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「あぁ、俺はなんてバカなんだ」「またあいつはそんなバカなこと言ってんのか」
自分も日常で結構頻発してしまっている「バカ」とは何なのか、20人以上の学者、著名人が大まじめに定義しようとしたり、分析、考察している。
中には直接「バカ」に言及していないインタビュー対談などもあるが、心理学や近年の脳科学ブームも敏感にとらえて、実に様々な視点から研究されていてとても面白い。
人間観察や対人スキルから、ネット社会での生き方、自己変容など、いろいろな応用がきく知見満載の秀作。
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とても面白かった❗️24人の超一流科学者、心理学者、元ジャーナリストのそれぞれの【バカ】に対する個性的な知見が特に興味深かった。しかも読みやすい構成で一気に読めました
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「バカ」の定義は沢山あり、解釈の仕方は人それぞれ違う。感情的に行動せず、自分自身を客観的に評価する。誰しもバカになる要素を持つ事を理解、享受すること。
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バカという身近なテーマに対し、碩学らの辛辣な
意見が、楽しくまとめられている。
バカっぽい感想としては「みんなバカ。自覚して、気をつけて進め!」。
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バカって言葉がこんなに散りばめられている本は未だかつて見たことない笑
それぞれの章、それぞれの人物が別々のテーマで「バカ」について論じているけれど、一貫して言えるのが、知識や知性のあるなしとバカであるということは関係ないということ。逆に言うと、誰でもバカになりうるということだ。
各テーマで、システム1とシステム2の思考スピードの違いが描かれているが、いま自分がどちらのフェーズで判断しようとしているか、また決めたことをどちらのフェーズで決めたのか、きちんと振り返ることが、もしかするとバカになることを防ぐ手段なのかもしれない。
この本に書いてあることが全く当てはまらない人なんていないと思うし自分もそうなので、自戒していきたい。
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「バカ」について、23人の識者が論じた書。
・どうして世の中にはバカがたくさんいるのか。
①人間にはネガティビティ・バイアスがあるため。
②人間は根本的な帰属の誤り(=他人の行動を判断するのにその人の気質や性格を重視しすぎること)に陥りやすいから。(セルジュ・シコッティ)
・知性にはアルゴリズム的知性と合理的知性がある。
アルゴリズム的知性があっても、合理的知性を持ち合わせず「バカ」をする例は多い。
・バカとクリエイティビティは1枚のコインの裏表のようなもの。敷かれたレールから外れることが共通している。(イヴ=アレクサンドル・タルマン)
・「バカ」とは、ルネ・ ザゾの調査によれば「感情面での事前にかけ、自己中心的な態度で他人の気分を踏みにじり、自分自身について大きな勘違いをしている人物人物」と言える。(ジャン・コトロー)←そうだよね!そういう人!ホントうんざりする。
・SNSの①生活のスペクタクル化、②なんでも裁きたがる傾向、③有名になりたいと言う欲求、という3つの特徴は〈悪意の先験的条件〉であるのと同様に、〈バカの先験的条件〉と言えるかもしれない。(フランソワ・ジョスト)
・多くの大人、特にバカは、自分のことしか考えない。でも子どもはそうではない。むしろ子どもの真似をすることがバカの良い治療になるのではないか。(アリソン・ゴプニック)
・私たちは夢の中で「社会性のないバカ」や「失敗ばかりするバカ」、「騙されやすいバカ」になる。
・夢の中で拍子もないことが起きるのは、脳の一部が損傷することで起きる脳神経機能障害の症状と酷似している。
・トーレ・ニールセンは、夢の役割の1つとして不安やトラウマを引き起こすネガティブな記憶の断片を、ニュートラルな状況と組み合わせながら再現することで、その記憶の持つイメージを和らげることを挙げている。記憶の中のネガティブな感情を分析し、取り除いて重要な情報だけを保管する作業をしている。(デルフィーヌ・ウディエット)
などなど、とても面白い。
なによりも「バカ」と言う単語がめちゃくちゃたくさん出てくることに笑ってしまう。
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『なぜあんな「バカ」なことを』という場合の「バカ」について、色々な人が意見を述べています
無知なのか?感情のコントロールができないのか?認知バイアスなのか?パーソナリティー障害なのか?その原因は様々なようです
「バカ」は自分をバカと認識しないらしいので、何でこんなにバカなことをする人が世の中多くなったんだろう、と自分を抜きに考える人は要注意です!
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「バカ」はla connerieで、bullshitの意味らしい。各種の認知バイアスとかの話をインタビューでわかりやすくやるってやつ。読みやすいのでよいだろう。
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メモ→ https://twitter.com/lumciningnbdurw/status/1346927596630544384?s=21
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謙虚さが必要ということ。それと、フェイクニュースが氾濫する中で、真実を見極めるスキルを養うこと。でも、これは研究なの?バカな人を事例を挙げながら、分類、定義しているのでは。
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「バカ」をキーワードに様々な研究者が論評している。インタビュー形式もあり。
「バカ」な人のこととか、「バカ」な判断のこととかいろんな「バカ」があります。
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適切なコミュニケーションが取れない人が「バカ」と見なされる傾向にあるらしい。社会的生物である以上、IQの高さや知識よりも、周囲と折り合って生きる能力が優先されるのだろう。「自分はバカだなあ」と笑い、反省しながら読むのが一番。
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なかなかに衝撃的なタイトル。
思うところがあり読んでみましたが、結論は『バカに関わるな』ということでした。
自分を省みるために、また読み直したいです。
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読み始めて序盤の感想、
1. 日本語でも「バカ」という言葉の受取り方は様々。どれだけ微妙な内容を理解できるのか。
2. バカと言ってるあなたもバカだ、バカが溢れている、などとネガティブ感にうんざりするパートがある。
だったが、心理学の視点や、どうして人はバカをやるのか、など、興味深いと感じるパートも多かった。
フェイクニュースによる情報操作が、いかに容易いか、SNSで見られるバカな行動とその理由は、というパートもある。
人の脳は2つのシステムで思考と情報処理を行っている、という「ファスト&スロー」の著者のパートが面白い。システム1が無意識にスピーディーに、システム2は論理的にじっくり思考する。
認知バイアス、優劣の錯覚、自分だけは大丈夫という楽観バイアス、因果と相関の混同、起こった事象に意味を見出そうとする人間の習性、確証バイアス、自己中心性バイアス、自尊心、虚栄心、人間は複雑な生物だと認識させられる。
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ずっと積読になっていた本。読めてスッキリした。タイトルよりもずっと奥深い本だったな。トランプ大統領を念頭に考えている人が多いのはちょっと笑えた。バカになるのは簡単。自分もすぐにバカになる。時代に関係なくバカはいるし、バカな人が偉くなることもある。大切なのは、どう考えてどう行動するか。バカにならないように慎重なったり、行動しないことはおバカさん。なかなか面白かった。