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ミステリー要素もあり、サクサクと読み進められました。
謎が解けるまではどんな風になるのかと思っていましたが、ラストで謎か明かされ、最後のあとがきは本当に感動しました。
小説家や絵描きの視点から見ると勇気づけられる作品だと思います。
私は趣味として絵描きをしているのですが、本当に自分の価値がわからず自暴自棄になる時も多いです。そんな時にこれを読んで、
「あなたがいるから私は小説を書こうと思います。」
これに本当に共感できて泣きそうになりました。
ティーン向けの小説ですが、何か心にグッと来るものがあり面白かったです。
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この本を読んで、どれだけ絶望的なことがあって死にたいと思っても、生きてることが大事なんだなって思った。
もし、純恋の自殺が成功したいたらミマサカリオリの最終巻は読めなかったんだな、って。
生きててくれて、ミマサカリオリの心を救ってくれたから報われた。
どちらも絶望の中にいたかもしれないけど、お互いの存在が救いであり、生きる意味になれたんだなって思うと、どちらも死ななくて本当によかったと思う。
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沢山のことに騙され、気づいて驚きの本だった。純恋ちゃんがミマサカリオリを救ってくれた。ミマサカリオリが純恋ちゃんを救ってくれた。純恋ちゃんが生きていてくれたからミマサカリオリは続きを書いてくれた。ミマサカリオリが生きていてくれたから純恋ちゃんを救えた。ミマサカリオリのあとがきを読んだ時は感動した。自分も生きようと思った。この本は生きようと1歩前に前進させてくれる本だ。
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『男女7人再生物語:失われた最終章を求めて…』
天才作家ミマサカリオリは、人気小説の最終巻を出版する前に急逝し、それを追いかけるように16歳の少女が自殺を試みた。未完の小説を完結させようと熱狂的ファンが廃校に集まり共同生活を始めるが… 途中から一気読みでした!
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優しい物語。
読後、すっきりして後味が良い。
結末に感動した。
ミマサカカオリへのファンへの愛、とりわけかれんの愛が伝わってきて胸が温かくなった。
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謎に包まれた人気小説家ミマサカリオリの訃報をきっかけに、その熱心なファンである7人の10代・20代の男女が、未完となってしまったミマサカリオリの小説『Swallowtail Waltz』の結末を追い求めて、その小説の舞台設定と同様に廃校での共同生活を送るなかで繰り広げられるストーリーを描いた青春ミステリー小説。
めくるめく展開で、小説としてよくできた構成だと感じた。ちょっと登場人物の1人が拗らせすぎてる気はしたが、最後は大団円で終わって、ほっこりする読後感だった。
スピンオフとして、『Swallowtail Waltz』自体も小説として読んでみたくなった。
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「この世界には、物語を必要としている人間がいる」もともと気になってた本だったけれど、帯のこの言葉を見て購入を決めた。
読み進めるうちに、優しい、不器用な人ばかりなのだと感じた。読後感も爽やか。ラストがよかった。
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比較対象として合っているかは判断しづらいが、『六人の嘘つきな大学生』に似ていると思った。舞台から抜けられないのと嘘を交えた探り合いな分、この作品よりもエンターティメント色を強く感じる。
前置きが長くなったが、佐藤がミマサカリオリ張本人と言うのは予想の範疇。仮に、編集者の山際さんがミマサカリオリだったら、仰天していたのになと思った。遡ってみれば、単独行動を好んでいたので分かりやすい。
共同生活を送る廃村を舞台にした意義が見いだせない。去っていく理由もなんだか一辺倒で平版だと感じてしまう。
作中に出てくる作品への個々人の思い入れをもっと聞きたかった。物語である芸術を挿入し、良さを文字だけで伝えるのはやはり限界があるなと感じる。
伝えたいメッセージはなんとなく分かっただけが残った。
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この物語は人を救う、は本当だと思った。
こういう病気とか別れとかの要素がないのに感動できる物語はすごいと思った。
1番好きなのは最後のページ。自分に向けられているような気持ちになる。
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物語の流れや、人物の予想はある程度ついてしまう話だった。しかし、作者の悲痛な気持ちがとてもわかりやすかった。それを支えようとする人たちも素晴らしかった。
作中の小説は、もとから決まっていた物語なのだろうか。それとも、7人で過ごした日々をもとに書いたものなのだろうか。読んでみたい。
最後のページをみて、誰かが本当に救われるといいと思う。
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全国に熱狂的なファンを持つ、謎に包まれた小説家・ミマサカリオリ。
だが、人気シリーズ完結を目前に訃報が告げられた。
奇しくもミマサカの作品は厳しい批判にさらされ、さらにはミマサカに心酔していた16歳の少女・純恋が後追い自殺をしてしまう。
純恋の自殺は未遂に終わるものの、彼女は「完結編が読めないなら生きていても意味がない」と語った。
やがて、とある山中の廃校に純恋を含む七人の男女が集まった。
いずれもミマサカのファンで小説をなぞり廃校で生活することで、未完となった作品の結末を探ろうとしたのだ。
だが、そこで絶対に起こるはずのない事件が起きて――。
(アマゾンより引用)
エピローグ良かったなぁ。
てか、必要以上にSNSで誰かを攻撃したがる輩と、マスコミってホントどうにかしてほしい。
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驚く展開はなかったけど、じわじわ真実に近づいていくにつれ引き込まれていった。
あとがきについても予想通りの展開だったけど、わかっていても泣かされた。
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面白くないわけではないのだが、そこまで引き込まれなかった。
本の中にでてくる、多くの人を魅了する小説と言うのが、ピンとこないし、その小説によって生き方が変わっている人にも共感できなかった。
それほどすごい小説が存在するなら、読んでみたいなと思った。
きっと、若い人向けの本なのだろう。
もう少し若い時に読んだとしたら、違った感想をもったのかもしれない。
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タイトルにもうひとひねりあっても良かったのかなぁ。
人気小説を書いた作家が亡くなったという知らせを受けたファンの7名が、その小説を模倣した生活を送ることになる物語。
私自身が大人になってもう心が穢れてしまっているからなのか、6名がこれほど「いい人」でいることが出来るものなのかと疑問に思う。
それとも、作家が書いたその小説がそういう「いい人」を作ってしまうほど素晴らしいものだったから・・・と【思い込んで】読めばいいのかな。
小ネタを大げさに書いている・・・そんな気がした。
つまらなかったから、大人にはあまり薦められない小説かなあ。
ラノベを楽しんでいる高校生くらいまでなら、いいのかも?
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未来屋小説大賞ノミネート作品。
超流行小説をなぞった廃村生活で、書きたい気持ちを思い出す。
鬼滅の刃みたいな超流行作品を書いた著者は謎の人物で編集者にすら性別もバラしていない。全6巻の作品が国内バカ受けし、5巻の段階でドラマにアニメになった。が、5巻でメインヒロインが死んだことにより、ドラマアニメの監督からもバッシングを受けて、他の読者からもバッシングされる。
作者は自分のSNSに自分は死亡したと投稿して消える。ファンは6巻を読めずに。
最終巻の内容を予想しようとしてファンサイトのコアなファンで廃村に合宿する。廃村生活は小説の内容とも一致。実は編集者が企画しており、作者も呼ばれていた。
コアなファンに向けて暴言を吐きまくり、アンチとして動く作者。1人の少女が最後まで残り、作者の暴言にも耐えて、ついに作者は身分を明かして執筆することを約束する。
とんでもストーリーだけど面白くて読む手が止まらなかった。