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第2部(上)。
何だか樹海に迷い込んでいるのに、どんどん進んでしまうような。
未だに謎が深まるばかりなのですが、心地よい混沌に引き込まれて一気に読んでしまいました。
次巻で終わりなのですよね。収束できるのかな。ま、結局謎のまま終わるのも村上ワールドではありですから。
とりあえず先に進むしかない感じです。
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作中で流れた音楽を聴きながら読んだ。薔薇の騎士、ドン・ジョバンニ、
シュトラウス
などクラシック
オペラは普段聴かないが、とてもおもしろかった。
阪急線で薔薇の騎士を聴きながら読んですばらしい思いをした。
下巻に出てきた昔の洋楽も聴いてみた、そちらもよかった。
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第1部の上巻、第1部の下巻、第2部の上巻、第2部の下巻、という阿漕な文庫化商売。
感想は第2部の下巻に。
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主人公は普通では考えられない世界に入り込み、もうストーリーの3/4読んだことになるのに、まだ結末の予測がつかない。先が気になる~。
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絵のモデルになった無口な少女まりえ。その叔母笙子。私は「秋川まりえ」の絵と「森の石室の穴」の絵を並行して描いている。スタジオには雨田具彦の霊(?)らしきものが、そして過去が徐々に明らかに…。四枚の絵が導くその先は——。下巻に続く。
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おもしろい。
面白いんだが、最近、村上春樹はストーリーおもしろいし文体も私好みだから、サクサク読めすぎてしまうなと思う。
消費しちゃっている気がする
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◇帯
少女は森の小径を抜けて
真夜中の鈴とみみずくの羽音に導かれ、4枚の絵がパズルのピースのように、一つの物語を語り始める。
……
メモあり。
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第二部上巻。
一つ一つの日常をこなしていくような、一種の倦怠感漂うような物語の中で、読者は世界を受け入れ、そのために異常が異常と感じられなくなっていきます。たっぷりと非日常世界に慣れたところで、いよいよ下巻に向かって物語が動き出す。登場人物それぞれが、これからどのような役割を果たしていくのか。
第一部では「イデア」が早々に出てきたのですが、ここではまだ「メタファー」は出てきていません。遷ろうからでしょうか。下巻が楽しみです。
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13歳の少女が出てきて、その出生の秘密とか、だんだんと面白くなってきた。
登場人物がみんな魅力的。
村上春樹の小説はみんなそうだけど、素敵な生活をしてるなぁ。
私も古いジャガーとか乗ってみたいよ。
さて、続けて4巻目に行きます。
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起承転結の転に当たる、第2部の上。まりえの肖像画を描くのが中心に進むのかと思いきや、雨田具彦の過去が分かってみたり、ユズの今が分かってみたり。こう拡散させてどう収束させるんだろうと思ったら、事件発生。気になるところで4巻目の下へ。とりあえず、メタファーって何だって気になるな。
5月の週末で読み進め、復活した出張の飛行機で読み終えました。
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ー あたりが暗くなってくると私は台所に行って、缶ビールを飲みながら夕食の支度をした。ブリの粕漬けをオーヴンで焼き、漬け物を切り、キュウリとわかめの酢の物を作り、大根と油揚げの味噌汁をつくった。そしてそれを一人で黙って食べた。
語りかけるべき相手もいないし、語るべき言葉も見当たらない。その簡素なひとりぼっちの夕食を食べ終えかけた頃に、玄関のベルが鳴った。どうやら私があと少しで食事を終えようというところで玄関のベルを鳴らそうと、人々は心を決めているらしかった。
一日はまだ終わってはいなかったのだ、と私は思った。長い日曜日になりそうな予感がした。私はテーブルの前から立ち上がり、ゆっくりと玄関に向かった。 ー
村上春樹の作品はどの作品も正確に何が起こっているのか分かりにくい作品が多い。今回も本当の意味で何が起きていて何が起きていないのか、よく分からない。
まぁ、最終巻を読むか。村上春樹は最初から村上春樹でしかないのだから。
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(第2部の上下巻あわせての感想です)
『1Q84』よりは面白く読めました(『多崎つくる』は未読)。でも『ねじまき鳥』以降に発表された短編にあったような凄みは無いかなと。長編だと『羊をめぐる冒険』とか『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』あたりの頃のドキドキ感が今となっては懐かしいです。
面白かった点
・免色の人物造形。最初は村上作品でよくある完璧型の人間かと思っていたら、意外とそうじゃなかったりするところがいい感じでした。
・イデア(他者の認識の基となるもの)とメタファー(思考そのもの)の対比構造に持ち込むあたりがうまい。
・騎士団長とのシュールな掛け合いが読んでいて楽しい。まるで伊坂幸太郎作品を読んでいるような感じでした。あ、元々伊坂さんは村上さんをリスペクトしていたんだっけ・・・。
残念だった点
・『1Q84』ほどじゃないけど長すぎ。
・顔のない男の肖像の件が煙に巻かれた感じでモヤモヤ感が残る。
・もういいかげんセックスフレンドは登場しなくてもいいんじゃないですかね?本作でも必要不可欠なものだとは思えなかったですし。
・ラストにもうひとひねり欲しかった。やや予定調和的な印象を受けたので。
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「これまで確かだと見なしていた物事の価値が思いもよらず不確かなものになっていくみたいに(文中)」という表現に代表されるように、段々と主人公の周囲の物象が歪んでいくような感覚にとらわれました。また、言葉の持つ意味の奥深さ、美しさに浸っています。 物語は下巻に向け大きく動き始めます。
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まりえは免色の娘?フォレスターの男は何者?鈴とまりえはどこに消えた?知りたいのに真実がわからないものが増えていく感じ。そしてこれらには何かでつながるのか?オイラの興味はユズとコミだけど、いつになったら出てくるのかな。オイラの知りたいことは4巻目で全部わかるのかな?この物語そのものもちゃんと終わるのかな?投げっ放しジャーマンか!
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物語では奇妙なことが起こり続けており、次は最終巻であるのに、謎は深まるばかり。
この世界のどこかで、イデアが騎士団長の姿を借りて、おかしな言葉で話しているんじゃないかと思えるほど、物語に引き込まれてしまった。