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江森三国志という強烈な私説三国志を読んだばかりだったので、周瑜のイメージがかなり違くて驚いた。江森三国志では美丈夫だったが、本作では女顔。主の孫策に肉親的、友人的、親愛的、と複雑な感を寄せる。地名や位置が分かりにくいのは、三国志特有の問題なのかしら。本作だけ読んでいたら「三国志つまんね」で投げていたと思う。危ない、危ない。そこはかとなくどころではなく女性向けの匂いがするが、江森三国志の前では霞む。
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孫策&周瑜の主従関係が割りと好きなので、とりあえず面白かったです。2人の関係性の解釈は、最近となっては珍しいものでは無かったですが、孫策亡き後の周瑜の頑なさは少々女々しいような…。孫権や呉の同僚たち、孔明、玄徳に至るまでの人物にことごとく孫策と比較して否定的で。早くに未亡人になったとはいえ大喬の方が心満たされてるだろうな。こんな描かれ方じゃ小喬は不憫だ~。
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天性の明るさで人々の心を掴む孫策と常に冷静沈着な周瑜を主人公にした物語。一般的な明瞭闊達な周瑜像と違い女性目線で描かれていてかなり嫉妬深い人物像で描かれている。孫策の跡を継いだ孫権に対してもそれ程の忠誠心を持ち合わせておらず常に孫策への想いを胸に秘めている感じがした。作者は男同士の友情を描きたかったらしいのだが男性目線で読んでいると少し違和感を感じる作品だったがこれはこれで飽くことなく読める作品だったので流石だなと思える。散々周瑜の気持ちを弄んで先に逝ってしまうなんて・・最近のBLブームだからこそ今の時代に合った作品です。
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周瑜を主人公とした小説である。女性のような美貌の持ち主として描かれる。なかなかいい。ただ孫策も美男で相思相愛というのはどうなのか。しかも敬語が丁寧すぎて違和感あり。ストーリーは史実なのでどうということはない。
劉備、諸葛亮を嫌って、貶す。これは素晴らしい。史実としてもこちらが近いのではないか。
冒頭の地図がおかしい。会稽が杭州の北にある。赤壁、江陵が長江沿いにない。本文は呉都、秣陵なのに、蘇州、南京と表記。知らない人には役に立たない地図だ。