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真那の口から、鋭太と真涼の関係がフェイクであったことを知ったカオルは、ハーレムを破壊するための策略を実行に移します。
一方、医学部への推薦枠を獲得した鋭太は、受験に向けて努力をかさね、いよいよ入試当日がやってきます。彼はクラスメイトや教師たちの期待を受け、千和をはじめ「自演乙」のメンバーたちも入試に臨む鋭太を送り出すために大学の前で彼の到着を待ちます。しかし、彼はなかなかすがたを見せません。
その後、受験当日に鋭太になにがあったのかが明かされ、そのことをめぐって真涼と千和は決定的に対立することになります。
これまでのように高校三年生の鋭太たちの日常がつづられていくのかと思っていたのですが、カオルが偽りの仮面を脱ぎ捨てたことで、早急に物語をたたむ必要があったのでしょうか、一気に物語の展開が早くなりました。ダラダラとつづくよりもよかったのかもしれませんが、物語の全体像を見わたすと、やはりペース配分のいびつさが気になってしまいます。