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だめ男にくっつく女
2022/07/23 22:03
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんか……この作者が書いた他の作品を思い出した……のは自分一人ではないと思うのですけど……。しかし、これは、男子高校生が、メインということなので、それはさておき。で 、餅湯博物館から縄文式土器が盗まれた……。
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寂れた温泉街に住む高校生のお話。
特に夢や目標もなく、将来に不安を感じる主人公。
同級生たちと毎日バカなことばかりして過ごす、青春小説。
クスリと笑えるところもあって、
三浦しをんさんの青春小説好き。
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楽しい話だった。
古い温泉の商店街に住む高校生の話。
ややこしい出生の秘密。
2人の母親。そして父親は?
町の温かさとか、母親の愛情、悩みもあるけど、前に向かって進んでいく怜。
楽しい高校生の日常。
表紙も読後によく見ると、なるほどって思う。
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ひなびた温泉街に暮らす怜は、母親が二人居る
。父親は解らない。割と優等生だが、特に将来の夢もなく、平穏に過ごせれば良いと思っているのに、周りの大人も友人達もそれをさせてくれなくて…
怜の友人が個性的で、博物館に飾られている土器は実は心平の作品だったり、ラブラブ彼女の存在が父親に認めて貰えない竜人など、わちゃわちゃした感じがお気に入りです。
怜のもう一人の母の伊都子がとても器の大きい人で、怜にとってはありがたい存在なのも好感が持てました。
狭い温泉街で田舎特有の密度はあるけれど、皆んな良い人達で、こんな所あったら行ってみたいです。
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性格の違う人たちが不思議と寄り集まっていつメンを形成しているのがなんか良い。
社会に出てからこういう友達を作るのはなかなか難しく、学生特有な気だるさや時々思い立ったように刺激を求めて本能のまま行動してしまう感じが今となっては羨ましい。
キラキラした日常ではないけれどたしかに彼らは青春しているんだなとしみじみ思った。
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待ちに待った大好きな三浦しをんさんの新作。やっと読めました!!
田舎の高校生の日常。なんか懐かしいぞ!
くだらない会話の中に垣間見る、進路や友人や親子関係の悩み。いつの時代も変わらない。
嫌なヤツは基本出てこない。温かくて、清々しいアオハルの話。
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なに考えてたかな
たまに事件があるとしたら通学路でカメがひっくり返ってたとか、古びたスーパーがコンビニ的なものになったとか
変わらない日常だったけど、朝わざと単線電車見送ったり、わざわざの回り道したり、さびれたスーパーで買い食いしたり
この作品は、眩しくてキラキラで”おセンチ”になる
「迷惑のかけあいが、誰かを生かし、幸せにする」
いい相互作用の循環
こういうところが、三浦しをんの三浦しをんたるところだ
そして確かに、エレジーは流れない!
笑える
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穂積怜は餅湯温泉で暮らす男子高校生。ちょっとおバカは幼なじみ竜人と心平、おとなしい性格の丸ちゃん、土産屋を営む一緒に暮らす母•寿絵と東京で女社長としてバリバリ働く一月に一週間一緒に過ごす母•伊都子に囲まれ、平穏な日々を送りたいと願いながら、自由奔放な友達に振り回される日々を過ごしている。高校2年、将来のことも考えなくてはならない時期、でも夢もなく、金銭的な不安もあり進学について悩み、さらには自身の出生や複雑な家庭環境にモヤモヤしている、悩みは尽きない。ずっと存在しなかった父親が現れ、実は自身の周りの人たちに見守られていたことを改めて気づき、二人の母からの愛を感じ、普段ムチャクチャな幼なじみの友情も感じる。淡々とやり過ごそうと思っても毎日不安や悩みは尽きず、自身の気持ちを『勇気満タンで迷子になるみたいなとりとめもない気持ち』とある。でも友達と花火も見て笑い合う中、『それだけでいいのかも…』と思える、悩みは簡単に解決する訳ではないけど、優しい人々に囲まれ前に向かって進む、そこがいい。
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久々のしをんさん長編小説。
当たり前のように学校へ行って、当たり前のように友達とあって、そこで大声で叫んでふざけてバカをやって。
本当に毎日当たり前に出来ていた事が今では出来なくなってしまって…
だからこそこの本の中にある当たり前な男子高校生達の日常が、とても尊く感じた。
と、言いつつぶっちゃけて言うと終始笑いを堪えるのに必死だった。
あーこれこれ!
これこそしをん節!!
もうほんと、好き!
色々大変な時だけど、だからこそ底抜けにバカな高校生達の日常にとても救われた気がした。
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三浦さんの本は、さらっと読めるのにこの本は、なかなかな読めなかった。
私の体調が悪いのか?それとも高校生主人公の本は受け付けなくなったのか?
複雑な環境で育だった主人公の気持ちが理解できないからか?
まぁよくわからんけど、いい仲間がいて幸せではないかと思った。
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どこが舞台かはっきりとは書かれていないのだけれど、静岡県の神奈川寄りかなぁと思い、最近熱海や三島に行ったばかりだったので、熱海や三島の辺りを思い浮かべながら読んだ。
主人公の男の子の友達や周りの人達との関わり方、この町の人と人とのつながり、登場人物達の考え方在り方がとても良かった。
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古い温泉街に住む高校生たちのわちゃわちゃとした青春小説。
母親が二人いて父親がいない。しかも生みの母がどちらかわからない、という出生の秘密を抱えた高校生、怜を中心に彼らの心の成長を見守りたくなる。
それぞれに親や地元とのつながりをうっとうしく思いながらも地元やそこに住む人たちへの断ちがたい複雑な思いを抱えている。むなしさと慕わしさのすきまで行ったり来たり。
ここではないどこかへ行きたいと、思う年ごろ。その気持ちがとてもよくわかるだけに、彼らのその先をいつか読みたいと思ってしまう。
育った町を捨てるのって、本当に難しい。関係が密な町だから特に。ありがたくもあり面倒臭くもあり。
それでもこんなにまっすぐないい子に育ってるってことはこの町はとても良い町ってことだろうな。
そして、「迷惑なんてかけあえばいいのよ」という言葉に、きっと救われる人がいるだろう。
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高校生男子4人の物語。
そのうちの1人、主人公の怜の家庭環境がちょっと複雑ということの他、決して奇想天外な内容ではない。
笑い、泣きと、等身大の高校生の姿を感じた一冊。
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話の幅が広かったので、もう少し「オチ」のようなものを期待してしまいましたが、無難に収束してしまいました。
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子どもの頃は親ってウザいと思うのに、なんで大人になると結婚したり子ども作ったりするんだろーと思う怜に共感。ほんとだよね。子どもの頃、欲しかった親になれていないことに悲しくなると同時に、親の気持ちも理解したり。家族の形はさまざまで、それぞれに家族関係で葛藤があるもので、普通なんてないし、幸せそうに見えても悩んでいたりするし。一人ひとりが描写されることで当たり前のことに気づかせてもらえる。自分の人生はあまりに近くで見えすぎて、他の人と対等には比較できない。なのに、勝手に比較して、人を羨むって意味ないなーとも感じた。他人を羨むのではなく、自分の人生の愛すべきところを見つけよう。