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2022年12月20日 読了
初期講演集。最近の書籍もよいが、私は個人的にこの初期の講演集が好きだ。
第一章 平静心
いわゆる「ピーク・エクスペリエンス」の話など。心が乱れない、そのこと自体が幸福であるというお話。「情熱からの出発」という本書のタイトルとはおそらく正反対の内容だが、心が波立った時にこの話を思い出したい。
第二章 悟りの極致とは何か
私たちに語り掛けるような詩編で仏法真理が語られる。
第三章 信仰と愛
この説法は初めて接した。隆法先生が大悟されたときの具体的状況、その後の悩みなどが書かれている。高級例と対話なさるようになってからも「なぜ自分なのか、人違いなのではないか」などと思っていた。砂漠に水をまくような途方もない「仕事」を受け入れ、そこに向かってゆく心境などが詳しく書かれている。(失礼な言い方かもしれないが)隆法先生も私たちと同じ人間だったのだ、ということが垣間見え、そこが逆に心に訴えてくるものがある。
第四章 光あるときを生きよ
これも同名の書籍がある(私は個人的に好き)が、それとは少し内容が違う。この章は、隆法先生の仏法真理の要約で大変わかりやすいし、初心者の方に示すときにも良い。愛、智、反省、発展の四正道や、積極的にプラスを生み出そうということなど、幸福の科学の教えのエッセンスがぎゅっとつまっている。
「人生は一冊の問題集」で「あなたに解けない問題は現れない」という教えもこの章の中に入っている。素晴らしい教えだ。
第五章
情熱からの出発は(記憶違いがなければ)日蓮様のご指導だったと記憶している。伝導の大切さを中心に説かれた内容で、「一週間に一冊は真理の書籍を読もう」「週に一人には真理の種をまこう」など、学習と伝導に関する具体的な数値目標が書かれていて、名前通り所言う熱に満ちた内容となっている。
また読み返すことがあるだろう。