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学生の頃読んで、内容はすっかり忘れてしまったけど 切れ味がよくて面白かったぞ、という記憶が強く残っていた本。どの話も2頁か3頁のショートショート。たった一つだけ覚えていたのは「定年後」という話。当時はまだ就職もしていなかったので遠い未来の話だったが、今読むと また違う感じがする。
今は絶版のようで、本の寿命というのもサラリーマンの働き盛りのようなものかなと感じたりする。一度本になってしまえば、その本は永遠にいつでも買えるものだと、学生時代は思っていた。
しゃぼん玉とんだ
歩行者天国
屋上
さまよい
階段をあがると・・・
定年後
奇妙な家
実験用人形
週休二日
夢
公園
暁
山
雪国育ち
探しあぐねて・・・
美人
覗き見
怪獣
風呂
味
ディスク・ジョッキー
コーヒー
性格改造
悲しい男の話
催眠術
女房め
直感
あのころを・・・
注文どおり
「レース中」
交通渋滞
イチャモン屋
”自動”車
混線映話
高層アパート
虫
午後の部屋で
溺れたクジラたち
幸福の花
海底の人魚
地下街の女神
キューピッドの矢
応対
おかしな旅行
ある一日
私のカチカチ山
車
正念場
妙案
囲碁部員
読心力?
理論家たち
助けてくれ
ありそうな話
良心回路
檻のなかのあす
取材
笑顔
突然の帰宅
いたずら
新公式
二十四時間時代
執念
オペレーター
整理マン
身元引受証明
入所命令
第九分店
社員
解説 豊田有恒