サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー8件

みんなの評価2.7

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (3件)
  • 星 1 (1件)
8 件中 1 件~ 8 件を表示

電子書籍

宝物のような一冊

2021/09/19 00:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きなこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

はらださんの著書は『日本のヤバい女の子』もその続刊も読んでいるけれど、本書がいちばん好き。

「女同士だから」
「恋愛関係ではないから」
「遠く離れてしまったから」
ふたりの関係性は“おしまい”になってしまうものなのか。

いつか必ず“終わる”ことを運命づけられた、あるいはなかったことにされてきた繋がりを、異性愛規範という強固な楔から解き放ち、ただただ終わることのない
「あなたが好き」
という感情へと解放してくれる。
読みながら、何度も多幸感に泣きそうになってしまった。

正直なところ、わたしも著者のはらださんと同じように『女ともだち』という書名に、身構えてしまうところがあった。
けれども、本書を読み進めるうちにその不安は自然と解消された。

「私は『ともだち』という言葉を使うことで、性愛をことさらに友情に『薄め』ようという隠蔽に加担しているかもしれない、と意識し続けなければならない」
と、はらださんは本文中で丁寧に書いている。

『女ともだち』は、今まで異性愛規範によって単純化されて理解されてきた「女と女」の関係性を解きほぐそうとしつつ、同時に同性愛的絆を排除していない。
証拠に、「日本最古のレズビアンカップル」と(面白半分に)称されることの多い「前斎宮と中将(我が身にたどる姫君)」についてのエッセイも、本書には収録されている。

そのことに心底安心したし、同時に非常に繊細な手つきで、異性愛規範とともに恋愛伴侶規範※を解体しようとする試みに共感し、そして救われた。
異性同士じゃなくても、恋愛関係であってもなくても、「(たまたま、あるいは必然的に)女としてわたしの前に現れた、あなたが好き」という感情を、はじめてこれほどまでにシンプルに受け入れられた気がする。

※「人間は、主に異性同士によって営まれる一対一の永続的なパートナーシップを至高とし、他よりも優先すべきだ」という思想。

実は、取り上げられている作品そのものは未見のものも結構あるのだけれど、『テルマとルイーズ』だけは、これから見ると決めているので、読まないままにしてある。

これから読み返すうちに、またあたらしい発見があったり、あるいは同じ一節に励まされたりするんだろうなぁ、と今から思っている。勝手ながら「ほんとうにありがとう」という、一抹のしあわせな気もちでいます。
自分のすべての女ともだちに買って配りたいくらい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2021/04/19 20:16

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/04/26 19:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/06/28 00:08

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/06/23 00:06

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/11/10 01:12

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2023/05/01 00:18

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2024/02/08 22:32

投稿元:ブクログ

レビューを見る

8 件中 1 件~ 8 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。