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本作の魅力って序盤においてはコンセプト喫茶が舞台である点が一番に挙げられたのだろうけど、キャラクターが揃ってそれぞれが自由に動き出してからはコンセプトの部分だけでなくキャラクターの魅力そのものが輝き面白い作品となっていったように思える
また、その中で徐々にカップリングとも呼べなくもない組み合わせが成立していくに従って、それぞれの関係性も楽しめるようになってきたね
そんな状況だったからこそ、BL営業百合営業の中で普段と異なる組み合わせが登場したのは新鮮味を覚えたかな
ただ、そんな描写があろうと本作で一番好きな組み合わせは夏帆・秋月ペアである点は微塵も動いていなかったりする
営業ツンデレだけど本当は真っ直ぐで純情めいた性格の夏帆、天性のツンデレで色々と意識してしまう性格の秋月。この組み合わせが揃っているだけで読んでいるコチラとしては何かが起こってしまうのではないかとドキドキしてしまう
これまでは何か起きそうで、でも何も起きないという展開が定番だったのだけど、この巻では遂に二人の関係が進み始めるのではないかと思える一幕が!
普通、「一緒に帰れて嬉しい」なんて言われて勘違いしない男はいないと思うのだけど、夏帆の場合は本当に何の深い意味もなく言っていそうで怖い
けれど、言われた側の秋月からすれば何の意味も見いださないなんてある筈がなくて……
これはそろそろ本格的に二人の間で何か起こっても良いのでは?
あと、本編の流れには欠片も関係ないのだけど、22ページのひでりの表情にはちょっとインパクトが強すぎないかい?
あれはアイドルを目指す者がしちゃいけない表情だろうに(笑)