投稿元:
レビューを見る
音楽をプロデュースする方が、どうやって周りの人の力を引っ張りだすのかを知りたくて買った。
自分を信じること
自分を更新すること
相手を信じること
クリエイティブな環境を作ること
などなど、具体的に書いてあったので、とても読みやすかった。
投稿元:
レビューを見る
本屋で見つけ、タイトルと帯に惹かれ、目次や「はじめに」を読んで、たまらずレジに持って行きました。私が生まれた頃から最近アーティストまで、ずっと現役として活躍を続けているベテラン音楽プロデューサーの書。
不勉強ながらお名前を知らなかったんですが、冒頭に書かれた「つくっちゃえ、みなさん!」の言葉に、グッときました。純粋にいいな、この人って。
巻末に一覧化された作品群を見て圧巻です。
まったく別の業界で仕事してますが、人を相手にしたクリエイティブな仕事全般に役立つヒントが詰まってました。感銘を受けてSNSにシェアした言葉が幾つもあります。
ご自身の実体験を基に、歳上との付き合い方や今の若手との仕事の仕方など、ベテランだからこそわかる世代を超えた示唆に富む内容です。
人を惹きつける仕事をしてる方が、ヒットの確率を上げるためにすべきことがわかるオススメ本。
読書の際には、スマホを脇に、本書に登場するアーティストやヒットナンバーを検索しながら読むと、理解が深まること請け合いです。
投稿元:
レビューを見る
こちらに語りかけるような文体で読みやすい。プロデュースの技術的な話というより心持ち的な話や経験談が多いので、いい意味でゆるく読めて私は嫌いではない。
投稿元:
レビューを見る
プロデュースについて、音楽プロデューサーの木崎賢治が書いた一冊。
古今東西の多くのJ-POPアーティスト(当時はJ-POPもアーティストも呼ばれてなかったが)のプロデュースをしているだけあり、その言説は説得力があった。
投稿元:
レビューを見る
帯に糸井重里のメッセージとして、こんなに役に立つ本はなかった云々とあったけど、ハウツー本ではなく考え方の軸を持って対応すべし、みたいなことが何となく理解できる本。著者も言ってる通り、彼がその時々に何を感じ、どうしてきたのかを綴っている本なので、理解の仕方、役立て方は読者次第でいいと思うし、元々そういうスタンスで書かれていると思う。それなりの成功をした人はやはり自分の考え方をしっかり持っている。変な迎合はしない。
投稿元:
レビューを見る
自分の考えた良さに自信をもって貫き通す。
人間が作るものは誰かが意図していて、その結果として完成している。その過程を想像する。
意外性のあるものを組み合わせてみる。
裏にストーリーを組み込む。
道の看板のように、人は欲しているものを見る、そして表現しようとする。言葉が出ない時は、言いたいことがないのかもしれない。
人間はほしいと思ったものはつかめるようになる、切羽が詰まったときにはつかもうとする。いつも死を意識している人間は、様々なものが見えるようになる。
人間は昔の思い出を重ね合わせて感動する、これも真っ当な生き方かもしれない、しかし、自分は今この瞬間の新しい感動に生きたい。
変わらないために変わる、スタイルは変わってもその奥にあるスピリットは変わらずに生きたい。フランス料理などでも最近は繊細な味になってきている、昔と比べて現代人の舌が敏感になってきたからだ。でも、その奥にあるフランス料理のスピリットは変わらない。服のデザインも変化しているがスピリットは変わらない。ラーメンの味も、その時代の舌に合わせて変化するがスピリットは変わらない。形式ではなく、スピリットを追い続けていきたい。
言葉の意味よりも、その言葉で伝えようとしている内容、言葉の質感、言霊のようなものが重要。
面白い歌詞は、普通から生まれる。俳句だって5・7・5のリズムから生まれている、形式の中でも傑作は作れる、変に奇抜を狙わなくても良い。
人間は、興味のあるものを認知する、認知するものは人によって違う、それが世界の切り取り方であり、その人なりのアートである。世界を見たい形に切り取っているという面ではどんな人間もアーティストである。
人間の気持ちに100%はない。葛藤が共感を生むし。何かを決断する時、別の感情を隠して、100%を表している。その覚悟とかひっくるめて切なさとかを感じる。
予想を裏切る、ギャップは人の心を動かす。
ブレないためには目的が必要だし、哲学や自分らしい生き方を持っていないといけない。目的を曖昧にしてブレまくっていると、失敗した経験も次の肥やしにならない。可能性の中から1つを選ぶ、目的を絞る、不必要なものを捨てる。自分で退路を断つことで、本当の意味で人生の目的に向かっていくことになり、様々なことを発見できて、より深い知識を手に入れられる。
何か昔のことに似ていると言いたがるのは、自分の知っているものと結びつけることによって安心感を得たいから。