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小説だから脚色もあるだろうけれど、中国史好きにはおもしろいシリーズ。
どれも厚めだけど、読みやすい。
1巻は、春秋戦国時代中心。
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入手して、一冊の分厚さと巻数に、ちょっと読むのを躊躇していた。
けれど、読み始めると面白い。
昔の伝説の中でしかわからないような人物が、
生き生きと伝わる。
時代の雰囲気も、よく分かるように思える。
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歴史物は、どれも興味深いのですが、
特に中国の歴史物って、
かなり面白いです。
さすが4千年(5千年?)の歴史!
これの1巻が見当たらないんですよね〜。
買いなおしちゃおうかな〜。
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考えてみれば、これが古代中国の小説に転がる原点だった。
高校時代に何巻目かを友達に貸して戻ってきてないな・・・4巻だったかな・・・
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中国の歴史を分かりやすく説明してくれる小説。
代表的な漢文故事も網羅されとります。
ってもう、これだけ長いと小説じゃないよ。
とりあえず項羽と劉邦がアツい。よんでるとつい主人公に感情移入してしまう。なぜ素性の良い項羽でなくて劉邦が漢王になれたかというのが、必然性をもって理解できた。
ほんとは読んだのこれと違って全集版なんですが、それに載ってた特別書き下ろし作品山河在り第一回も探偵小説らしく好ましい。
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中国好きになった原点。高校時代、中国史はこの本を読むだけで十分だった。
なにより、時代と共に変わっていく登場人物がみんな魅力的だった。
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長い長い中国の歴史を、要点をおさえつつ、かつ読みやすい物語仕立てで紹介してくれる。三千年を超える(年数は解釈いろいろだろうけど)だけあって登場人物はめまぐるしく入れ替わり、正直、追って行くのは大変だけれど、有名人が多いのでなんとかついていけている。時折、日本語のルーツになっている中国史上のエピソードも、まめ知識的に紹介してくれているのがとても嬉しい。続刊も引き続き読んでいる(さすがに長くて大変)。
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全六巻。
一冊が分厚い。
中国の神話から、モンゴルに支配される元の時代まで
のダイジェスト。
三国志やら史記やら、
それぞれ独立した物語のあらすじを全部読める感じ。
ダイジェストで長いので、
正直もう何があったかは覚えてない。
人とか全然。
でも漠然と時系列は頭に入るので、
今まで読んだ小説の前後関係をつかむことはできる。
文章は本人出てくるタイプ。
けど全くくどくないし、ダイジェスト版という性格上
全然気にならない。
まあ、つまんなくはないけど、
結局覚えきれてないので星3つ。
中国の話を読んだことがなかったら、
これ読んでからだと分かりやすいかも。
まあ。
これ読むのが大変だけど。
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巻数の多い小説ですが、陳瞬臣ファンの私としては、何回読み返しても、飽きません。
通読するのに時間がかかりますが、いにしえの中国の歴史に登場する有名・無名の人物の、政治・思想・賢者・愚者・教え・悟りなど、現代でも通用しますね。
例えば、「酒池肉林」など、人の弱みにつけ込んで、弱体化をはかる政治手法は、秀逸です。
特に、今の日本の政治家達には、自分の政事(まつりごと)を問う「バイブル」として、ぜひ読んで欲しいものです。
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古代から13世紀くらいまでの中国の歴史を語った小説。
中国古典は結構好きで読むが、なかなか時代順に1つの小説として取り扱っているものはあんまり読んだことがなかったので、時代背景が整理される気がしていい感じだ。
1巻は秦の中国統一まで。
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新しいカテゴリ追加、こちら方面は、今までまったく興味がなく、知識もない。人物名や国の位置関係など、慣れるまでは、なかなか頭に入らずとまどうが、無視して読み進めても十分楽しめた。文章は小説仕立てなので読みやすい。
1巻は、中国中原に君臨した、神々から秦の始皇帝までと、そのスケールは大きく、登場人物が面白おかしく書かれている。苦労を重ねて、栄華を極めると、人はかならず慢心する。そこに付け入る様に、敵対する者があらわれ、最後には必ず殺される。人の一生はぐるぐるとめぐり、同じことを何度も歴史上は繰り返されるのだった。
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1
日を射る者
酒池肉林
天道は是か非か
竜の唾から
怪腕自滅
春秋の友情
覇者をつくる男たち
2
復讐は我がいのち
兄弟逃亡
怨念は消えず
あざやかな恩讐
怨霊さまざま
逃亡者
王位転々
日暮れて道遠し
囚人部隊は行く
臥薪嘗胆
呉宮の蝶
恩讐の道
春秋の終幕
3
兵法の名門に生まれて
いざり軍師
いまや宰相
百家争鳴の裏方
危険な綱渡り
鶏鳴狗盗
4
人呼んで鬼谷先生
謀略学校
身は裂けても
泪羅に沈む
同門の弟子
追放令くだる
孤独な少年王
巨根の長信侯
骨肉の争い
5
二重逃走
詭策あるのみ
易水の歌
事は成らず
老将軍再登場
天下は一つ
復習謀議
空とぶ鉄椎
博浪沙始末
太公兵書
三皇五帝から秦までが書かれている。
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この本で中国史が断然好きになりました。全6巻の長丁場ですが、読んでる間は登場人物になりきることが出来る数少ない作品だと思います(私の中では・・・)。
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中学時代に読んだので面白かったのかは覚えていないが、
ここから中国歴史モノにはまったのはまちがいない。
なんというか…、安心の品質・陳さん。
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高校時代の世界史の授業の中でもっとも苦手だったのは「古代中国史」でした。 まるで日替わりメニューのように、次々と表れる王様 & 国々。 しかもその大多数がいわゆる「当用漢字」にはないような漢字で書かれ、しかも表れては消える(復興したりもする)ので何が何やらちんぷんかんぷんでした。 中学時代のKiKi は「歴史」を「暗記科目」とは考えていなかったのですが、高校に入って世界史を学ぶようになってから、必然的(?)に「暗記科目」扱いしないと授業のスピードについていけないというジレンマに陥り、結果的に「世界史」という科目を得意科目から苦手科目に大転落させたという苦~い経験を持っています。
この第1巻はまさにその KiKi が超苦手としていた「古代中国史」の時代を扱っています。 案の定、次々と表れる王様の名前やら国名に翻弄されながら、知識として蓄えられることは何一つないまま読了してしまいました ^^; でも、そこは「テスト」のない気楽さも手伝い、「あんなこともあった、こんなっこともあった」というエピソードの羅列としては楽しく読むことができました。 「誰が、いつ、あんなことをした」は相変わらず頭には残っていないんですけどね。
古代中国史の物語を読む楽しみの1つに、現代社会でも辛うじて残っている「故事成語」の成り立ちに関するエピソードが豊富にあるという点が挙げられるかと思います。 「世界史」が苦手科目になる前(つまり KiKi の中学時代)、KiKi の愛読書の1つに「故事成語句辞典」というヤツがありまして、その辞典を読み物として読んでいた時代に覚えた「鶏口となるとも牛後となるなかれ」とか「臥薪嘗胆」、「酒池肉林」といった言葉の出自を久々に読むことができたのも、今回の読書を楽しむことができた1つの要因だと感じました。 逆に残念だったのは「呉越同舟」という故事成語のエピソードには触れられていなかったこと・・・・・。
さて、春秋戦国時代も終わり、秦の始皇帝が登場して暗殺未遂事件が勃発したあたりでこの第1巻は終わっています。 第2巻ではどこまで進むことやら・・・・。 苦手と言いつつも何気に楽しみにしている KiKi なのです。