紙の本
北方ワールド
2001/12/13 21:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きんぴら - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ三国志といえど、こうも違うのかと驚かされる。手垢にまみれたはずの物語を、北方謙三は新しく調理したのだ。
様々に蠢く陰謀の中、精一杯に生きる武将達の姿は見ているだけで胸が熱くなる。何と言っても劉備が良い。善人で徳の人と言うイメージからは遠く離れてしまうが、生きている。その息づかいが感じられる。
どことなく慎重な曹操にも共感できるし、呂布の悲しさが胸に突き刺さる。これは徹底したリアリズムの世界である。
紙の本
読みやすいです
2015/08/23 18:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケロケロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉川英治さんの三国志を20代に読みましたが、その時より、読みやすかったです。北方さんの書き方、私の年齢など、タイミングもあると思います。
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面白い!
2014/02/04 11:45
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投稿者:笑う門ふう - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前に別の作者で読んだ時は、正直とても苦痛で、でも読まなきゃ!名作と言われてるし…。と思いながら必死で読んだ感があるのですが、
さすが北方さん!もう最初の10頁で面白い。面白い!
むさぼり読んでおります。
今後も期待!!
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桃園の誓い、貂蝉のエピソード、于吉仙人等、演技で書かれる部分はないので、陳寿三国志・演義を読んでからだと違和感が拭えないかもしれません。
それでも、冒頭の「草原が燃えていた。」から、スムーズに物語に入れる。
作者の好みか、呂布、張飛、馬超あたりが格好良くかかれている。
戦闘描写も素晴らしい。
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三国志関連の書物は多々あれど、断トツ第1位の北方三国志。熱すぎる!!「志」という言葉にぐっときます。関羽など豪傑達が死ぬシーンは何度読んでも泣ける。男なら読むしかないでしょ!!
また、横山三国志では「強いけどバカ」的な扱いだった呂布がかなり格好良く描かれている。「うぐぐ」とあっけなく暗殺されてた張飛の死に様も北方謙三にかかれば超かっこいい。
電車の中で読んでて泣くのをこらえること多々。
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『北方三国志』って有名ですよね。
ソレです。
北方三国志のこの第三巻は、一番感動する。呂布が死んじゃって赤兎馬があ〜〜ってコトになります…。もぅ涙々…。
三国志好きな方は、結構多いと思います。私が、三国志にハマったのは、ゲームの「真・三国無双シリーズ」がきっかけでした。そして、最近三国志好きになった友達もゲームがきっかけだったらしいです。とっかかりはどうあれ、三国志はオモシロイ。かなり、マニアになってると思います。
三国志小説と言えば、北方謙三。三国志マンガと言えば、横山光輝って感じがします。
今、コンビニで横山三国志のマンガを月一で売ってるんですが(もちろん買ってます)小説と、大分違うなぁ、と思う所がいくつかあります。三国志は、正確には 「正史」と「演義」があって、前者は年表の様に事実だけを書き記したもの、後者はいわゆる物語的なもの。ウソっこな部分も含まれます。
一般的に「三国志」と呼ばれるものは「三国志演義」の事です。演義は物語なので書く人によって、かなり内容が変わっています。話の流れは大体同じなのですが細かい所、例えば主な登場人物の性格の描写、サブキャラとの人間関係、実在していない人間(貂蝉とか)が出てくるかどうか、など書き手によって大分内容が違ってきます。だから、何冊かの三国志本を読んでみるとかなり面白いです。個人的には、北方三国志が一番好き。呂布が好きなのですが彼にまつわるハナシが感動モノでした。呂布についてのエピソードだけでなく、他の登場人物の描写もすごく面白くてかなりハマりました。友達に「北方三国志が一番いい」と進められて買ったのですが、一番でした。今まで読んできたのも、よかったのですが北方三国志が一番有名な理由がわかった気がしました。
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武将達の生き様のカッコいいこと!とにかくのめりこんで読んでしまう作品です。人物、状況、全ての描写に興奮します。
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全13巻。でももっと読みたかった!登場人物全員の生き様に泣く!新感覚三国志!!お、男らしい・・・・。
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私は吉川三国志の方が好きである。
三国志に何を求めているかによって評価が分かれるのではないかと思う。
三国志の良さには、神がかった感じがあると思う。個人的に。
そういう意味でなんとなくこの三国志は好きになりきれなかった。まだ一巻しか読んでなくて二巻も持っているけど、ごめんなさい。
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横山三国志から始まって次はこれ。登場人物のイメージは書く人によって全く違うのだなぁ。スーパー軍師の諸葛亮孔明は天才でありながら人として悩んだり、人間らしく描かれているのが意外。呂布・張衛・馬超などの人物がとても印象的だった。あとは女性の視点からもところどころ読めるのがなんとなくうれしい。
やはり長い話なだけにいずれの人物も中途半端になりがちで少し残念な気が。さまざまな人物のそれぞれの視点から掘り下げるように描かれているためよけいにそれを感じてしまう。あれ?いつの間にあの武将死んじゃったの?とか。
一巻ずつが短くて読みやすいのはいいのだけど。
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呉軍師にとって三国志と云えばコレ!おもしろい巻とそうでない巻があるけど(笑)呂布あたりはほんとおもしろかった
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別冊含む全14巻。初めて「三国志」を読む人でも楽しめるシリーズだと思います。
登場人物が皆強く、そして人間味があって非常に魅力的!ぐいぐい引きこまれ読むのに集中しすぎて疲れてしまうくらい・・・こんな小説、久し振りでした!
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女性の人生が切なくて寂しいけれど男性の生き様が物凄く格好いい。曹操・劉備・呂布の圧倒的存在と言ったら。
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全13巻。私の愛読書(バイブル)どこまでも男くさい作品。人によって評価が分かれる作家さんだと思いますが、ストーリーそのものよりも、それぞれの人物を魅力的に生き生きと描いた秀作。
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とにかく格好いい呂布がみたい方におすすめしたい。
おまえは夏に弱いから気をつけろと言われた夏侯惇将軍が結構影が薄かったりするのがすごいところ。