婚した血の繋がった父・正隆と4人で平穏な日々を過ごしていた。
そんなある日、父あてに一本の電話がかかってくる。彼女の名は「堀井キン」彼女は晃士を父・正隆と間違い「あたしたちの子供のことで相談があるの」ととんでもない事を発した。
父が不倫?そんな思いを抱えたまま、晃士は彼女との待ち合わせ場所へ赴くが、会えなかった。朝帰りした晃士を麻衣は罵り、一旦は自宅を飛び出たものの、堀井キンからの電話を危惧した晃士は自宅へと帰る。そしてそこに母・和子が何ものかによって殺されていた。死体の横には見覚えのある悪魔の紋章が書かれた紙切れ。そして母の顔を覆い尽くすように盛られた塩……僕を殺したバロン・サムディが母を?!
この作品は読みやすく、そして面白いです。思ってもみなかった方向へと流れて終結したので個人的に◎です。
全ての謎はちゃんと気持ちよく解明するし、なるほどねぇと笑いました。その笑ったキーは「堀井キン」です(笑)。
殺人事件の解明は当然するのだが、その解明に重点を置いてなくて、晃士が父の浮気相手と前世をひたすら探してゆくのが本線で、その延長上に犯人の解明がある。という感じ。
ですので、肩の力を抜いて読んで行けます。テンポも良いし。
願わくば、ジュリアンから晃士宛の返信が欲しかったかな。
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この世には過去にも未来もない。「この世」の「この」とは「今この時」だけを指しているのだと、ぼくはこのごろそう思う。そして人はこの世しか生きることができないんだ。
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悪魔に殺された黒人の子供という前世の記憶を持つ少年。
疑問に思いながらも平和な中学生活を送っていたが,
家にかかってきた謎の電話が,生活を乱し始め,
母親が殺され,現場には記憶にあった悪魔の紋章が残される。
前世の記憶と現世に存在する殺人犯の正体は。
設定はうまいが,中盤から結末が読めてしまったのが残念。
車椅子の天才少年探偵のキャラクターは良い。
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これはいままでの歌野作品のなかでいちばんおもしろかった、というか好み!!
やっぱりトンデモなキャラの名探偵が出てくるとわくわくする。単に
御手洗が好きなだけかもしれないが、ジュリアンはかなり気に入った。
ストーリーのオチは中盤から読めてしまうし、すごい勢いで矛盾な点とか不思議な
点もあるが、10年前の作品ということと、なにより作者を楽しませようという
気概がひしひし伝わるのがいい。麻衣ちゃんもいい。主人公だけ立ってないけどな…
ジュリアンシリーズ読みたい。
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半分くらいまで主人公の気持ちがかなり痛い。いやな大人が結構出てきます。最後の主人公の手紙で少しだけ救われる。