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80歳を過ぎた著者が「終わり」を意識した
生きる心得が書かれている。
等身大で、きれいごとではなく、でもくらい書き方ではなくて、「人生を終える事」を前向きに考えられる本だと思った。
物を持ちすぎない、断捨離がブームの今
現役世代にもお勧めの本。
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曽野さんの歳の重ね方についてのエッセイ。
時には暮らしについて、住居の在り方、人との関わり。
生まれてきた時は何も持たずに来たのに、いつしか増えていくモノに囲まれ、整理の仕方と幸せな考え方のヒントがある。
人生訓になると思えるいくつかのキーワードを胸に
はて、自身でどう始末をするか、心の準備をしようと思えた。
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第1章 今日を暮らすということ(何もない空間が好き;自分らしく生きるには ほか)
第2章 部屋にはものを置かない(年をとるとどんな部屋がよいのか;トイレをきれいに使うこと ほか)
第3章 家にはなにも残さない(暮らしやすい家の条件;自分が置かれている状況を土台とする ほか)
第4章 家族も暮らしも変わる(「家族の歪み」は誰にでもある;自分の生きたいように暮らす ほか)
第5章 終の家で死ぬということ(人が死ななくなったら;形のないものの存在 ほか)
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「終の暮らし」という言葉にひかれて、手に取った本である。
その右片隅に、「跡形もなく消えていくための心得」と、少し小さめの字で、書かれているのに気づいた。
えっと、思いながら、少し寂しい感じの終わり方のような気がしたのだが、読んでいる内に、老いていくのに、どう暮らして行き、どう消えていくのか?という赤裸な事が、記載されており、なるほど!と、感心させられる。
老いてから家を買い替えたり、重厚な鉄筋住宅など、更地にするのに、どれほどの金銭と動力が居るのか?
そして、モダンな家程、段差が、色々あり、身体が、少し不自由になったら、一人で、何も出来なくなるのだと、・・・改めに、その通り!と、思う。
何も持たずに、この世に生まれたのに、ついつい、惜しいと、思いながら、ため込んでしまう不要(?)な物が、陽の目も当たらずに、段ボール箱に仕舞われている我が家の押し入れの中を、想像してみた。
もう、多くの物は要らないと、思いながらも、手芸品の道具から材料、死ぬまでに、これを消費できるのか?
そして、花を生けるのにと、色んな花瓶も、最近は、手近な物ばかり、・・・・
抹茶を立てるためのの釜や茶碗の仕舞ったまま・・・
昔子供の為にと、飾ったひな壇飾りのおひな様や、五月の武者人形、クリスマスツリー・・・
食事も簡単な食事しか作らないの、貯まって行った食器類。
棄てるという仕事が、この本を読んでいて、必要になって来ているのでは、と、自分自身に問うてみる。
もう少し、身体の動けるのなら、やってみたい手芸も習い事もと、思いながら、残している。
毎日、好きな時間が増えたのだから、何でも出来るはずなのに・・・と、
この作者曽野綾子氏のように、両親が離婚をし、そして、夫の舅、姑、そして自分の母親の老後の最後まで看取った人は、強い意思を持っている。
少し、これから、少しづつ、身の回りの物を処分しながら 片付けて、行こうと、思わせる本の一冊であった。
そして、家というものについて、この作者の母親のような、風通しの良い家という考え方に、同感!と、思ってしまった。
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曽野綾子さんの生活についてご本人が書かれた本。
賢くてお金のある女性の老いは、知的で無駄をどんどん削ぎ落として行ってて素晴らしい。
私にはあまり参考にならなかったです。(そこまで出来ないし覚悟も無いし。)
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曽野さんがいろんな所で書かれたエッセイを集めた1冊で主に家についての話が集約されてる♪
これ1冊読むだけで曽野さんのお家の間取りが頭に浮かんでくる( ´∀`)
曽野さんの義父母や実母・旦那さんのように最期を迎えれたら良いな〜
物に執着しまくりゴミ屋敷ばりに物が詰め込まれた家に暮らす我が親に読んでもらいたい!
この人の文章は本当に好きや♪
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「洗面所の汚れは、その人の品位に関わる」
納得。以前仕事の先輩に、「トイレと洗面所は自分が入った時よりきれいにしてから出る」との言葉を聞いてから、私も実践している。
曽野さんのエッセイは読みやすくていい。私も穏やかに家で最期を迎えたいと思った。
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静かに暮らして、静かに死ぬのはいいことだな。ミニマリストとか断捨離とか、色んな言葉があるけど私が最近望んでいるのは老年の穏やかさのような気がしてきた。穏やかで心豊かな暮らしを目指そう。