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自由を愛してるのだけれど安住の地を求めているという矛盾した精神を持つ女ホリーを描いた物語。彼女が魅力的なのがまた問題である。フィクションの登場人物に入れこむことはない私だが、このホリーというキャラクターについてはとても好きで、人生のいろいろな場面で彼女について考える。傑作だと思う。
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表題作よりも『クリスマスの思い出』という作品はなんども読み返しているほどの名作
子供時代を思い出して切なくなる
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初めてカポーティ読んだ。原書は絶対読めないけど、翻訳ってどうしても苦手って思ってたら、村上春樹の対訳だったので。
すごく好きと思った。ティファニーも素敵だったけど、ほかの短編も、全部。なにかしら奔放な、色鮮やかなものに対する憧れを抱かせる仕掛けになっていて、自分てつまんないなーと思わせるような。これぞ小説のチカラとわたしは思う。
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2008年12月11日読了。
映画も見たことないんですが、小説から入ってみました。
読んでて、ホリーのイメージがまったくオードリーとかぶってこないんですが・・・。
読んでて悲しいお話でした。
最後の猫のエピソードがすべてを語ってたって感じです。
同時収録の短編「クリスマスの思い出」がなんだかとても心に残ったかも。
まるで自分の思い出でもあるかのような、懐かしい感じがありました。
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映画があまりにも有名なので、読み進めていく中で脳裏にオードリー・ヘップバーンがちらつく。
近年でこそ天真爛漫で奔放なキャラクターは愛されるキャラクターとして定着しているが、当時この作品が掲載拒否を食らったことから察するにホリー・ゴライトリーの登場はセンセーショナルなものだったに違いない。
綺麗な思い出の続きを見たい、けど積極的に探しに行くことができないって気持ちはすごくわかる。もちろんそういうジレンマは、思い出を掘り出すことへの恐れから出てくるし、思い出のままで満足している自分がいるからこそ出てくるものなんだけど。たまに、思いだされる綺麗な思い出ほど鮮やかなものってやっぱりない。
よく評価が二分する村上春樹だけど、訳者としてならすごく好きになれそう。
―あなたがくれた聖クリストフォロスのメダルを見つけておいて。旅行にはそれが必要だから―
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以前読んだものよりも主人公が若い印象でした。というかまったく村上春樹の小説にあらわれる主人公です。話し方が。
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言わずとしれた名作を村上春樹の訳で
映画嫌いの俺でも映画見たような気がする名作だが
記憶の中の映画とはちょっと違う
読ませる本ではあるが
村上春樹訳にそこまで合う内容ではなかったかなぁ
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春樹訳。
「リッチな有名人になりたくないってわけじゃないんだよ。私としてもいちおうそのへんを目指しているし、いつかそれにもとりかかるつもりでいる。でももしそうなっても、私はなおかつ自分のエゴをしっかり引き連れていたいわけ。いつの日か目覚めて、ティファニーで朝ごはんを食べるときにも、この自分のままでいたいの」
イノセンスの中に生きようとする人達とその行く末。
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春樹訳。
「リッチな有名人になりたくないってわけじゃないんだよ。私としてもいちおうそのへんを目指しているし、いつかそれにもとりかかるつもりでいる。でももしそうなっても、私はなおかつ自分のエゴをしっかり引き連れていたいわけ。いつの日か目覚めて、ティファニーで朝ごはんを食べるときにも、この自分のままでいたいの」
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村上春樹が翻訳を手がけたせいもあるのだろうが、物語のストーリーといい、その背景に漂う雰囲気といい、まるで村上春樹の初期の作品そのもの。
ホリー(ヒロイン)の人間性や性格も、村上春樹の作品に出てきそうなタイプで、村上春樹がこの作品から多大なる影響を受けたことは想像に難くない。実際に訳者あとがきでもそう述べていたと思う。
個人的には、ホリーとある人物の再開後のシーン(本書P.113〜117)が圧巻。
こういう寂寥感漂う小説、好きですね。
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有名すぎるから読んでみたかった。
これ映画で観るだけのがいいかも…いや観たことないんだけど。
思った以上にまったりで、あんまり面白くなかった。春樹訳だから?残りの2話どうしよう…
とりあえずあとがきは読んでみるか。
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ホリーが凄く魅力的。醸しだしている雰囲気が良い。「ティファニーで朝食を」以外の短編を含め、結構過激な表現や展開が多くてびっくりした。
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はからずも映画のパッケージすら覚えてなかったので,
僕のホリーはオードリーより断然かわいいっす.おほほん
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村上春樹訳。名作。映画はまだ見てないんだけど、小説で満足してしまった感があるな・・・。
思い出ってのは、単純な過去とか記憶とは違うんだな〜と思わせる話。
でもそれがいいものとは限らないよね。無理にでも一緒になってしまったらいいのに、と思った。
感情移入しちまって、自分だったらって話になってしまうが、ホリーが去ったあと辛すぎると思うんだよな。作中で直接語られないし、猫のエピソードで綺麗にまとめられているけど、本当の所は後悔の激情が大変なことになっていたんじゃなかろうか。
読んでてひどく切なかった。
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映画はまだ観た事がない。
でも、どうしてもオードリー・ヘプバーンの顔が浮かんでしまう。
それが、とても残念。だって、全然違う。イメージと。
卑猥な発言等があっても、なんだか清々していて、爽やかで気持ちがよかった。
他の短編もとてもよい。私の会った事がない人間に出会えた。
村上春樹訳ってのが、またいいのです。文体が好きなので。