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「喪に服す電気石」
大嫌いだからこそ売りに。
彼の言葉の何処までが本心だったのかは本人にしか分からないが、幻想の中での出来事を見る限り納得はいかないな。
何もかも分からないが、折角繋がった彼と石精の縁が切れてないことを祈るばかりだな。
「方解石の憂鬱」
自分に重ねた存在だから。
平凡で目立たない日々に憧れる人もいれば、少しでも誰かの記憶に残る様な程度でいいから目立ちたい人もいるのだな。
自分という人間が居た事を少しでも知っている人すら居なくて、誰の記憶に残らない事程辛い事はないだろうな。
「石の中の庭園」
嘘でも縋り付きたい想い。
残酷な現実を日々見ていたら、普段なら何も感じないであろう嘘の様な言葉にも惹かれてしまうのだろうな。
自らの心まで壊れてしまいそうなほど悩んでいるなら、逃げ出すことも一つの自己防衛だろうな。
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第一話 喪に服す電気石
第二話 方解石の憂鬱
第三話 石の中の庭園
石精の言葉を聞いているとそこらに転がっている石にも意思がある気がしてしまう。万物に神が宿っている気持ちになるのかもしれない。数多の意思に見守られているのも悪くない。
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個性がない特徴がない、目立たないと悲観的な思いに囚われる影山くんとありふれた鉱物の方解石、手術を控えている恋人を心配しパワーストーンにすがろうとした小岩さんとガーデンクォーツ。こちらもハッとしてしまう話でした。そして父の遺品である鉱物を嫌悪し売り払おうとする天音さんとエルバイト。嫌悪しながらも鉱物に関する知識が豊富で詐欺紛いな物を売り付ける販売者に喧嘩を売るという謎が多い。この天音さんの話がどう終わるのかとても気になる
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樹君はいい子だな。相手の気持ちに寄り添える。
相手の事情に踏み込んでお節介だと思う人がいるかもしれないけど、踏み込んだことによって心が救われた人がいる。
ガーデンクオーツはまるで色んな場所の四季を閉じ込めた様で綺麗で見ていて飽きない。