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落語に出てくるような短気で喧嘩っ早い若旦那と辰五郎の掛け合いが、読んでいて楽しかったです。最初はこんなに気が短い若旦那だと、すぐに店を閉めるようなことになるんじゃないかと思いましたが、職人としての技は確かなようで、お客さんの好みに合わせて餅の作り方を変えたり、締めるところはキッチリと締める場面は格好良かったです。
若旦那が怖かった豆吉が、少しずつ若旦那に慣れていって、お店の餅づくりを任せられるようになるまで成長するシーンもよかったです。これからどんな成長をしていくのかが楽しみです。脇を固めるお竜さん、お駒ちゃんも面白いキャラクターでどんどん出していってほしいです。
ちなみに僕は、餅が固めの「けんか餅」のほうが好みかな。一度、豆吉がつくった「けんか餅」を食べてみたいです。
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江戸っ子口調が楽しい、菓子屋のお話。若旦那と豆吉のコンビも良いし、お竜さん、お駒、辰五郎さんもみんな良いキャラしてる。和菓子が食べたくなるな〜。
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「ときは江戸時代。日本橋の名菓子店『鶴亀屋』の跡取りで、けんか早い若旦那と、鶴亀屋に奉公しながら菓子職人を目指す少年・豆吉。若旦那のけんか騒ぎでふたりそろって店を追い出され、主従ふたりきりの小さな菓子屋をはじめるが、またも若旦那が大工の辰五郎とけんかを始める。さて、そのけんかの原因は? そして、豆吉の運命や、いかにーー。」