電子書籍
言われてみれば
2022/03/26 21:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なるほどね…エッセイが、自慢話の集まりだとか、女性は清少納言、男性が兼好法師みたいな……とか。探偵小説が推理小説と呼ばれるようになったのは「偵」の字が常用漢字に入ってなかったからだというのには、大変驚きました
投稿元:
レビューを見る
日本文学史の大事なところを、肩肘張らずにざっくり理解しようというのが主旨だと思います。面白いと思いました。
漱石が現在の文章を創ったという箇所が印象に残っています。漱石がいなかったら、わたしは今どんな文章を書いているのでしょう。
投稿元:
レビューを見る
日本文学史をざっくりと、ホントにざっくりと書いた軽い読み物。
近代以降の日本の文学作品はエリートの上から目線の文学だという作者の仮説はなかなか面白かった。
投稿元:
レビューを見る
肩肘のはらない日本文学史。
作家が書いているだけあって読み物として面白い。
短歌のやり取りがメールのやり取りというのは他でも読んだことがあるが、江戸時代にケータイ小説があったというのは新しい発見だった。
投稿元:
レビューを見る
28ページ 「アキレウスは無敵の英雄だが、かかとに弱点があり、そこを切られて死ぬ」 切られて→射られて
28ページ 「オデッセイ(オデュッセウスの英語読み)」 →(オデュッセイアの英語読み)
投稿元:
レビューを見る
日本文学史をザクっと解説しているだけかと思えば、純文学と大衆文学の違いなんかもいろいろ解説してあって文学史に強くなれる一冊。
投稿元:
レビューを見る
日本文学のまったくのド素人の私ですが、この本は日本文学の流れをとらえる「全体像をとらえる」本として最高峰に位置付けられるものなのではないでしょうか?私見が中心で記載されているものの、物事をズバッと言い切っているところが、実に爽快でした。なんとなく文豪として知っていた作家がどんな時代にどんな位置付けで誕生し、実力はこんなもんだよのようなことを誠に簡潔に述べていることで、文学素人をも飽きさせない軽快なテンポで進んでいきます。
投稿元:
レビューを見る
面白かった。文学やってる人には常識なのかもしれないけど、「エッセイは自慢話だ」「紀行文学は悪口文学」とか。江戸時代に大衆文学ができた事情とか。漱石先生が今の文体を作ったとか。探偵小説が推理小説と呼ばれるようになったのは「偵」の字が常用漢字に入ってなかったからだとか。
私小説はやっぱ袋小路かなー。
投稿元:
レビューを見る
漱石先生の部分目当てで読み始めたが、思ったより読みやすい。
読んだことのない小説ばかりでも楽しめた。
投稿元:
レビューを見る
清水義範(しみずよしのり:1947年生まれ)による日本文学史をユーモラスに語る書。
若手作家が奇を衒って書いたものとは違い、案外と深みのある考察だ。
ページの多くは古典に割かれている。
源氏物語、短歌、枕草子、方丈記、徒然草、平家物語、太平記、・・・
文学のみならず、そレヲ書き上げた作家にも言及してある箇所もあり、楽しめる。
日本文学史をざっと楽しく読み通すには非常によい書だと感じた。
こんなおじいちゃん(清水さんに失礼かな・・・)が身近にいると、読書も楽しめるんだろうな!
----------------
【目次】
雑談1 「源氏物語」のどこが奇跡か
雑談2 短歌のやりとりはメールである
雑談3 エッセイは自慢話だ
雑談4 「平家物語」と「太平記」
雑談5 紀行文学は悪口文学
雑談6 西鶴と近松―大衆文学の誕生
雑談7 「浮世風呂」はケータイ小説?
雑談8 漱石の文章は英語力のたまもの
雑談9 みんな自分にしか興味がない
雑談10 エンターテインメントも文学の華
----------------
投稿元:
レビューを見る
これを読んで文学史で点は取れないけど、有名な文学作品にどう向き合えばよいかがわかる本。10章に別れているので、興味のある所だけ読んでもよし。
著者の『国語入試問題必勝法』もおすすめです。あっパロディですから、リラックスタイムに。
投稿元:
レビューを見る
清水義範の本を読むのはいつ以来だろうか?学生以来だから10年ぶりくらい?
久しぶりに読んでも相変わらずおもしろくて、どんどん読んでしまった。
古典の授業でやる作品をほめてるなあと思ったら、近代の文豪はけっこう特徴をズバズバあげて切って行ったりとか。
「へー、そういう風な人物・作風なんだ」と感心しつつ読んだ。
またなんか文学小説なりを読みたいなと思わせる本だった。
投稿元:
レビューを見る
読まねば本リストがまたいっぱい増えてしまった。わかりやすく、かつユーモアたっぷりの文章で一気に読んでしまいました。源氏物語はやはりすごいですよね。学校の国語の授業がこういうふうだったら、良かったのになあと思いました。
投稿元:
レビューを見る
現代のところはちょっと端折りすぎだろ!と思ってしまうが、近代以前の紹介はわかりやすく、なんといっても面白い。この著者の視点って、いつも斬新で感心してしまう。
投稿元:
レビューを見る
雑談1 「源氏物語」のどこが奇跡か
雑談2 短歌のやりとりはメールである
雑談3 エッセイは自慢話だ
雑談4 「平家物語」と「太平記」
雑談5 紀行文学は悪口文学
雑談6 西鶴と近松―大衆文学の誕生
雑談7 「浮世風呂」はケータイ小説?
雑談8 漱石の文章は英語力のたまもの
雑談9 みんな自分にしか興味がない
雑談10 エンターテインメイントの文学の華
ざっくり文学史。これくらいなら苦手意識なく読める。
雑談8以降は著者の好みに偏りあり。