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桜志に関して完全に誤解していたなぁ……
彼について、好きな女の子に対して素直になれず意地悪してしまう小学生みたいな男という印象で読み進めてきたのだけど、逸臣との会話によってその印象が塗り替えられたよ
素直じゃないし捻くれているのは事実なのだろうけど、それが雪との関係の全てというわけではなかったようで
誰かに求められたわけではない。必要があったわけでもない。それでも雪と話す為だけに手話を覚えた桜志。また、耳が聞こえない者にとって困難な部分についても理解していたりする
それらを普段使い出来るレベルまで昇華させる努力は簡単なものではなかったはず。これを単純に好きだったから、なんて理由で片付けてしまうのは確かに正しくない
ただそこにあった感情はあまりに長い時間に渡って培われた感情だから、どうやったって一言で説明できるものでもないのだろうけど
考えてみれば、自分に近しい人が手話を覚える理由が基本的に自分と会話するためとなる雪の環境において、手話を使える桜志の存在を特別なものと思わずに付き合えてきた、というのはそれだけで一つの当たり前を作り上げた特別な関係と言えるのだろうなぁ……
雪が逸臣と付き合いだしてしまったことで変質してしまった桜志と雪の世界。その変質の意味を彼が悟るのはあまりに遅きに失したのだけど、この経験が彼の人生にとって何かしら意味を持つものだと良いなと思ってしまうね
巻の後半で描かれる逸臣と雪の触れ合いでは手話や読唇をメインの交流方法とするからこそ生じてしまう微笑ましいすれ違いが幾つか描かれているね
サプライズで彼氏が家の近くまで来てくれて、ベランダと道路で会話。カップルらしい遣り取りだけど、距離が有ったことや逆光によって上手く会話はできず
それによって雪は居ても立っても居られず飛び出してしまう点は尚更に微笑ましいね
雪発案のデート。それは雪の写真撮影に付き合って貰うというものだったけど、一方でそれは雪が物事を普段どのように見ているかを逸臣に教えるものにもなっているんだよね
雪が見ている、雪が居る世界に興味を持ったことから、少しずつ雪を好きになっていった逸臣にとって、こうして見ているものを共有する機会というのはとても尊いものになったんじゃなかろうか
それだけにその後の手話を勘違いしてしまう流れは余計に微笑ましく感じてしまうね
雪からすればなんてことのない動作。でも、他の意味合いをその動作に見出してしまう逸臣からすれば、どうしても勘違いしてしまう
正直、あの流れでキスしてしまう展開も有りだった気がしないでもないけど、逸臣は雪の「ここでキスは恥ずかしい」という意志を尊重しているね
とてもゆっくりと触れ合いを重ねていく雪と逸臣の様子は本当に幾つもの尊さに満ちていて、読んでいて思わず何度もほっこりしてしまうよ
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相変わらずのきゅんきゅんです。
登場人物みんなにきゅんきゅんできる。
逸臣さんが雪との出会いを語るシーンは、自分に言われてなくても毎度ながらドキッとしますね。
そこまでの直感力と言うか、言い切れる出会いがあったことが素敵です。
桜志くんは今回もちょっと切ないけど少し吹っ切れた感じで良かったです。
あとエマと心ちゃんもどうなってゆくことやら。
ここ、切ないトリオです。(桜志くんと二人、関わりないけど)
そして雪と逸臣さんのデートは互いに目を奪われたんだなっていうシーンがあり、思い合える二人が微笑ましいです。
次回、逸臣さんの旅の理由に雪同様、興味津々です!
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初めましての森下suuさんは、原作と作画を分業されている漫画家ユニットさんなんですね。ずっと気になっていたので、1巻からまとめ買いして読みました。
生まれつき聴覚障害のある女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の先輩・逸臣に助けられる。障害のある自分に対して、とても自然に接してくる逸臣に次第に惹かれていく雪。
とても純粋で一生懸命で表情豊かな雪と、クールで何を考えているのかわからないけれど、とても優しい逸臣。今まで知らずにいたお互いの世界に、お互いが一歩踏み出していく。
もうねぇ、雪ちゃんはめっちゃかわいいし、逸臣くんもかっこいい…。周りの友だちもとてもいい人ばかりで、今のところは雪が耳が聞こえないことで嫌な思いをするシーンがほとんどなくて、読んでいて胸が痛くならないのが良いです。痛くならないどころか、年甲斐もなくきゅんきゅんしちゃってます。
ただ、気になる伏線がいっぱいで、続きがとっても気になります〜。
絵もとてもきれいだし、カバー下の表紙も素敵です。
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最近追いかけてるマンガ、2巻ずつ購入しています。
帯に「全国書店員が選んだおすすめコミック2021 少女漫画部門 第1位」とありました。
桜志と逸臣二人飲み、桜志と雪の出会い、雪のバイト、心の告白、雪と逸臣のデート。
桜志と雪の出会いがすてきでした。
でも、逸臣が桜志にきっぱり言い放つところとか、雪と逸臣が藤の下でお互いに心奪われる様子には、敵わないなぁ。
飄々とした逸臣と、「花たちが季節を順番待ちしてる」なんて思うかわいい雪、いいなぁ。(しみじみ)
マンガのヒットの発行部数って知らないけど、150万部ってなんかすごいですね。
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逸臣くんと桜志くんのやりとりが面白い。
桜志くんの雪ちゃんへの想いがギュッてなる。
雪ちゃんと逸臣くんの2人の時間がゆったりで温かい。
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桜志くんの返しは想定内だったけど、あまりにも逸臣さんの返答が素晴らしすぎた
それまで逸臣さんが一見自由奔放であまり話もないからどういう人か掴みきれてなかったけど一気に腑に落ちたし、好きになった
人生何周目だよw
カフェの時計、うちのと一緒だw
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桜志〜〜〜〜泣 かなしい、つらいなあ…
個人的に少女漫画は当て馬を好きになっちゃう傾向がつよいので、そうなると続きを読むのが厳しくなる…