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連作短編集・・・というか長編・・・みたいな感じ(笑)
人形シリーズ第三弾!!
今回は、連作短編のような話だから、「一冊で二度、三度・・・おいしい!!」って感じでした♪初めて鞠夫が登場した日のことも知れたし、不器用な二人もかなり進展したし、トリックもそこ×2楽しめたし・・・妙味がぎっしりと凝縮されてて最高でした★
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腹話術師の朝永と人形の鞠夫、保育士の妹尾睦月の物語。
ラスト近くは読んでるこっちがこっ恥ずかしかったぜ…!(笑
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人形探偵シリーズ第四弾。
個人的にシリーズ最高作。
なぜか?
それは第一弾から読み進めてきた者しか解らない感情でしょう。
とにかくHAPPYになること請け合いのシリーズです。
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腹話術探偵シリーズ第3弾。
探偵は人形であり,腹話術師は二重人格。
そして,その恋人の幼稚園教諭。
連続放火事件に挑むが,腹話術師に恋のライバルが現れ…。
短編を含んだ長編といった作品。副題は「おむつの夏休み」。
ミステリーと言うより,キャラが際立つ。読みやすく笑える。
人形の人格が生まれたエピソードも描かれており,楽しめる。
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人形の「鞠夫」の推理、設定などなかなか面白く、トリックもなかなか!
続編は出ないようだけれど、前のシリーズを読んでみたいと思う。
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鞠小路鞠夫シリーズ
同僚の先生の結婚式で知り合った関口に好意をもたれたおむつ。積極的にデートに誘う関口。久しぶりにあった朝永の口から語られる鞠夫の誕生秘話。大学卒業後の友人・波多野と恋人にまつわる事件。風呂場で死んだ恋人の死因を不審に感じた朝永。ドライヤーとブレーカーの秘密。小田切警部の相談。近所で起きる連続放火事件。おむつにかかってくる関口の母親を名乗る女性からの電話。
1998年10月3日購入
1998年11月8日初読
2011年12月6日再読
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今回は、連続放火事件を中心にしながら、複数の事件を混ぜた短編集を長編小説にしたという感じの形になっています。(アガサ・クリスティーのように主題の事件とは別に事件がおきていてそれがあるためにより複雑化して見える)
各伏線もしっかりと張られており、いつものユーモアもありたいへん面白かったです
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同僚の結婚式で、睦月は関口という男と出会う。何故か彼に好意をよせられた睦月は、ずるずるとそれに付き合うことに。一方、連続放火事件を解決してほしいと小田切警部から請われ、鞠夫たちは調査に乗り出す。
鞠夫誕生のエピソードも明らかになる、人形探偵シリーズ三作目。
* * *
ついに睦月と朝永が結ばれるわけです。一応放火事件の推理などがありますが、メインはふたりの関係がどのように変わるかです。我孫子さんもそれを認識しているような気がします。
大団円、のはずなのですが、睦月の中にもやもやが残る終わりとなっているので、読み終わると「ここで終わり?!」となりました。
甘酸っぱい話でした。
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お久しぶりです。妹尾睦月です。今回は、私の住む街で起きた連続放火事件に腹話術師の朝永さんと人形の鞠夫が果敢に挑戦します。その最中、なんと私に言い寄ってくる好青年が現れて、もう大変。と、とにかくときめいて、そしてちょっぴり切ないひと夏の出来事の御報告です
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お久しぶりです。妹尾睦月です。今回は、私の住む街で起きた連続放火事件に腹話術師の朝永さんと人形の鞠夫が果敢に挑戦します。その最中、なんと私に言い寄ってくる好青年が現れて、もう大変。と、とにかくときめいて、そしてちょっぴり切ないひと夏の出来事の御報告です。
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人形探偵シリーズ第3弾。
なかなか前進しない腹話術師の朝永さんと、オムツの仲。
そんな中、オムツに猛烈アプローチしてくるイケメン関口。
一方、朝永さんのところに通い続ける腹話術仲間の遥さん。
電気屋放火事件に連続放火事件。更には鞠夫が誕生する
きっかけになった事件に、イケメン関口の母親と思われる女からの
猛烈な抗議電話。ミステリ色は薄いですが、切なくてドキドキして
忙しくて楽しい1冊でした。
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「人形はこたつで推理する」「人形は遠足で推理する」に続いての人形シリーズ3作目。
妹尾睦月と腹話術師の朝永さんの住む町では、最近、放火事件が多発していた。といってもおおっぴらに新聞記事になってるようなものではなかった。以前の事件でなにかと顔見知りになってしまった小田切警部が、朝永さんのところに相談に来たから知ったことだ。…正確にいうならば、「鞠夫に」相談にきたのである。朝永さんの操る人形であり、彼のもうひとつの人格であるところの「鞠夫」に。
警部の話によれば、つい先日に電器屋で火事が起きたのだが火事の原因がまったくつかめないらしい。火の気がない電気屋の自宅玄関先からの出火…しかも、ご丁寧にも鍵の懸かった玄関先…密室殺人ならぬ密室放火…?
でも話を聞きながら、睦月はどうにも頭からある疑問が離れなかった。火事当日にその現場近くへ「行かなかった」と嘘をついたかもしれない人物が思い浮かんでしまったからだ。しかも、その人物が最近強引に言い寄ってくる男性ときたものだから…心の中はもうこんがらがって大変!
そんなこんなをしている内に、今度は警察宛に放火の予告状らしいものが送られてきて…。
作者サマによればこの作品は「短編の面白さを兼ね備えた長編」なんだそうです。でも、第2章の「鞠夫誕生秘話」は確かにそれだけでも読めますけど、他のは各章単品だと…ミステリというより恋愛小説みたいです(笑) いや、長編としてもすっごく恋愛小説ですけどね!もうねもうね!ホントに第6章の最後の一文は下手な恋愛小説よりも照れますヨ!
本当に、なんで我孫子さんはこんなに揺れる乙女心が書けるのか…不思議でなりません。
ミステリとしても、気付かないところに伏線があったりして、それをキッチリと収束してくれるところがさすがは我孫子さんです。文体に惑わされてはいけませんよー。しっかりミステリしてますからね!
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―――そして、哀しいかな。そういう日本で育ったわたしはやはり、夢を追う人の支えになってあげたいとも思うのだ。女は一生、男の人の後ろを歩いて背中を見ていろ―きっと、そういうふうに育てられてきたのだ。せめて女に出来るのは、見ていて飽きない、見がいのある背中を選ぶことくらいだ―――(p21
幼稚園に勤める妹尾睦月(通称おむつ)と腹話術師の朝永嘉夫。彼の操る人形であり、
頭脳明晰な名探偵、鞠小路鞠夫が日常?に起こる様々な事件をユーモアに解決していく…
すっごくラブコメです!!こっぱずかしさを思いっきり楽しめる人にオススメなミステリ。
特にこの『人形は眠れない』のp209以降はテレずには読めないと思います(笑)
3巻で完結かと思いきや『人形はライブハウスで推理する』が発売していてビックリ!!
(いつの間に!?)漫画化もしています(作者は河内美加さんですね、こちらもオススメ!)
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見ていて飽きない、見がいのある背中を探さなければ
2巻をとばして読んでいるらしい。
「殺戮にいたる病」が気持ち悪くて一休みに明るいのが読みたくて読み始めたら同じ我孫子武丸。祟りかもしれない。
少し「殺戮にいたる病」ネタ入り。同時に読んでいるから気のせいかもしれない。
おむつの考えが普通かもしれないが怖い。
自殺してくれて良かった。とか、
恋人がいるのにデートする。とか、
二重人格者を一刀両断。など。
あっさり他人の傷つく事を言う人だ。下品な物言いじゃない方の口がきたないタイプの人だ(お話しなのに入り込み過ぎ)
第一章 二次会にて
第二章 鞠夫誕生秘話
第三章 ドライブ
第四章 放火魔
第五章 予告状
第六章 密室
第七章 夜の冒険者たち
エピローグ
あとがき
文庫版あとがき
解説…河内実加(漫画家)
マンガになってたんや( ゚д゚)
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人形探偵シリーズ三作目。女性視点のほのぼのとした語り口で日常が綴られてゆくせいか、サスペンスはなく、どちらかというと恋愛小説のような趣の本シリーズですが、三作目はこの色合いが強いような気がします。
「放火魔」、「予告状」、「密室」等々といったタイトルを持つ章で構成されているもののあくまで本筋は恋愛もの、といった感がありますね。
あとがきにありますが、作者さんもそういった視点で書いているとのことなので、恋愛小説にミステリ、というつもりで読むと納得でしょうか。
そんなわけなので、サスペンス一杯のミステリを読みたいという人にはお勧めしないです。一応、最後の最後にちょっとだけ怖いオチがあるのですが…それは、まあ、いいでしょう。
これは偏見かもしれないけど、個人的には中学生や高校生といった世代の方にお勧めしたいですね。文章のテンポも良く読みやすいですし、本シリーズの語り手女性の心情や、その表現が面白いのでちょっと笑ってしまいます。
巷にある前提条件を知っていないと楽しめないような冗長文章を読むよりも、簡潔なその文章自体で楽しめるものを読んだ方が、今後の読書ライフにプラスとなるような気がします。特に小説は絵がなく文字だけの世界。文章から想像力を巧まして楽しむのが基本だと思うんです。これを繰り返して行くと、いわゆる「行間を読む力」がつくんじゃないかな。もっと言うと、メールや言葉のやり取りだけで、相手の意図がイメージできたり、こちらの意図を伝える際の表現が増える。
絵を否定するわけでは決して無いけど、小説も人を豊かにしてくれます。お勧め。