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経済の主役はフィジカルではなく、インタンジブルの時代になった。もはや経済は既存のGDPでは測れなくなっている。デジタル技術の進歩は、経済的格差の拡大を生んだ。富の再分配が上手くいかず格差が拡がれば、経済だけでなく社会の安定をも損なうリスクが膨らむ。政府は有効な政策を打ち出せるのか。
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刻々と変化する時代の中でデジタル技術により経済の捉え方も変化している。
本書はグラフとインタービューを多用し、多角的に分析し問題点を抽出している。
この変化を政府企業個人がいやでも認識し行動する必要があるだろう。
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富の源泉が有形資産から、データやアイデアなどの無形資産へと移り、情報を支配する巨大企業に富が集中するようになった。
このネオエコノミーをどう乗り越えるべきかを説く
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◯目に見えない豊かさがGDPの外側に広がる。(84p)
◯これからの経済は人という単位で動く。(139p)
◯革新的な組織には自由闊達に議論できる伝統がある。新たな人材を受け入れながら、その伝統を継続するのが重要だ。(160p)
★デジタル経済。無形資産。モノからコトへの変化。GDPで測れない価値。低温経済。新たな評価指標は何か。
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無形資産への傾斜によりGDPによる評価が機能しなくなってきた(かも)。
可処分時間やらタイムユースやら新しい尺度を模索してはいるものの、豊かさや成長を測れなくなった測る必要がなくなる、それこそが第四次産業革命のパラダイムシフトなんじゃないだろうか。社会的な勝ち負けや貧富の差という概念も、本来的には不要なわけだから。
そこまで進めるのはさすがに暴論か。
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面白かった。沢山の人のインタビューが載ってる。無形資産が富を生む。GDPで捕捉できない経済活動の増加。
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シェアリングビジネスや無料でのビジネス、マッチングサービスなど今までになかった新しいビジネスが次々に生まれるネオエコノミーについてまとめた一冊。
MaasやVRなどデジタル化が加速する中で今の世界の現状を本書で知ることができました。
モノの所有や定価という概念がなくなり、経済の停滞が鮮明化してくる中で無形資産がますます重要視されていることやその中からGAFAが台頭していることを感じました。
あとネオエコノミーによって今までにない概念も生まれてきており、その恩恵を受けている方を臓器提供の現場から知ることもできました。
今までGDPで見ていた経済成長も頭打ちとなり、新しい見方が必要になっているとも感じました。
無料でのサービスが増え、モノを取得したり所有することで幸福を得るという価値観も変わりつつあ流ことを本書を読んで感じました。
そして、この2020年代が新しい時代で変容した価値観が定着するまでの転換点にあると感じさせられた一冊でした。
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デジタル技術の急速な発展により、見かけ上は無料で提供されるサービスだらけになったことで「価格」の概念が崩れてしまった新しい経済(本書では「ネオエコノミー」と表現)ついて、様々な有識者の意見を基に構成された一冊。国家の富を表す国内総生産(GDP)にも異変が起き、有形資産よりも無形資産の割合が多くなってきたことで(主要企業も無形資産の割合が増えてきている)、実体が掴めず正確にGDPが出せない状況となっている現代、GDPに変わる新たな指標はどうなるのか? など考えさせられる内容が多かった。
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MaaSやマッチングサービスなど、世界の経済の中心となりつつある無形資産の現状を解説している1冊。実際に起こっている事例を紹介しながらも、世界の現状、そして世界各国と比べた時の日本の強みや弱みも説明されている。
どの分野においても、テクノロジーによって変化する生活に、旧体制を前提とした制度や仕組みが追いついていないことが問題点として上がっていた。サービスとしては聞いたことがあったり、知っているものが多く、生活の中で浸透しているけれども、定義から外れているために実際に経済状況を正確に把握できていない状況を考えると、今の経済状況と旧体制の仕組みをどうフィットさせていくのかが大きい課題だと思った。
事例と各分野のキーパーソンのインタビュー、経済理論の説明がバランスよく入っていて、全体的にすごくわかりやすかった。今の時代の経済を知る入門書にはぴったりだと思う。
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大量雇用で経済全体の生産性を上げ、その果実を賃金上昇の形で行き渡らせてきた工業化社会。富の源泉がモノから情報や知識へと移り、人々が豊かさを手にする方程式も狂い始めた。
経済指標となるGDPもその限界を迎えている。国力を測る取組は17世紀の英国でスタート。かねてより専業主婦の家事労働が計上されないなどの欠点が指摘されていたが、モノの生産量の指標に過ぎないGDPは、無料の情報のやり取りが主となる時代に機能不全に陥っている。もはや橋や鉄道が進化していく時代ではない。コミュニケーションや情報のやり取りが容易になっていく時代。富をどう活用し、コミュニケーションをどう幸福に変えていくかが問われている。
さまざまな専門家の証言から、新しい指標の開発や経済理論の可能性が語られるが、例えばECI(経済複雑性指標)という、モノの量ではなく、モノを生み出すための能力の指標が紹介されていた。
また、面白かったのは日本のように工業生産が得意な国は階層的な組織を持ちやすいという話。完璧で良いモノを作るには何重にもチェックできる体制が向いているが、優れたソフトウェアを生み出すのは次々と試作や改良を繰り返す柔軟な組織。まずは動くモノを作り、改良していく。そうした働き方、社会の作り方が我々にできるのだろうか。
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1.次の経済はAI中心だろうと思いながら、タイトルを見て世界の状況と自分の答えを照らし合わせたいと思い、購入しました。
2.有形資産よりも無形資産が価値を示す時代となり、投資額が急激に伸びる時代となりました。また、それに伴い有形資産で示されていた経済成長率、GDPなどの指標だけでは測れない時代となりました。インターネットでは無料のサービスが普及し、価格に反映されてこないからです。このような急激な変化を迎えた時代をどうとらえているのか、世界最先端の研究者、ビジネスマンが語っていくことが本書の目的です。
3.無形資産というより「データ」に対する価値が爆発的に上がったように思えた内容でした。また、速すぎる変化に政治が追い付かず、既得権益でも守れないという状況に追い込まれました。その結果、守られてた企業は今とても苦しい思いをしています。私の意見としては「楽してきたから当たり前やん」と思ってしまうことがあります。ただ、現場やトップで頑張っている人は一定数いますので、その人たちが腐ることなく、頑張らなければならないと強く感じました。
では、頑張るためにはどうしたらよいのか、それは、データリテラシーを強化することだと思います。普段何気なく使っているスマホもデータの塊ですし、様々な形で私たちのデータを活用されています。私自身、ITについては全くの素人ですので、データ・ITという分野についてもう少し勉強してみようと思いました。
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・感想
これまでのモノを売れば売るほど豊かになる経済から無形資産がありふれて、無料だけどそれだけでも大きな価値になり得る情報が増えてきている現代社会についてわかりやすくまとめた書籍。
情報こそ武器になるをキーワードに最新トレンド、考え方を常に改めて日々の情報に触れようと思いました。
・Todo
経済の実情に沿って物価目標を下げて、無形資産、スマホの利用時間、無料アプリの利用時間などの価値を計測する。
自分時間についても無駄な時間を過ごさないようにする。
投資対効果、自分に有意義な時間となっているかを常に考えて動く。
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☆多数の人の理論を紹介・短いのでもの足りなさあり→引っかかったらネット、著書に当たる事 GDPでは的確に分析できなくなった世界 モノづくりから無形資産へ
LINE→無料だが、価値は1人300万/年・1,200人アンケートで調べた・金堂茉倫さん卒論→お得だがGDPは減る→真の姿をどう測るか?
使ってない車のシェアリング、人の行動分析した自販機、カフェに衣類を送り試着できるアパレル(在庫を持たない事はメリット有り)
信用できる人だけ入れる保険
AR・VRの市場は今後急拡大(旅行、寝たきりでも旅行可、飛行機の目視点検も室内で可能)
ダイナミックプライシング(レストラン)→価格変動で利益最大化 予約が取れない→値段が安いから・マッチングのミス
低温経済→デジタル化がインフレを抑え込む
医療アプリ 医詞/いことば 難しい医療用語をパソコン入力しやすくしたもの
無形資産 目減りが早い・1年で20%↓ 有形資産は4%↓
人材を無形資産 2019年アップルでデザイナーの退任・株価1%下落・そいつには1兆円の価値があった☆誤った考え・株下落の要因は複合的・ワイドショー記事で「1兆円の男」で騒ぐネタになるだけ
無形資産のリスク 2015年自動運転の車、ハッキングされて事故→メーカーはリコール
モノや情報がネットで繋がる社会は価値も一瞬で消える恐れがある☆エバーノートへ投資して財務状況を知っておきたいR041226Mon
マッチング 腎臓交換(活気ある低成長・医療費も安くなるが全員の幸福度はアップ) 幸せな生活を送れる事はGDPへは反映されず
デジタル分業 フィリピンでアメリカからネットで仕事依頼
デジタル化→多数の人が仕事を変え、新しいスキルの習得が必要(社会の不安定化にはなる) 現状の教育システムは若い時に訓練したスキルを一生使うという考え・今後は5~10年で新しいスキルの習得必要
大気の可視化(中国で人気のアプリ)
お店で注文、レジ係、調理係…の店舗運営 今は、スマホで注文、支払いも人手なし(レジ係のような仲介者は不要)
20年後もメイド、美容師、ネイリストはロボットに置き換え不可→彼らは仲介者ではなくサービスの担い手だから
500人の生徒・1クラス50人に分けて10人の先生→○1人の優秀な先生 ネットで簡単にできる
先進国の多くはインフレ目標達成できない☆2020年5月の本→現在の世界中での物価高R041226
会津若松市人口12万 アクセンチュア・400人の技術者 公用車データ公開→除雪の状況
コンコルドが無くなったのは住民が騒音を嫌がったから・政策をやらせない理由はいくらでもある☆仕事への向き合い方を考える事
外国の○○教授へ「日本の生産性向上方法は?」→小規模農家を守る施策が生産性低下、小規模農家が都市に出て労働力として加わるべき…☆この人が日本研究の専門家なのか不明・他の人と並列して紹介されるとこの本の意見の1つと勘違いする!
日銀金融研究所関根所長 少子高齢化・高齢者の生物学的な年齢は若くなっている(元気な高齢者多い)→働き口のマッチング��できれば芸剤的に○ 日銀の調査月例にフィリップス曲線を用いたのは1975年(50年前はそれなしでやっていた) 金融政策はその時点の最適なフレームワークでやるべき