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帯に「人生は譜面通り弾くな!」とある。元々譜面なんぞ無かったあるいはあっても読めない人(自分かとw)でも同じリズムとコードの繰り返しになってしまうことがあります。そんなときガツンとくる一冊。「これからは変拍子と転調の連続、ついでに肘打ちだぁ!」と燃えること請け合いです。
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即興の知とは? 予め決められたことをそのままやるのではなく、即興でからだを動かし、おもしろいことを容赦なく追求することで、生まれる知…
おもしろいことを追求するというのは、最高の価値である。
自ら動いてみないと何も見つかるものではない。いろいろとぶつかったり、失敗したり、心が動き感動し、涙がながれたり、様々な経験をしているうちに、自然と自分の人生を前に進めてくれる何ものかに出会う。そんな生き方が出来れば、行き詰まることはない。
創造性は、勇気の量に比例する。
人は、甘えが許されない環境だったり、何かを打破しなければいけない状況に追い込まれたときに、本来の強みを発揮する。
子供の発達においては、嘘をつけるようになることが、大変重要なステップである。
嘘がつけない子供は、対人コミュニケーションがうまくいかない。
タブーを破ることが、人間発達においては、大事なステップである。
ルールは、大人がつくるが、そのルールを破ることが、人間の発達において非常に重要である。
ただ、ルールを破るにもやり方がある。悲惨なルール破りではなく、芸が必要である。
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脳の働きや即興性との関係についての考察は少ないけれど、山下洋輔の成り立ちやさまざまなエピソードがおもしろく、一気に読めた。即興性は引き出しを多く持っておくことが大事ということ、既存の枠組みを理解した上でそれを壊す勇気を持つことが創造性に繋がるということに深く納得。
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「子供が何をしたらほめるかがその国の文化です。」とかっこ良く言い切る山下さん。「ひんしゅくを買いつづけるってやっぱりわくわくしますよね。」とやんちゃに茂木さん。楽しんで読めました。
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ジャズは好きだけどフリージャズはちょっと。。
とかなんとか言って、山下洋輔をちゃんと聞いたことがないんだけど。
音楽家はすべからく、ジャズプレイヤーといわずクラシック演奏者といわず、板子一枚下は地獄、というのはなんとなくわかる気がする。
人生は一回きりの即興演奏だ、というのはちょっとうまいこと言いすぎてるでしょ。
ピアノを燃やして、フリージャズだというのがよくわからない。
新しいことをやり始めてそれをひとつのジャンルとして定着させてしまったことのすごさはわかるけど、どう理解しようとしても無理。
そういうふうに無理と思うのも多様性の一つだよ、それでもいいんだよと茂木さんは言いそうだけど、なんでもありというのはどうなんだろう。
そしてそんな破天荒なことも受け入れる、理解するという、人としての広さが大切なんだよということなのか?
とてもじゃないがそんな人にはなれないな。
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P.189
山下 人前に出るから怖いんですよ、きっと。子供の頃、家でイタズラ弾きをしていたときは、恐怖心なんてありませんでした。やっぱり人にバカだと思われるのが怖いんでしょうかね(笑)。
茂木 なんでバカと思われると怖いんですかね。
山下 こうでなければならないというものを自分で勝手に作っているんでしょう。スタンダードというか、完璧なものを。それに及んでいないことが人にわかるから怖いんじゃないでしょうか。
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型破りとは、基礎が充分に出来ていて、アレンジが加えられること。
自分のルールに抑制されずに、勇気を持って独創性を表現する。
また、独創性を育むフォロワーの重要性。この役割を担う事も大きい。
メモ
『ジャズに名曲なし、名演奏あるのみ』
棲み分け。多様性を認める事。
メタ認知。自分を冷静に見る力。
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ジャズはいかにして即興で音楽を仕上げることができるのだろうか。フリートークも即興性であるとするならば、どのように「即興」がつくられるのだろうか。本書はそれを脳科学者でおなじみの茂木氏とジャズピアニストの山下氏の対談でもって解き明かしている。
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山下さんの著作を何作か読んでいる人にとってはあまりにもヌルイ内容。
茂木さんは山下さんをヨイショするだけだしw
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茂木さんと山下さんの対談を1冊の本にまとめたもの。
会話も読みやすい、話も面白い!
山下さんの演奏を生で1度だけ聴いたことがあるけど、この本を読んでから聴きたかったなと思いました。笑
山下さんの本、茂木さんの本、それぞれひろげて読んでいけたらいいな。
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型の守破離の先に即興の粋があるのは
音楽も芝居も一緒、なのだろうか。
読みやすいけれど、とても深い対談だった。
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久しぶりに山下洋輔関連のものを読んだ。
茂木健一郎が聞き役となっている対談だが、「脳と即興性」というよりは山下氏のJAZZや即興への考え方をわかりやすく披露していただいた感じ。
山下氏にはまだまだこれからもステージ、文筆業で活躍していただきたい。