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全ての問題は「自己」に行き着く。
そして、「自己」とは、生存用のツールボックスであり、
自動的に物語をつけてしまう。
チンパンジーやアマゾンの奥地の民族には、「苦悩」「絶望」は存在しない。
心がスッキリするためのさまざまなエクササイズを、
科学的なデータをもとに提示してくれています。
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一朝一夕で身につくようなライフハックを示すのではなく、一生をかけて鍛錬する価値のある知恵が記された本。
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瞑想からの闇堕ちの考察は中々興味深い。
色々トレーニング方法の指南もあるが、最後の禅僧の話もそうだが、あまりストイック過ぎるのもちょっと違うものなんですね。
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哲学書とか思想書ではなく、飽く迄も万人に向けた生活の為の実践の書。哲学的な思想や科学理論はその為の手段に過ぎず、是自体を解説したり、新説を論じたりするのは本書の目的ではない。
著者の作品は初めて読んだが、参考文献が非常に充実しており、論理的な強度を保証された良書である(尤も、自分自身はその文献を逐一精査した訳ではないが)と見て良かろう。
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科学的に正確な事実は1000人以上には広まらないのに、恐怖を煽るような偽のニュースは10万人を越えて拡散されます。
◼️まさにコロナ禍ではコレが起きていた印象
精神の脆弱さは、脳の柔軟性の裏返しと言えます。
◼️勝手に脳内で物語を拵えてメンタルにダメージを負うのではなく柔よく剛を制すの言葉通り精神機能を逆手にとって物語の問題をクリアする事が大事
感情の粒度を高める方法
1新しい言葉を学ぶ
2感情ラベリングを行う
◼️小説を読んで語彙を増やす副次的な効果はここにもある
止想
◼️普段やっていた瞑想がこれ、次の段階は観想に進みたい
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人間は本質的に「受苦的な」動物であり、脳が不安を膨らませることで苦しみの連鎖の中にいる。この全ては人間の「自己」に起因しており、これを無くして無我の境地に至ることで幸福度は高まる。自己も単なる生命維持のツールに過ぎず、点滅を繰り返している。これを自覚することで自己を鎮めることができる。
東洋哲学や仏教的価値感に基づく仮説が多く、抽象的で理解しやすい本ではないが、体系的に纏まっており読みやすかった。
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ネガティブな心理を科学的な見地から分析するという主旨の本です。脳科学的か、宗教的なのかと言われると裏づけが弱い印象も受けましたが、いずれにしても人が感じる負の感情が、いかに感覚的かということを説明するには充分な内容でした。なにか悩み事が多い人にはぜひおすすめしたい一冊。
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不安や思い込みを取り除き自らを「最高の状態」にもっていくことを目指した一冊(著者は鈴木拓さん)。タイトルの「無」というのは”いい意味”で自分を消すということであり(瞑想やマインドフルネスのその先という感じかな)、第一章の自己~終章の智慧まで続けて読んで行くと自己を無に近づける。かなり哲学的な話が多く中盤から結構難解になるかな。世界で最も幸福な部族ピダハン族の話は面白かった。
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・自己とは生存用ツールボックスであり、心は虚構。
・わたしのON/OFFを意識してみる(無意識の作動を感じる)
・我々は脳が既にシュミレートした世界を生きている。
・脳は物語(虚構)製造機。停止と観察で客観視してみる。
・無我≠虚無=境界がなくなり自分と他者が同一になる状態。幸福度が増加する(外敵がなくなる)。
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内容はいいかもしれませんが、日常生活で聞きなれない言葉が度々出てくるので理解するのに苦労します。
難しい言葉に慣れ親しんでいる人にとっては良書となるかもしれませんが、本を読みなれていなかったり難解な言葉をあまり知らなかったりする人には、お勧めできません。
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心配事の99%は実際には起こらないというが、「気にするな」と言われてところで悩みは解決しない。心配事の本質に真正面から向き合って自分の心と対話する。
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ヒトは物語の中で生きていると理解させてくれた本。また、短所を改善、長所を伸ばそうと言われることが多い世の中を生きやすくするためには、悪法(思考の悪癖と言った方が分かりやすい気もしたが)を理解することは非常に有益であった。
無神教者が多い日本人には、この本にあるような科学を信じる心、ある意味での良いとこどりができるのはすごいメリットではないだろうか。
途中でチェックリストがあったり、多少理解が難しい部分があったりするので、時間をかけて自己と向き合いながらじっくり読み進めてもらいたい。
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パレオな男を愛読しているので読んだ。
ブログのファンならそれなりに楽しめる内容になっている。
人間は小さなことを発端に、脳の中でいろいろなストーリーを作りあげる。その物語に備えて生きていく。それは想像力を働かせるということならいいが、起こりもしないことに不安を覚えたり、悩み苦しんだりすることにもつながる。
そういう無駄な妄想から、現実に引き戻す方法などが書いてある。
マインドフルネスに現実を見つめるということを続けていくことで、生き方は変わっていくだろう。
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どんなに前向きに生きようとしても、不安や怒りは尽きないものです。私はそんな不安や怒りを和らげるために様々な勉強をしてきました。
本書で述べられている不安や怒りに対しての対象方は私のこれまでの考えを根本から覆すものでした。そもそもこれらに対し考えないことが正解だというのです。
悲しみは受止め、怒りは分析し、不安は止めるこの3つの対処法が最適解だというのです。
特に私が気に入ったのは不安を止める。つまり思考を止める訓練です。巷では瞑想が流行っているように感じますが、ようはそれです。本書では様々な瞑想法が挙げられています。呼吸に意識を向けるシンプルなものから、安心できる空間をイメージし、観察する「セープレイスワーク」。100から7を引き算するだけのすごく簡単な「暗算法」まで、なかなかわかりやすく述べられていました。
文章自体は非常に読みやすいですが、論題が形のない感情や思想、禅のようなものばかりなので、全体の理解には非常に苦労しました。
本書で紹介されている方法はどれも0円で始められるものばかりですので、さっそく実践していきたいと思います。
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良書。
死のうと思えば、いつでも死ねる。今は降伏と洒落込もうではないか
どうしても今の時代、成果を出そう出そうとしてしまいがちだが、一方引いて、自分はどうあるべきか、そもそも人とはどうあるべきか をエビデンスに基づいて考察した本。
自分に迷ってる人や何をしていいかわからない人におすすめ。
どうせ今の仕事やちょこちょこ自己研鑽したって成果は見えているんだし、だったら一回自分を引いて見てどうあるべきかを見つめなおしてみたい と思えた本。よかった。