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1949年生まれ、金子成人さん、初読みです。「ごんげん長屋つれづれ帖(二)」、2021.3発行。天竺浪人、悋気の蟲、雪の首ふり坂、ゆく年に の4話。面白かったです。図書館に順番予約しなかったので二巻が先に届きましたが問題なしでした。本所のおけら長屋(畠山健二さんのシリーズ)、大好きです。根津のごんげん長屋も大好きになりそうです(^-^)
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薄いのであっという間に読み終わる。
今作は同じ長屋の住人を中心で、お勝の得意な小太刀は出てこなくて小粒な内容。
寺子屋の師匠の過去の話しや妾と本妻との騒動、悋気を起こした夫婦、妊娠中毒気味の住人を皆んなで助けたことで負担に感じた夫婦が長屋を出る話し。
お勝や住人達があいだに入り解決して行く。こういった長屋の日常が淡々と過ぎて行くのが描かれている。
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内容(ブックデータベースより)
根津権現門前町にある裏店、通称『ごんげん長屋』の住人で、樽ころをしている国松の女房のおたかが倒れてしまった。
身重のおたかの身を案じた長屋の女房たちが交代で世話を焼いたことで、おたかはなんとか快方に向かうのだが、
住人の厚意に恐縮しっぱなしの亭主の国松は、お勝に意外な決意を打ち明けてくる――。
くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。
時代劇の超大物脚本家が贈る、感涙必至のシリーズ第二弾!
令和4年4月20日~21日
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【収録作品】 天竺浪人/悋気の蟲/雪の首ふり坂/ゆく年に
「天竺浪人」 手習い所師範の沢木栄五郎が浪人した事情が判明する。
「悋気の虫」 火消しの岩蔵・お富夫婦。勘違いから浮気の疑いが持ち上がり、手のつけられない夫婦喧嘩になる。
「雪の首ふり坂」 錺職の芳次郎。出て行った妻が病死、横恋慕した男から悪い噂をたてられた娘が自害したことを知った芳次郎は復讐の念に駆られていた。
「ゆく年に」 樽ころの国松・おたか夫婦。身重のおたかが倒れ、長屋中で夫婦の世話を焼く。しかし、2人には住民の厚意は重荷だった。
他人との距離感は人それぞれ。国松夫婦の気持ちはよくわかる。年を取った今、長屋の住人たちの相身互い精神も受け入れられるようになってきたけれど。