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めっちゃ面白かった。
一つの街を舞台に、細かく絡み合った複数の事件が併発。視点を様々な人物に分けて描画。
ある意味伏線祭りなような、回収祭りなような、それでいて結構コミカルな書きっぷりで非常に読みやすい。
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1つの世界観、1つの時間軸足、そこに複数の視点と登場人物、これらの1つ1つのストーリーがすべて伏線になって絡み合って紡ぎだされるストーブラインが絶妙でした。
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世界観は謎だったけど見事な伏線回収!読んでて楽しかったしスイスイ読めた。色んな人の人生が一つの街で絡み合う系、めちゃめちゃすきです非現実的すぎてくだらなく思える人もいるかもしれないけど、こんな現実に飽き飽きしてきた頃にはちょうどいいと思うよこういうフィクションが!
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1話目をを読みながら、魔法使いだなんて何て人を小馬鹿にしたような軽薄な文章だろうと思った。
2話以降、あ、短編全部がこんな風に繋がっていくんだと思い、『同時多発ルパン』のくだりでゲラゲラ笑いの涙腺崩壊!
痛快でものすごく面白く、最後に全部のパズルのピースがカチリとハマる。爽快!
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先に「教室が、ひとりになるまで」と「六人の嘘つきな大学生」を読ませていただいて、浅倉さんの作品にすっかりハマったところ、この一冊は自分にとって面白いだがハマらない。
ちょうど浅倉さんも漫画の原作をやってると見たところ、あぁ高木秋人ような感じですかね。
別に面白くないが、得意分野の作品と比べると、いまいちピンとこないです。
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2022/2/12
初めましての作者さん。
1つの町の恋模様連作。
時々思わず吹き出すような表現があって楽しい。同時多発ルパン。
「心に残る」とか「感動の」とかの冠と縁遠いとこがいい。
異常にモテる彼のキャラクターが好き。
嫌われるためにスパイシーな香り塗ってるとか笑った。
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コミカルな世界観とキャラクター、そして突飛な言い回しの数々と読みながら自然と笑ってしまうほど面白かったです。最終話で伏線が全て回収されるところもさすがという感じ。笑えて痛快、でも良い話、そんな物語でした。
『六人の嘘つきな大学生』や『教室が、ひとりになるまで』とはまた違った面白さがありました。
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この本、なんで読んでみようと思ったんだっけなぁ。
ひとつの町を舞台にして色々な男女の恋模様が描かれるのだけど、何とも突飛なテイストでギャグ(?)にもあまり面白味を感じず、ただ登場人物は誰もが憎めないキャラだし話のタッチもライトでスイスイ読めたので、電車に乗ってる間の読み物としてはまあいいかといった心持ちで5話まで読み進む。
第6話までたどり着けば、そこまで微妙にリンクしていることを思わせた5つの話が縦横に結びついて、そこまでに蒔かれたネタがうまい具合に活きてくる。
なかなか面白い作りで最後はまずまず満足して読み終えたのだが、そこに行き着くまで、特に最初のほうが、おじさんの私には結構しんどかったのだった。
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恋の群像劇。嘘と本当と本心がない混ぜになった、おもちゃ箱の様な町。あっちとこっちとそっちが繋がる最終章までひとっ飛び。恋は速度を上げて結びつくだけなのだ。
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オムニバス形式で5人の人物視点で物語が進み、最終章で一気にそれまでの伏線が回収される。
作者が得意としている伏線回収が本作でも存分に発揮されていた。
作者の他の作品に比べて超能力いった要素がなくスッキリと読みやすかった。
もちろん他の作品もおすすめです。
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6つの短編がちょっとずつ繋がっていって、ラストでパタパタっと繋がりまくる展開は、多角形の頂点を線で結んでいって、最後にすべての対角線を一気に結ぶみたいなイメージ。さらに、時々出てくる脱力肩透かし系の会話も含め、初期のころの東川篤哉さんの作品群を連想した。第1~5話までを少し忘れかけれている状態での第6話だったのだけれど、第6話のあともう一回最初から読み直したら、より楽しめるかも。タイトルは初出時の『失恋覚悟のラウンドアバウト』のままの方が作品内容に合っていなのではないかと思う。シリーズ化希望。
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『アンジャッシュさんのコントに近いコミカルな作品』
日の下町を舞台に住民たちが繰り広げるドタバタ恋愛コメディ。5章までは各々の登場人物たちのストーリーが同時進行し、最終章でパズルのようにピタッとハマる。…いやラウンドアバウトのようにぐるぐる回って落ち着くところに落ち着くコミカルな作品。
いろいろツッコミどころは多いものの、建物が封鎖されたり、物が入れ替わったりといった突拍子もないことが起こるフラグがしっかりと施されており、ストーリー間の掛け違いが相互に作用して好循環を生み出す仕掛けがアンジャッシュさんのコントのようです。
『失恋覚悟のラウンドアバウト』というタイトルから改題して文庫化された作品であり、作中にもラウンドアバウトというワードが頻出します。よってラウンドアバウト(環状交差点)がピンとこない方は、どんなものか調べてから読むとイメージがつかみやすいと思います。日本では珍しいので…。
本作はユーモアたっぷりのコメディタッチに描かれていますが、『六人の嘘つきな大学生』のようにシリアスなミステリーまで描ける非常に幅の広い浅倉先生。作風は違えど、さんざん伏線を撒き散らせて最後は丁寧に回収するといった構成は、さすが本格ミステリー作家です。
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はじめは軽いノリのコメディ感覚で読み進めてましたが、話が進行するにつれ、絡み合い最終章で伏線の回収。
全編通して爆笑、自宅で読んでいて良かったです。
笑いの中にも、サラリーマンの哀愁や、恋愛話ありで読み応えも十分ありました。
短編としても、小学生の話では最後の台詞が秀逸。全く悪意は感じないのですが、大爆笑。ブラックなユーモアが最高でした。
浅倉秋成さんの他作品を読んで、今回こちらを読みましたがギャップが大きく振り幅を感じました。すごい!
共通する部分があるのかもしれませんが、もっと読んでみたくなりました。
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恋愛ファンタジー&コメディでした。章立てされていますが、それぞれの章が上手く絡み合っています。個人的には、モテ男の話が面白かったです。「全員に肯定されるのは、全員に否定されるのと同じ」確かにそうかもしれないなと。ただ、物語全体の世界観は自分には少し合いませんでした…。
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星4.5
コメディタッチの恋愛短編の連作
純粋な恋愛小説を期待している人は、
手を取らない方がよいかも
同じ街での、ほぼ同時進行での話が
最後に全てが繋がり面白かったですよ