紙の本
トラウマとはなんのためにあるのか。
2007/11/21 23:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト館 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自殺した生徒。
生徒の親。
生徒の担任であった教師。
同じ学年をうけもっていた3人の教師。
で話が進む。
主人公の教師は、
トラウマをもっている。
そして、すべてをトラウマのせいにしている。
トラウマとはなんのためにあるのか、
支えとしているトラウマがなくなったとき、
里見はどうなるのか。
生の芝居をみたかった。
ラストシーンに拍手をおくりたい。
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よくもまぁこんな性悪女を(笑)
戯曲って初めて読んだんですけど、立体的に見えておもしろいです。そうくるとやっぱり次は舞台が見たくなるのは必然ですね。
ベビースターご馳走様!
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密室に大人五人。さぁ、どうする。
戯曲。
想像力をたくましくさせて楽しむ戯曲、嗚呼、本谷有希子さん・・・すごいです。
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ある中学校で一人の生徒が自殺を図った。その事件をめぐり、4人の教師と生徒の保護者の間に微妙な力関係が生じていた。表面的な顔と内面にひそむ顔、その二つの顔を巧みに描かれている戯曲。
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強烈に性格が悪いひと…と思いながらも、彼女が言う「みんなだってひとの気持ちなんてわかんないくせに!」の反撃の台詞に「確かに…」と怯んでしまった。
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相変わらずの本谷有希子節。性格の悪い人間を描かせたら右に出るものはないんじゃないだろうか。しかもその性格異常さが実際に存在してそうなリアルな現実感を帯びているから読んでいて夢中になる、面白い。人間って醜い生き物だよね。
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ほんとこの人の話って、人間のどんづまりを常に感じさせてくれる。
この人達に比べれば、自分の空虚さなんてはっきり言ってウンコレベルだわ。
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表紙の絵は何だろう,人目を惹くため?〜自殺未遂をした中学生の学年職員だけが旧校舎に移され,母親が理不尽な要求をしてくる。やがて人格者として知られる国語教師が生徒から相談を受けていたにも拘わらず無視したことが判明。その里見という女教師は自分も信頼していた教師から裏切られ,自殺未遂をしたことがトラウマになっていると訴えるが,その身勝手な理屈に周囲が振り回される〜戯曲,第10回鶴屋南北戯曲賞を受けた作品で作者は未だ20台で,高校卒業して,役者のいないプロデュース劇団を立ち上げたそうだ。成功者かな? まぁ,こんな学校ないだろうけど
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背表紙が「遭難、本谷有希子」になるのは、たぶんわざとだよね。「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」とかも戯曲で出ないかしら。
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初・劇団、本谷有希子でした。
初めての衝撃を上乗せしてるからでしょうか、現時点でこれがもっちんベストです。
すごい、キモチワルイ。
表紙の、しっとり濡れたような印刷も良い。
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(ネタバレ)
『高校卒業後に上京して劇団を旗揚げ』という行動力のかたまりのようなプロフィールに惹かれて読んだ。06年に上演された芝居の戯曲。自分が一番可愛く、自分のためなら他人を傷つけることも厭わない女教師が主人公。嘘と言い訳と陰謀を塗り重ねて、しゃべりまくるのが迫力。トラウマという原因を奪われ、よりどころが無くなったように放心するラストも良いです。ナマで見たかった。
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始めての本谷作品。この人に触れるきっかけはダヴィンチで読んだ記事で、キャラづくりの話が楽しかったから。これからもドンドン人の汚さを表現していってほしい
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やられた!という感じ。
学校でのいじめによる自殺未遂という設定で子どもの親が乗り込んでくる。4人の教員との絡み。ぎりぎりのところで出てくるそれぞれの本性。
この芝居なら東京まででも観に行きたいと思えた。
作成日時 2007年06月30日 06:38
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もうね、ほんと読んでてモヤモヤ不愉快な気持ちになるよね(苦笑)本谷さんの作品読んでる時って大体そういう気持ち。嫌な女性描かせたら、本谷さんの右に出る者はいないんじゃないかって思ってしまう。女性の嫌悪感をかきたてるツボを突くのがスゴくうまいなぁって。それでも物語の先が気になって、本を閉じたい気持ちもあるのだけど、どんどん読んでってしまう。まるで自分が人の不幸が大好きな人間になって、「どれだけ悲惨な結末が待っているか見届けたくて仕方ない」って望んでしまってる感じ。
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舞台のシナリオです。
観たかったなあ〜。
読むだけならあっという間だもの。
写真がちょくちょく載っているので雰囲気は味わえました