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小説は最近変わったとは思ったけれど、エッセイは以前のままで、軽妙で面白い。
「玉骨」自分自身もわりと知らぬ単語を書き留めてたりするので、存外にこういうことをする人は沢山居るのかも知れないとちょっと思った。
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作家川上弘美さんの日常がリアルに伝わって来ます。
「なんとなく」な、けれどもとても川上弘美的な日々。
でも「東京日記」の方がずっとお勧めかな。
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寝る前によく読むカワカミエッセィですが、最近寝付きが悪いせいで何冊も読了…。
お子さんとの掛け合いとか、相変わらず題材とそれの調理具合がとても良かったです。
日本の女性作家で唯一安心して読める外れのない作家です(個人的に)。
きゆううううう。
本当にこんな音がするのだろうか?
吉本ばななの『キッチン』といい…台所には何かがあるのか?!
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このぐらいのんびり生きたいものですが、むずかしいよなー。『春の憂鬱』。わかってはいるけどむずかしいよなー。
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なんとなく過ぎて、ちょっと飽きてしまうかも....^^;;
まだ途中なので最後まで読もうかどうか迷ってしまう....
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タイトルどおり「なんとなく」な日々が綴られたエッセイ。
ふんわりやわらかな文章と、川上さんによる独特の目線が、
読んでいてたいそう心地いい。
私も「なんとなく」な日々を過ごしているので、
読んでいて、なんだかほっとしてしまう。
「夫以外の男性と話した記録」で、うふふと笑った。
もしも私が同じように記録をつけてみたら、
ほぼ似たような記録ができあがるに違いない。
なんと狭い世界で生きていることか。。
たぶん世の主婦のみなさんは、そういう方って多いと思う。
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情報科教員MTのBlog (『なんとなくな日々』を読了!!)
https://willpwr.blog.jp/archives/51222814.html
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この方のエッセイというか生き方というか考え方が好きですな。のんびりふわふわなんとなくな感じなんだけど、凛としたものをも感じるのは文章のせい? それとも川上弘美という人物からにじみ出るもの? 世間や社会に流されるんでなく、自分の内なるものに流される。うん、そういう人になりたいですな。
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なんとなくな日々。
わたしにありそうで、なかなかできなくて、欲しくて、足りないもの。
それがそこにあった。
そういう川上弘美さんのエッセイ。
ほんわりしてるよなぁ。
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この本はマイミクさんがお二人感想を書かれていて、触発されて読みました。
川上弘美さんのエッセイは「あるようなないような」「ゆっくりさよならをとなえる」に続いて3作目になります。
主婦の立場からの身辺雑記ですが、視点が面白く、一気に読みました。
昔の日本の家について触れています。
昔の日本の家には土間があり、台所も土に近いところだったと回想しています。
そういえばそうだったなと、私も昔の玄関から入ったら土がある家を思い出しました。
昭和の家が寒かったことについても回想しています。
暖房のある部屋だけが暖かく、家族がその部屋に集っていたといいます。
冷房などはありませんでした。
冷暖房完備のいまの家からは想像できないことです。
長い間、夫以外の男性と話をしていないと思い当たり、試しに1週間の記録を取ってみたそうです。
1週間にわずか5人、それもささやかな会話です。
専業主婦というものは偏った暮らしをしていると、しみじみ思ったそうです。
まざらないまま、自分のいる場所が世界の中心だと思い込むことの怖さを思ったということです。
男の人とデートしたという話は微笑みました。
「平等院展」を見て、飲み屋に2軒入り、日が暮れてすぐ電車に乗って帰ったというデートです。
川上弘美さんはお酒が好きなんだなあと思いました。
観劇についての文章もあります。
チェーホフの「かもめ」を見に行ったときの舞台照明から感じたこと、友人の劇団の練習にカツサンドを差し入れしたところ、あんなに美味しかったものはなかったと言われ、じつにいいなあ、うらやましいなあと感動し、またカツサンドを差し入れに行こうと決意する川上さんでした。
感謝される差し入れ、これは分かると思いました。
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川上女史のお陰でエッセイが大好きになりました。
というわけで購入。
だんだん最近の川上さんっぽい文章になっていく様にドキドキしました。
シンプルなのに、含みを持たせる文章が凄く好きです
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どういう話なのだろう? と思いきやエッセイ? でした。
よく見れば分類が914。
物語じゃない! とここで初めて気が付きました。
ちょっと遅い??w
日々ののんびりとした事柄が書かれていて
共感する事あり、思い出す事あり、関心する事あり。
案外日常は変わらないものだ、と思いました。
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読んだ期間*2009年10月9日(数時間で読了)
“なんとなくな日々、という言葉は、わたしの日常そのものです。”
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川上さんのエッセイ集。
日々の生活の中で見逃してしまうような、ちょっとした事柄がほのぼのとした雰囲気で書かれていて、読んでいて思わず微笑んでしまうような本でした。
春の宵には、誰もいない台所で冷蔵庫の小さな鳴き声に耳を澄まし、あたたかな冬の日には、暮れに買い置いた蜜柑の「ゆるみ」に気づく。読書、おしゃべり、たまの遠出。日々流れゆく出来事の断片に、思わぬふくよかさを探りあてるやわらかいことばの連なりに、読む歓びが満ちあふれます。ゆるやかにめぐる四季のなか、じんわりしみるおかしみとゆたかに広がる思いを綴る傑作エッセイ集。 「Book」データベースより
暖かい冬の日は、買い置きしていた蜜柑に「ゆるみ」がでる・・・・・
蜜柑のゆるみ・・・・良いな~この表現。
早くコタツに入りながら、蜜柑のゆるみと対面したいと思いながら、とてもよい気分で読み終わりました。
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なんとなくな日々、それは川上さんらしい拘りの日々ともいえる。
取り立てて取り上げるほどのものでもない風景や事柄が、彼女の目や心、
そして文章を通すと、こんなにも味のあるものとして表現される。
さらりと書かれているのに、滋味豊か。
読後、自分を取り巻くすべての事物と心合わせたくなった。