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DXという単語が一人歩きし、単語としてはよく聞くが実態を知らないと思ったので本書を購入した。
「はんこ文化をなくす」などのなんちゃってDXではない、会社に改革を起こすようなDXについて知ることができた。
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【概略】
「DXとは?」「デジタイゼーション・デジタライゼーションとDXとの違いは?」といった初歩的な疑問から、実際のDX運用における様々な壁について、シリコンバレーでの経験と、クライアントによる運用実例を交え、わかりやすく示してくれる。
2021年05月04日 読了
【書評】
初歩的な疑問(デジタイゼーション・デジタライゼーション・デジタルトランスレーションの違い)もわかってなかった自分、役員として手伝っている会社でのDXを担当してるというね。
結論としては、経営理念を作り、その経営理念をどう徹底させるかに執心するという経営者が経営者として邁進しないといけないところを、今一度(デジタルという要素を加味し)考えるというところが重要で、その鳥の目をしっかりもった状態で虫の目でもって進んでいく、というもの。具体的な部分で導入の壁・運用の壁という2つの壁を乗り越えていくという。そのあと、細々とした注意点などを各論的に書いてくれてた。
この本の感想とは少し離れてしまうけど、ITリテラシーの高低って導入・運用のスムーズさにかなりの影響があるね。自分もそうだけど、いくら頭で効率化や便利になるってわかっていても、新しいことを導入することに対する抵抗ってあったりする。この辺りの克服方法なども、色々な事例、見てみたいね。
またまたこの本に話を戻す。ITとは関係ない企業もデジタルカンパニーとして考えることがDX並びにアフターコロナで生き残る重要なキーとなる、ってあって。そしてそれについて実際の事例を不二家やホリプロといった知名度の高い企業を媒体に教えてくれてる。なんというか、励みになるね。アイデア次第なんだね。あとはデータの生かし方か。
アベマで Google 訴訟について取り上げられた番組があり、そこで西村博之さんと著者がやりとりしていたのが著者を知るキッカケで。あの論破王・ひろゆきさんに対し、凄く知的に、わかりやすく、さらには素敵に対応していたのが凄く印象的で、それで思わず(前述のとおりちょうどDXに挑戦していることもあり)この本を購入することとなった。コミュニケーションが円滑になされているということが、本の心証をよりよくした事例だったりする。
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具体的な戦略論よりは考え方が中心だと感じました。
経営者だけでなく、チームリーダーからでも十分に参考になるポイントはあるかなと思います。
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デジタルを推進するとか、そんな権限もなく、部署にもいない自分が、DXというかデジタル化になんとなく興味があって手に取ってみた本。結果、今の自分に直接必要なことは得られなかったけど(まぁ、当たり前か)、DXに限らず、大きなことを成し遂げるには、周りにWHYを伝えて、巻き込んでいくことが大事だということを改めて感じた。
ネットフリックスの例(DVD郵送サービスからストリーミングサービス)はおもしろかった。
顧客情報の宝庫で、ユーザーが何に興味を持って、何を観ているのかが一目瞭然。ある意味、ちょっと怖いね。
以下、自分への備忘録として。
デジタル化には3つのステップがある。
① Digitization
今までのアナログデータのデジタル化すること
② Digitalization
デジタルデータを活かして仕事のシステムのモデルを変革すること
③ DX(Digital transformation)
上記2つで用意されたデジタル化を会社の文化や人のマインドセットを抜本的に改革して推し進める続けていくこと
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DXについて知っているつもりだったけれど、知らないことが多かった。驚いたことに、基本的なことすら自分は知らなかった。
例えば、デジタル化には3段階あり、
①デジタイゼーション
②デジタライゼーション
③デジタルトランスフォーメーション
この3段階は基本中の基本であるが、私はそれすら知らなかった。
今働いている環境では、ただ単にデジタイゼーションを進めないといけないことがめちゃくちゃあるが、なぜそうする必要があるのか、どのデータを抽出してデジタル化する必要があるのか。そしてそれらをどのように活用していくのかを含めてディスティネーションを考えないといけない。
単に今の仕事を
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【良かった点】
・海外大手企業の事例紹介は面白かった。
・DXに必要な条件の部分は納得感があった。明言してくれたことで、社内でも上司に紹介しやすい。
【イマイチな点】
・全体的に内容(事例紹介/考え方)が非常に薄い。著者ならではの切り口がなく、何冊かのビジネス書を引用してまとめたような印象が強い。
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ネットフリックスの話は面白かった。Amazonのジェフベゾス氏などやはり成功している人は考え方がすごい。DXなんて言葉が無かった時にそれをやってのけている。考え方だけでなく、手法、取り組み方の説明がある。失敗例もあると良かった。
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DXのことをふわっとしか知らない自分には入門書として読みやすくて役に立った。
何よりも人材育成が大きな課題になりそう。
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近年、多くの日本企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいる。だが、いまだ成功例は少ない。DX推進を阻む原因を明らかにし、その解決策を示す書籍。
DXとは、デジタル技術を採用した根本的なビジネスモデルの変換を指す。その本質は、「会社にとってのコア」を再定義し、それをデジタル化することである。
DXとデジタライゼーションを混同する人は多いが、両者は異なる概念である。前者は人や組織に関する変革を指し、後者は技術に関する変革を指す。
従ってDXを実現するには、経営者が自ら舵を切り推進する必要がある。
①デジタイゼーション(Digitization)「アナログからデジタルヘの移行」
②デジタライゼーション(Digitalization)「デジタル化されたデータを使用して、作業の進め方やビジネスモデルを変革すること」
③DX「KPI(重要業績評価指標)の見直しや抜本的な組織変更などが必要」
DXとは、単に1つの業務プロセスを自動化・省人化することではない。それは、少しずつ積み重ねていく長期戦だ。そしてDXを推進する上で必要不可欠なのが、AIの導入である。
DXの推進においては、次の3つの壁が存在する。
①FOMOの壁:Fear Of Missing Out(置いていかれることを恐れる)
「DXを推進せねば」と考えてはいるが、何から手をつければいいかわからず、実行に移せない状況。この壁を超えるには、まず、どんな課題を解決したいのかを明確にした上で、その課題がAIで解決できるかどうかを判断する。
②POCの壁:Proof Of Concept(概念実証)
仮説検証をくり返すばかりで、事業化に至らない状況。この壁を超えるには、自社の経営課題を洗い出し、どの課題にAI導入をすべきか数値評価する。
評価はFOME分析で行う。
・実現可能性 Feasibility
・応用性 Opportunity
・検証性 Measurability
・倫理性 Ethics
の4つの観点から行う。
③イントレプレナーの壁
どの分野でDXを推進するかという焦点は合っているが、必要な人材を集められない状況。この壁を超えるには、部署を横断した社長直下のチームを組むことが有効である。そして経営者と部門長がプロジェクトの意義を理解し、コミットすることが求められる。
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DXというと言葉が先走っている印象だが、本書では企業のコアをデジタル化すると明瞭に定義。
著者がAIの企業経営者ということから、AIを前提とした記述が若干みられるものの、IT関係者は一読の価値はあると考える。
DXについても総合的に学べるし、どういうところでつまづくかについても書かれているので実務でも活用しやすいのではないかと思う。
・DXの定義
・事業のコアをどうやってみつけるか
・DXの3ステージ
・伝統的な会社でDXするときの5ステップ
・DXを阻む壁
・以降、詳細・・・
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DXとは何か?どうすればDX化を進めていけるのかをまとめた本。
まず最初にDXの言葉の定義にしっかりとページを割いており、それをベースにDX化の課題を実経験を元にまとめているので、とても理解しやすいと思う。
先ずは会社のチームメンバーに共有して言葉の定義からしっかりと共有していきたい。
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読むタイミングを逸してしまった為か目新しさは感じなかった。改めて整理をするとこういうこと、との納得感は一定レベル得られる為、参考書籍としての意味はある。AI偏重であることと、DX戦略と結びつけなくても良いテーマに割かれるページの多さが満足度の低い要因。
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読むタイミングによって評価は別れそうですが、ちょうど今デジタル化の企画をしている中で参考になる所が多くありました。
また時間があれば読み直してみます。
入門書としては良い本だと思いマス
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DXの定義やフェーズが体系的でわかりやすい。
ビジネスモデルとしての成功事例や失敗についても最近の企業のことがたくさん書いてあり面白かった。
デジタルをどう活かすのかはわかるが現実にはながあ時間をかけてすすめるもの。全体像の把握にはとても良い本。
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小手先のツールのデジタル化がDXではなく、コアとなる事業を再定義して、それにデジタル技術をどう活用していくかが重要だと理解できた。ただこれだと腰が重く変化する勇気がない日本の中小企業にはDXの実現は難しいだろう。