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どことなく付け足し感のある1冊。叙述ミステリを狙ってるんだろうけど、脈絡なく複数視点で細かく視点が変わるので、どうにものめり込めない。ハッキングの手法も目新しいものがないし、物語も淡々と進んで退屈に感じてしまう。
まだ続ける気があるような感じだけど、もうこのシリーズはいいんじゃないかな?
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シリーズ第3作。読ませる文体でどんどん読み進められる。しかし起こりうる事件のスケールが大きい割には盛り上がりに欠ける。こっちが慣れてしまったのか、おそろしいなあという感情をあまり呼び起こされなかった。終盤にスリルがほしい。
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どこに主眼を置くかですが…
1) 北のサイバー攻撃を防げたか?
→ 10億払ったから、主人公側は負け。
2) 北のスパイは分かったか?
→ 竜崎の正体判明で、主人公側の勝ち?
ただ、拳銃の弾を抜いておいたということは、
その時には正体がわかっていたはずなのに、
なぜピンチの場面を作ったのか?
3) 麻美がどうなったか?
→ 殺されなかったので、主人公側の勝ち。
ただ、最後は放置プレイで可哀想
読んでいて、スパイのコードネーム『バタフライ』と竜崎のクラブでの『エースを狙え』の会話を結びつけられなかったのが悔しい。
ホステスの正体のミスリードにも、まんまと嵌った。
4) 作者に騙されたか?
→ 上記、騙されたので、私の負け。
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今回はスマホ落としてました。
オリンピックのサイバー攻撃をいかにするか、いかに防ぐかという話と、北の(二重)スパイたちの暗躍、いつも通りの過去の事件を引用したり(標的型メールで3億円振り込んだとかあったなー)、うまく取り込んだりしている。
だいぶ登場人物が色々出てくるので、やや混乱してしまったけど、一気読みさせる面白さがあったかなと思います。
うやむやのうちに浦井は逃げたので、まだ続くんでしょうね。また次作も期待です。
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2020年8冊目
スマホを落としただけなのにシリーズの三作目。
舞台は2020年。東京オリンピック。OLの有希が知らないスマホの着信に出たことから事件が始まる。
逃亡した浦井が逃げたのは北朝鮮。刑事の桐野も引き続き登場。そして一作目で登場した麻美も再び登場。
本作で簡単にケータイを充電のためとは言えひとに預けたり、会社の端末にUSBを差したりするものかなと思ったりしたけど、世の中から情報の漏洩や情報操作がなくならないのは、やはりこういうことなのだろうなと思ったり。
登場人物の中で最後の方になって正体がわかる女性の人物を知って、ホッとしたり。これはひとによるのかな。
最後の展開を見ると、新たな恋が始まると言うことでよいのかな。
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「スマホを落としただけなのに」シリーズの3作目。
会社員の有希は公園でスマホを拾い、落とし主と知り合う。
一方、神奈川県警の桐野は、内閣サイバーセキュリティセンターに出向し、東京オリンピックを標的にしたサイバー攻撃対策を担当する。
面白かった。
サイバー攻撃やスパイなど国家的なスケールの話。
オリンピック開催国はサイバー攻撃の対象となるというが、まさに時期を得た作品。サイバーセキュリテイについては一田和樹の小説と似ていた。
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勝手に「スマホミステリー作家」と呼ばせていただいております。第2弾もスマホを落としたわけじゃなかったですけれど、この第3弾は「スマホを拾っただけなのに」ですね(笑)。
あっちにもこっちにも黒髪の美人。いったい誰が誰なのさと撹乱されてウキウキ。あの人は生きているようだからまだ続編があるのでしょう。
時事ネタだらけで小説としての旬は今。そろそろ長く読み継がれる物語を書きたいなんてことをお思いではないのでしょうか。ま、この路線で書けば当たることは間違いないから続けるか。お節介なことながら作家の心の内を考えてしまう。
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シリーズ3作目。
続編だけで終わるかと思いきや、3作目に突入。
SNSからの個人情報の漏洩がどれだけ恐ろしい犯罪に結びつくかを描いたこのシリーズだが、今作では東京オリンピックを人質としたテロを描く。
2作目から主人公となった桐野と、犯人でありながら、桐野とも変な絆で結ばれた浦井の他に、今作で登場する清掃の派遣会社で働く有希や、政府関係者など様々な視点で描かれるので、物語が飛び飛びで少し読みにくい。
東京オリンピックの中止が決まる前に書かれた内容で、IT大臣の存在など、かなり現実とリンクする部分もあるが、北朝鮮やスパイマスターなど、犯罪内容は規模が大きくなり過ぎて、そもそものこの作品の意味がなくなってしまっている気がする。
スマホを落としただけなのに、スパイにさせられるなんて、ちょっと話が飛びすぎ。
1作目の主人公だった麻美が、再度浦井に狙われるなど、何でもありな感じで、無理やり続けるぐらいならば、もうこのシリーズは終わってもいいと思う。
スパイものが嫌いじゃないから、個人的には面白く読んだけど、ちょっと微妙…
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エンタメ業界の人が書いてるだけあって、衝撃だとか、メディア化した時にどういう描かれ方をするかに重きを置かれている感じがする。面白いけど、面白かったーで終わりって感じ。シリーズを重ねる毎にスケールは大きくなって行くけど、それによってより浦井の小ささが浮き彫りになった感じがする。
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前作までは現代社会に潜む危険、って感じだったのに今作は本格的な警察小説にサイバー要素が融合した作品に仕上がっていた。話題に事欠かないテーマなので次作以降にも期待したい。
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これは映画化難しいんじゃないかと思う。
あの人が実はこの人だったんだ!というところがいくつかあったりして、そこが小説の面白いところかなと。
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漫画を読んでいる感覚で、スラスラと最後まで読めてしまう作品です。
シリーズ物3作品全て読み、映画も見ました。
とても楽しかったです。
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過去2作に続く「スマホを落としただけなのに」シリーズの3作目。今作は東京オリンピックが舞台で、OLの有希がスマホを拾うところからスタート、それを機に周りで不可解なことが起き始める、物語は4視点(海外パート・警察パート・OL(+?)パート・1作目のあの人達のパート)で進行し、ラストに近づくにつれ一つに収斂していき、最後は「謎」を残して終了する(続編はありそう)。過去に生き残ったキャラクターがほぼ全員登場するオールスター的作品。来月(2020年2月)2作目の映画が公開されるが、この作品も映画化されそう。
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三匹目のどじょうはいなかった!
1作目、2作目と立て続けにグイグイ読ませる作品だったが、今回は陳腐。映画化された記念に無理して作って購入してもらおうという魂胆。あえて読むべき価値なし。期待して損をした。
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意外性は沢山あったが、エネルギー、衝撃は回を追うごとに落ちてきてる。 浦井さん、生きてるかなー。 麻美のことが本当に好きなんだな。