電子書籍
良書です。
2021/02/26 09:01
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投稿者:あゆみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
自身の貧しかった経験を交えながら、貧困家庭の子ども達の現状について、取材されています。コロナ禍の今、ますます貧困家庭が増えていく可能性がありますね。
パックンも貧しかったようですが、周りの善意ある大人達の親切に支えられてきたのが分かりました。
ふと、日本はどうなのか…ますます冷たい社会になってはいないかと危惧します。
子供は経験が未熟で狭い世界で生きているので、価値観もまだ途上です。
周りの良い大人達が手をさしのべていかなければと感じました。
決して他人事と感じる事なく、何か出来る事はないかと気づかせてくれます。
良書ですよ。出来るだけ多くの方に読んで欲しいです。
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逆鏡力
著作者:パトリック・ハーラン
発行者:SBクリエイティブ
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
逆境力貧乏でコンプレックスの塊だった俺があきらめずに前に進めた理由「格差逆転の生き方術」をまとめた書。
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雰囲気が好きなタレントさん!“徹子の部屋”を見てから読んだので新鮮味薄かったのですが、高貴なお顔立ちからは全く想像できない苦労話に胸を打たれ、パックンの底力の源泉を知りました
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パックンが好きなので、借りてみた。日本では途上国とは、違った問題がある。1000円に困る人の相対的貧乏の問題が軽視されがち。貧乏は自分のせいだという意識が、根強い。自分だけ買えない、遊べないのは、卑屈な性格、人間関係の歪みとなり、将来の低所得にもつながる悪循環。家族旅行や大学進学は贅沢ではない。自分の居場所や楽しかった思い出は子供に必要なもの。
貧困の問題は興味がなかったけどこの本で興味が芽生えた。子どもの貧困の解決は、ローリスクハイリターンの投資。
貧乏だった人はお金を持つようになると、ここぞとばかりにステータスをひけらかすためにブランドものに浪費したりするけど、パックンは違う。自分の所有欲を満たすんじゃなくて社会問題に目を向けているところがすごい。ハングリー精神をいい方向に向けている。お金がなくても自己肯定感がある子どもは大人になっても卑屈にならないで社会に目を向けられる。持ってないことではなくて持ってるものに目を向ける。自分が感謝すべきものに目を向けると、社会への恨みは育たない。逆にどう返していくかしか考えない。
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息子がパックンが好きで読みたいって言うので購入。読んだようですが、どれくらい理解したのやら。
タイトルを「貧乏力」にしようと思ってたと言うように、苦労されてる。そんな逆境に置かれてもがんばれる!
そんなメッセージもこめて「逆境力」にしたそうです。
嫁にも読ませよう。
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パックンのことはエリートだと思っていた。
でもこの本を読むことで、実際の彼はそんなことはなく、シングルマザーに育てられ貧乏な環境で生きていたことを知った。
そんな逆境から抜け出すためにパックンがどのように生きてきたかの半生振り返りと、また日本で同様の環境にある子供達を助けるための組織を取材した内容。
それらを平行してまとめた本。
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先進国の相対的貧困が、子供の成長過程における人格形成へ与える影響を指摘しています。
また色々な人と出会い頼ることにより、気づき感じる事が重要で、それにより子供は目覚め、自身で考えるようになることをご自身の体験から説いています。
貧しさが子供の心に劣等感を持たせますが、将来の姿やそれに対する希望を見せることができれば、前向き感を持った行動を取るように変化してくると、キッズドアの事例から紹介しています。
著者に対する私自身のイメージは、ハーバード大学をご卒業され、良家の出自で片手間に日本で生活されていると思っていましたが意外でした。
本書は米国人である著者の日本への愛情のある提言で、これからの日本人に取って必要な考え方であると感じた良書でした。
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著者自身の母子家庭で貧困のだった生い立ち、それに照らして、今、日本が抱える
子供の貧困問題、そしてその解決への糸口等を著している。
著者はハーバード大学を卒業したエリート、そして異色のタレントとして日本で活躍している、というイメージを持っていたため、本人がフードスタンプを使う母子家庭で育ち、10歳からアルバイトを続けて家計を助けていたことを知り驚いた。その経済状況の中、ハーバードを卒業したということはまさに「逆境力」の凄さだろう。
また日本の子供の貧困に関して、それに関わる人たち、団体に取材し、統計調等を用いながら説明している。
子供の貧困はやっと近年言われ始めたが、その実態を実感として持っている人は少ないのではないか。また改善をしようとする世代の人間(政治家等)は「貧困」について、昭和のそれと現代のそれとは別物であることをわかっていないのではと思う。
著者のような著名人が自身の体験とともに紹介することで、大人にも共感を得やすい内容だ。
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世界の貧困国に目を当てがちだが、裕福な国、日本の貧困に目を向けることができました。
逆境を乗り越えてる秘訣は、自分を可愛そがる事をやめてとにかく行動して努力する事だと思います。
そんな勇気を与えてくれた本です。
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学び
少子高齢化の進む日本で、貧困家庭のこどもの食や勉強をサポートし育むことが日本の生産力アップにつながる。
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日本も貧困層けっこういるんだなぁと思った。身近にはいないから勉強にはなった。お金があれば何でもできるが、貧乏だったらそれを理由に選択肢が狭まることも事実。人間どんな時でも頑張らないといけないんだなって思った。私も貧乏根性でもっとがんばらなくちゃっ
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パックンを見る目が変わった!
裕福な家で育ち、品がよくて賢いエリートのイメージだったけど、もちろん上品だし賢いんだけと、離婚による母子家庭で貧乏生活を送っているとは思いもしなかった。10歳から毎朝新聞配達のバイト、いつも空腹、文房具も買えないなんて、あのパックンからは想像できない。
パックン少年は貧乏であることに怒りもしたけど、生活のなかで楽しみを見つけ、努力し、他人の助けを素直に受け入れ、母を思いやり、たくましかった。
真の強さや生きる力を見せつけられた気がした。
高校時代にレポートでCをつけられたときの話は涙が出た。
自分より高い評価をもらった同級生のレポートを読んだパックン。
自分のほうがうまく書けていると思い、先生に抗議に行く。
そのときの先生の言葉(P135)
「これは周りと比べた結果のCではなく、あなたの中でのCです。パトリック、あなたが難しい状況にあることは知ってます。毎朝、新聞配達をしていることも。それでも、あなたは、もっとできるはず。にもかかわらず手を抜いたものを提出したから、Cをつけたのです」
「あなたは経済的に恵まれていないけど、一方ではすごく恵まれているということを忘れてはいけません。神から多くを恵まれた人は、それだけ多くを求められます。あなたには、神からの恵みを生かす義務があるのです。無駄にしてはいけません」
誰かに手をさしのべるとき、優しさだけでなく厳しさも大切なんだな。
そして受けとる方も、厳しさの奥にあるものを感じとる力が必要。
経済的に苦しい人もそうでない人も、何かに踏ん張っている人も、いつも踏ん張りきれない人も、今ある状況が辛い人もそうでない人も、大人も子供にも読んでほしい。
圧倒的に強い相手に勝負を挑む力士の試合を見るような、応援しながら逆に力をもらえるような本だった。
こういう本を読書感想文の課題図書にしたらよいのでは?
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貧乏だったパックンがどのように大人になったか、何を考えていたか、それを知り、踏襲できないかと考え、本を手に取りました。
ご自身の半生のみでなく、日本の貧困についても書かれており勉強になりました。
「dollar street」
世界各地の暮らしの写真を掲載している写真では、貧困家庭から裕福な家庭が閲覧できました。
私より持ってるものは少なくても生活できることを知るというのは不安を取り除くには良いかなと思いました。
また、相対的貧困という言葉を知り、世界で見れば貧困で無いけど、日本で住むなら貧困だよねということもあると知りました。
日本財団の第3の家など、貧困家庭の子供を支援する活動があることを知りました。
私は貧困家庭では無かったけど、もっと色々選択肢があったよなと大人になって知ることが多かったです。
子供には選択肢が沢山あることを伝えたいと思いました。
・これは買えない。じゃあどうするか?
・まずは自分の暮らしを守り、他者を支援する
この2点の考えを大切にしたいと思いました。