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2009年岸田國男戯曲賞受賞。(まさかの!)
相変わらず、イタイ世界を痛烈に描いてます。
今回のイタイちゃんは、明るい人格障害をうたい、他人の家を「無差別テロ」と称しむちゃくちゃにひっかきまわす。
破天荒というか、迷惑というか・・・。
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僕にとっては初めて読む戯曲なんですか、それにしても装丁が昭和の社会派青春人倫小説みたいですね、ってそんなジャンルないけど、パッと見、内山理名かなと思ったんですけど永作さんでした。
さくさくっと書かれているのでさくさくっと読めます。おそらく演劇を見てみないと半分以上わからない部分があるのでしょう。演出についての記述が極めて少なかったので、現場の演技が気になります。なんかハッピーになれました。全肯定する気は金輪際ないだろう作品なのに。
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今回読んでわかったのは、
私はこの人の書く登場人物の開きなおりっぷりが嫌いなんだな、ということ。
それはそのまま、作者の開きなおりっぷりでもあるんだろう、きっと。
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ホント最高!
本谷有希子万歳!!!!!
明るい人格障害か。目指そう私も。
『病むなら病むで元気に病めばいいじゃない!』
という言葉がすごくね。なるほどって思ってしまった。
リスカに対する考え方は私もそう思います。
メモしたい言葉がたくさん。
これ本当に舞台で観たかったなー。
永作さんの生の声で明里の台詞が聞きたかった!
良い本です。
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「幸せ最高ありがとうマジで!」
本当に幸せな人ならば絶対に吐かないこの台詞。
他人を巻き込み、不幸へと追い詰める、自由奔放な悪魔のような女。
どれほど平和で善人であっても、不幸は風のように理不尽に訪れる。
白日の下に晒されるグロテスクな生々しい人間たちの秘密は、
やはり同じように人間である私たちにとっても痛ましい。
狂気に潜む繊細な心こそ、恐ろしい現実を連れてやってくる。
その現象に理由などない。
理不尽極まりなく、人間味溢れる毒々しい一冊。
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独特の発想、脚本なので、配役が記してあり、非常に興味深かった。どのくらい引き込まれたかというと、あやうく電車を乗り過ごしそうになるぐらい。
表紙写真は永作博美。彼女には見えないぐらい役に入っている。
以前の教員ものと同じぐらいのインパクトがあった。
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病むなら病むで、元気に病めばいいじゃない!
私、病んでるけど元気なのよ。
最先端なの。
切ったり鬱になったりなんかしないし、明るい人格障害なのよ。
こんなぶっ飛んだ永作さん、見てみたかったな。パルコ劇場でやっていたお芝居の本です。
突如現れた自称愛人の女が、彼女の口から放たれる狂言という名の無差別テロで家庭を崩壊させていく話。
はじめて本谷さんの書いたものを読んだけど、本谷節、独特の毒があって痛快!
これ読んで笑えるわたしはまだまだ大丈夫だなと思いました。
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面白いし興味深い内容だったんだけど
こう脚本形式?みたいな本だとは知らずに読んで
私はこうゆうのあんま好きではないんだなと。
永作さん可愛いし
舞台で観たら超おもしろそうと思った。
人格障害になるならこうなりたいです。とことん。
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図書館:おもしろすぎます。本谷さんの作品は小説もいいですけどテンポも重視されている戯曲はさらに強烈です。
「明るい人格障害」…。私もそうかもしれないですね(笑)
DVDすごく見たい。永作さんの演技が見たい…!!
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この劇、見に行きたかった~。。。
もとやさんやしさ、しかも永作博美やしさ。で。
めちゃ好き。こういう系の話。
明るい人格障害とかまじでさいこー。
無差別的に平凡な家庭に乱入した明里。愛人でもないのに夫の愛人だと言って、一見平和な家庭に混乱を招く。
だけど、すでにその家庭には秘密や妬みetcが隠されていて、明里の登場によって明るみになり、さらに家庭はぐちゃぐちゃに?!
というあらすじ。
☆気になった部分
明里「こちゃこちゃこちゃこちゃしてるのがやなの!ねえ、一緒にしないで。私、病んでるけど元気なのよ。最先端なの。切ったり鬱になったりなんかしないし、明るい人格障害なのよ」
美十里「だってぇ怒ったり憎んだりしてるぶんだけ損でしょ」
えいみ「復讐したいだけです、私はぁ!でも、そんなことできないから、ただいてやるんです・・・。だってここで出てっても、ただ・・・忘れられるだけでしょ?だからせめてすぐ側にいて、私があの男のせいで病んでるって分からせて、たまに傷チラ見せして『お前、自分だけ幸せになんなよ』tって呪縛し続けてるんです。恨み続けてるんです・・・。」
明里「オタクを見なさいよ。あれだけ蔑まれてたのに。今や完全に市場を開拓してるわよね。おかまを見なさい。集団で開き直ったことで国民的人気を得てる。ネガティブな印象さえ払拭すれば社会的弱者が立場を逆転させるのは不可能じゃないのよ」
明里「山里。いいこと教えてあげるわ。『人格とは行動である』よ」
明里「罪悪感なんてもったもん負けなのよ!確かにあんたは今、嫁に後ろめたいかもしれない。でも見方を変えればあんたは男に都合良くおもちゃにされた被害者なんだよ。家庭をぶっ壊していい権利がすでに発生してるわ」
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オードリー若林さんおススメの本。
劇の本かな。新鮮でした。
なんか破天荒な女が平凡な新聞配達を営む家族にちゃちゃいれてめちゃくちゃにする。。。
なんかね、なんだっていいんだー。楽にいこうよって思えた。
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去年読んで最もアガった本!わけわかんのに、おもしろくて、最後、感動すらしちゃう本。スピード感がヤバイ!
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恋愛ものから家族もの。流行りはグルグルまわるもの。岸田賞受賞。小説でノミネートされるけどやっぱり本領は戯曲かね。
読みやすかった。戯曲知らない人でも読めるんじゃないかなぁ。
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舞台で観てみたくなる。
でも想像力にまかせる楽しさもあるな。
マイノリティの声の大きさか…。精神疾患の流行か…。
色んな声がするけれど、
でも本気でそこを考えさせるんじゃないところがいいね。
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このお芝居、本当に見に行きたかった! 最初に日常から始まって、明里がやってくることによってどんどん他の人たちが破綻していく様子がすごかった。最初ぶっ飛んでるなぁと思ったお父さんが、終盤に向かっていくうちに影薄くなってったもんね。でも一番ぶっ飛んでるのは、やっぱり明里だけど。