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<目次>
第1章 教師の何が大変なのか?
第2章 学校空間の悩ましい「人間関係」~神戸市東須磨小学校の教員間いじめ・暴行事件をもとに考える
第3章 追いつめられる子どもたち~いじめと不登校に立ち向かうには
第4章 保護者と学校のより良い関係
第5章 「できる教師」に必要な6つの資質
<内容>
さすが長くスクールカウンセラーをされている諸富先生、学校のことが、教師のことが、よくわかっていらっしゃる。しかし、その提言はなかなか難しい。タイトルの「いい教師」とは…①リレーションづくりの能力 ②人間関係のプロ ③対話型の授業ができること ④少数派の子どもに徹底的に寄り添うことができる ⑤教師であることの使命感と情熱(ミッションとパッション) ⑥援助希求力
※「リレーション」=誰とでもすぐに関係性を持つこと
「援助希求力」=すぐに誰かに相談できること
こうしたことは、簡単に見えて実がすごく大変。この本には、いくつか事例も載っているので、参考になると思う。
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子どもたちが憧れる職業のはずが、なぜここまで大変になってしまっているのか、を、知る事の出来る良い本です。子供を持つ親としては、先生方の思考をしる良い機会になりました。
P262~本当にいい教師とは。
1. 人間関係のプロ
2. 個人との関係だけではなく、
活気に満ちた学級づくり、対話のある授業づくり、
子供の思考と対話の促進へと展開できる。
3. 子供に寄り添い、決して切らない、見捨てない。
4. 教師としてのミッション、パッションに満ち溢れている。
本当にいい教師は、常に弱者の味方、少数派の味方。
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これからの学校現場で求められる教師像とは?スクールカウンセラーを長く務めてきた著者による、教育現場で働く人も保護者も必読の一冊。
コロナの影響をはじめ、いじめ問題、新学力観の授業の在り方など、最新の教育現場の実情が述べられていました。
その中で教員がいかに大変な職業であるか、そしていかにやりがいのある仕事なのかが現場の実情をもとに述べられており、とても説得力を感じました。
また、学校側の面だけでなく、保護者側の視点も大切にとらえており、双方の連携・協力がいかに重要であるかも伝わってきました。
これからの教育が大きく変わっていかなければならないことを私たちはしっかりと受け止めていかなければならないと感じました。
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人間関係の問題から不適応を起こすのは、子どもだけでなく教師にも、大人にも言えることだと改めてわかりました。
時代が変わり、教育の世界も変わらなければいけないなと思います。
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教師や学校のことを本当によく分かって書いてあるので、納得するところが多い。保護者にも教師への理解やリスペクトを勧めてくれてるのもいい。けど、自分はいい教師ではないので残念だということと、こうしなきゃかなというプレッシャーを感じた。この本を読んで仕事を頑張れる人は、いい先生になれます。
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「いい教師、ダメな教師」という言い方に引っかかりを感じながら読了。
少数派に寄り添える素質をもった教師は、筆者が言うほど今は多くないと思っています。
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1.2.3章は現場の教師の大変さ、職員室の内情がとてもリアルに書かれていたので読んでいて納得できすぎて少ししんどくなりました。
4章では保護者対応について、5章では教師に求められる資質について書かれていたのでとても勉強になりました。
教師にとって、少数派の子どもに徹底的に寄り添うということができるかどうかが一番大切ではないかと思います。
多様化する要望、日々の忙しさのあまりきめ細やかな支援ができず、一人一人の子どもの内面とちゃんと向き合えていないのではないか、発達段階の違う子ども達を画一的な授業という形式にのせて一斉指導することは可能性を潰すことになっていないだろうか、など考えさせられることばかりです。
諸富祥彦さんの文章からは、また子ども達の成長のために頑張ろうという気持ちを奮い立たせてくれる情熱が伝わってきました。
「教師は関わった子ども達に影響を及ぼす責任ある仕事であること」を改めて思い出させてくれる一冊でした。
以下メモです
〈6つの資質〉
リレーションづくりの能力を持っていること。
人間関係のプロであること。
「ルールとふれあい」のある活気に満ちた学級づくりができること。
少数派の子どもに徹底的に寄り添うことができること。
教師であることの使命感と情熱を持っていること。
援助を求められること。
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良書でした。
教員に寄り添って書かれているが、指摘だったり、助言だったりと、決して教員の肩を持つだけの内容にあらず。また、保護者側の目線で書かれている場面もあり、大変参考になった。また元気に仕事ができそうだ。
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【現場の先生にぜひ読んで欲しい本です】
私も今まさに学校で、様々な波に揉まれながら働いています。共感できる説明が沢山あります!
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教員の残業時間が問題になっているなどと
前半に書かれていたが
中盤になると3日連続で休んだら家庭訪問を
するべきだと書かれていた。
矛盾しているようにしか思えない部分が
いくつかあった。
自分が現場で仕事をしているからか
すっきりと入ってくる言葉が少なく
綺麗事を並べられているように
思ってしまう部分が多かったように思う
ただ、保護者の方に読んでほしいと
思える部分はいくつかあった。
そんな中でも
少数派の立場に立って物事を考える
という言葉は印象的だった。
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教師は人間関係のプロであることが大切。生徒との距離感も大切だし、初めての人との瞬時に関係を構築する力を高めていきたい。本書を読んで、教師はブラックであることには変わらないことが分かった。しかし、子ども達の人生に大きく影響を与える職業なので、誇りを持ちたい。また、少数派の子も守りたい。
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最初は教師の仕事の過酷さを述べています。
時間外労働が多かったり、子どもの指導や保護者対応の困難さであったり、どんどん増えていく仕事の量に現場の先生は疲れ切っているというもの。
現場にいれば「その通り」としか言えないくらい当てはまることばかり…。
高校教師でも大変な時代なのに、小学校や中学校の の先生はさらに辛いだろう…。
また、教員間いじめについても書かれています。
最も困難にしているのが、同僚との関係だとか。
どうも本書は小学校の現場での話が多いようです。
私は高校教師をやっているため、本書で書かれているような教員間いじめにあまり出くわしたことがなく、衝撃的でした。
本書にも高校の先生は、高校生に似てくる、個人プレイであるからかいじめが少ないといったことも書いてありましたが…。
教員は人間関係のプロであれ!
学級はルールとリレーションを意識…!
等々、教師として大切なことを改めて意識できた。
高校でも道徳は大切だとも感じた。