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「弱さ」と思っていることを「強み」にかえる。
マイノリティデザインという発想が面白い。
『すべての「弱さ」は、社会の「伸びしろ」』という言葉がとても心に響いた。
著者の澤田さんがコピーライターのためか、
・「制約」を翼に変えるのが、クリエイターの仕事
・「SMALL」の中に「ALL」はある
・新しいインプットから始めると、新しいアウトプットが生まれる
など、見出しがもう心にビビッとくる名言だらけで、本に印つけすぎて一周読んだだけでかなり本が凸凹になってしまった。
おすすめの本です。
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久しぶりに誰かのおすすめじゃなくて、
自分でビビッときた一冊。
人生で初めて発売前に予約した一冊。
私の好きなオードリー・タンさんもそうだけど、
生きづらい方、「弱い」立場にいる方を
誰ひとり取り残さないマインドと
理想の世界に向けて、
社会に実装していく方法をもっている。
そこが最高に格好いいし、無性に惹かれる。
私はこういう人になりたかったんだと気づく。
オードリー・タンさんも澤田さんも
ハッシュタグのパワーについて一目置いている。
リーダーシップのある言葉を生むことで
カリスマリーダーがいなくても、
みんながリーダーとなり、いい方向へ動き出す。
そんな言葉を紡いでみたいな。
【好きな文章たち】
・「境界線上」に立つ、アウトサイダーにこそ価値がある
・本業で培った経験や知見を、本業ではないところに、大切な人に、自分の人生に、身の回りのマイノリティひ還元する
・「なにをやらないか」は、人生のコンセプトに対して、「なにをやるか」と同じくらい大切
・秒単位で消費されてしまうコンテンツだけではなく、成長していく「生態系」そのものをつくる
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顔の見えないお客を相手に夜中まで働き、働く意味を見失いつつある現代ビジネスマンの教科書。
「誰もが何かのマイノリティ」。
それこそが社会の伸びしろであることに気づかせてくれた一冊。
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だれもが持っている「弱さ」(少数)を起点にワクワクした社会に変えていこうという
筆者のソフトな呼びかけが読みやすく良かった。
また自分のマイベスト、喜怒哀楽から作成する自分へのプレゼンという提案も自分でも試して見たいと思った。
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『人はみな、なにかの弱者・マイノリティである。マイノリティを起点に、世界をより良い場所にするのが「マイノリティデザイン」だ』
その通りだと思う
筆者は目の見えない息子からそのことを学んだ
#flier
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たまたまnoteでこの出版社をフォローしておりそこで紹介されていた内容に強く惹かれたため購入した一冊。国内最大の広告代理店でコピーライター、クリエイターとして活躍していた作者が全盲の子供を授かったことによって悩み苦しんだ先に見出したマイノリティ・デザイン、そしてゆるスポーツについて紹介した作品。デザインに於いてはハンデキャップを持つ人の意見を取り入れたファッションの開発を有名アパレルを巻き込んで実現したり義肢の方々によるファッションショーを成功させたり、といった活動なのだがなかでも最も感心したのはボディシェアリングロボット。目の不自由な方が装着するものでAIなどではなく寝たきりだけど視力には問題がない人に接続されている。つまり目の不自由な人は視力を補ってもらえるし寝たきりの人は散歩してる気分を味わえる、というもの。最初はコピーライターの経験を活かして障害者団体に助言するようなところから始めてイベントのキャッチコピー作成から活動範囲をこのように広げていって最終的に「ゆるスポーツ」に辿り着く。これは作者自身が運動が苦手ということもあって全盲ほど重たくはなくても苦手というのはマイノリティだという発想から誰もが等しく参加でき楽しめるスポーツを目指したものです既に90種類ぐらいが発案され実際に競技されたり自治体に採用されたりしているらしい。いっとき絶望してからの発想の転換と前向きなエネルギーが素晴らしいし本来の仕事を殆どせずにこういう活動に勤しんでいる状況を許す会社も素晴らしい。失礼ながら明石市にある出版社がこんな素晴らしい作品を出しているとは驚き。人間くさったらだめだな、と改めて思いました。これはおすすめ。
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☑︎すべての弱さは社会の伸びしろ
☑︎才能の使い道をスライドさせる
☑︎運動音痴→スポーツ弱者
☑︎だれかの弱さはだれかの強さを引き出す
「弱さ」に対する見方がガラリと変わりました!
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コピーライターである著者が生まれてきた子供が目が見えない事を知った時に感じた絶望感。
しかしその出来事を発端に家庭、仕事、そして自分の生き方の方向性が大きく変わってきました。
人は誰でも「弱み」をもっているし、誰でも「強み」ももっている。
「弱み」に関しては人はふたをして見えなくしたがるが、「弱み」を受け入れる事で本当の「強み」が見えてくる。
著者がつくったブラインドサッカーの「見えない、そんだけ」というコピーはまさにそれを象徴する言葉です。
なぜだかわからないけどこの本は読んでいるとわくわくどきどきが止まらず、魂がゆさぶられるような高揚感があります。
とても素晴らしい内容ですので、個人的にはすごいおすすめの本です。
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2,3章は面白い。障がい者の方の声など、いまの自分に見えてないことが可視化されてよかった。
4,5章はいかにも広告クリエイターしぐさ全開のうさんくささでダメだった。なぜこうなってしまうのか。そのへんの自己啓発書と同レベル。
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とても読みやすかったし面白かった。ただ、その後にBut…というのが、自分の中にあることに気づいて、それも興味深く、いま自分の中を観察しているところ。
自分の武器(弱さも武器)を上手く活用して、利己利他を追求している、その方法や姿勢(本の中におけるPPPPP?)については凄いと思う。ただ、本の中で紹介されている事例は本当に大きなムーブメントとなっているのか?書き方で盛られているところはないか?と思ってしまうところがあるのは、あまりにも上手くストーリーとして成立しているように思えるからなのだろうか。少し考えてみたい。
1/9追記 しかし世の中への怒りをこのように昇華できるのは素晴らしいことだなというところまで辿り着いたところ
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『#マイノリティデザイン』
ほぼ日書評 Day394
産ませた息子の目が見えなかった…ことをきっかけに福祉の世界に飛び込んだ、売れっ子コピーライターの本。
帰国子女だった著者曰く、考えてみると僕は、海外で生活しているときは「日本人」というマイノリティだった。中1の時には、学校で1年に二言しか喋らなかった。「僕自身もマイノリティなんだという気付き」
(視覚障害のある人から聞いたのだが)彼らは横断歩道を「勇気と度胸と勘」で渡っている、と言うんです。
けれども一方で、みんな気付き始めていると思うんです。
結局のところ僕らは、資本主義(=強者)の伴走者として、その歯車として動いています。強者の売上をさらに増やすために。
すべては「才能の使い道」をスライドさせることから始まりました。自分の才能を「縦に」見ると、どん詰まりです。上には上がいます(…)でも、フィールドを「横に」スライドさせると、思いがけない活用法が見つかるんです。
冒頭の目の見えない人を助けるアイテムとして開発した「NIN_NIN」は、障害や病気で寝たきりだが目は見える人がモニター越しに、視覚障害を持つ人に目をシェアする(音声でアドバイスを送る)仕組み。視覚障害者は寝たきりの人に足をシェアすることができる。どちらかがどちらかを助けるという上下関係ではなく、お互いが身体機能をシェアし合う「ボディシェアリングシステム」。
運動音痴が作った「ゆるスポーツ」。どれも、面白い。ボールに衝撃を与えると泣き出す、赤ちゃんバスケとか、やってみたい。
自分御中。自分に向けての企画書。
年代ごとの喜怒哀楽と掛け合わせることで、自分を見つめ直し、良い未来に役立てる。
以下、自分企画書の作り方。
自分の得意分野を8つあげる。
★自分について、思いつくままに上げてみると…会計、経営戦略、マーケ、教育、コーチング、英語、ギター、落語。
逆に生まれ変わったら世界から無くなっていて欲しいものを3つ。★こちらも自分なら…税金、将来への不安、体育(の授業)。
人生のコンセプト(働く理由を考える)。★初めてITに出会った時の感動。効率性と生産性を高め、豊かな社会を作ること。
自分をディレクションする(立ち入り禁止区画を設定)。★意見の押し付け、人の不幸を願う/喜ぶこと、馴れ合い。
トンマナ(トーン&マナー: 全体的な雰囲気)を決める。★一本、スジを通す。
と気になった箇所をリスト化しても何言ってるかよくわからない。そういう本。でも、グサグサ来る。そういう本。
https://amzn.to/3etwdw4
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バイブル!
①弱さこそつよさになる
→弱さから始める、楽しい逆襲を始めよう。
②広告会社の底力は、点在する情報を掛け合わせて、新しい価値を、つまりは星座をつくる力。
③言葉に、リーダーシップをもたせる
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すべての「弱さ」は、社会の「伸びしろ」。
コピーライターである著者は、生まれて数ヶ月の息子の目が見えないという事実が分かった時に、初めて「マイノリティ」と呼ばれている人たちに目を向けた。
マスからこぼれ落ちている彼らに目を向けた時、そこに可能性の宝庫だった。
一人のマイノリティのために開発されたものが、健常者にとっても役に立つものだったのである。
視点をスライドさせるだけで、可能性はまだまだあるということを教えてくれる本。
この視点を一人一人が持てたら、社会はきっと今よりももっともっと優しくなると思う。
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装丁が良い。(点字付き。)
視点をずらして驚きと遊び心を持って物事を再解釈している。感動しました。著者の取り組みに関わってみたい。
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5月19日新着図書:【息子に視覚障害があるとわかり、コピーライターの著者は障害者や家族、雇用者から話を聞きまくった。そして、「障害は克服するものではなく、生かせるものだ」と思うように。働くことや仕事についてもヒントの多い本です。】
タイトル:マイノリティデザイン
請求記号:369:Sa
URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28182490