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名作。
経済の話だが、難しい用語は一切なし。
経済とはお金で考えがちだが、実は"お金の向こうには常に人"がいる。
お金は増えない。回るだけだ。
年金問題として現役世代と年金受給者の割合が考えられるが、これもお金ではなく、"人"で、"社会"で考えれば、現代において子育ての負担が減っていることに気づく。
子供一人当たりに対する負担は減っているのだ。
だが実際には親の負担は増えている子育ては社会でするものと言う認識がないからだ。
お金のむこうには常に人がいる。
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経済はお金で動いているのか人で動いているのか…を考えさせられる本。
一般的には、お金が絡み経済の話を行うが、実は人によって全て回っていることを忘れてはなるないと考えさせられた。
・お金は単に移動してるだけ
・お金を使うことで誰がどのような幸せを手に入れる効用を考えるべき
近年聞く年金問題についてもモヤモヤが晴れた。
若い世代の負担が増えて大変だ!といいながら、視点を変えれば将来の助けてくれる子供を社会全体で育てていこうとしない矛盾。
常にお金を使う時は目に見えないたくさんの人がいて、その人たちに働いてもらい不自由なく生きられてることを忘れてはいけない。
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お金を、労働というキーワードで、シンプルかつ深く学ばせてもらえる本であった。銀行、企業、政府、国など、お金については馴染み深いようで、非常に難しいものである。しかし著者はわかりやすくまとめてくれている。この考え方が世界に浸透すれば戦争などない平和な世の中になるのかもしれない。
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全部理解できたと思わないし、なんとなく誤魔化されたと思うところもある。
でも、僕のこれまで持っていた問いに十分に納得のいく解をくれた。
なんで借金だらけの日本は破綻しないのか。 納得。
なんでGDP増やしても幸せにならないのか。 納得。
そして何より、お金も記号、機能であって、大切なのはお金に換算されてる何かだってことを再認識した。
自分のビジネスを考える上でも、有用な視点をもらいました。
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『僕たちの輪』はどうすれば広がるのか。
という問いがSDGsにつながるのか!
お金中心に考えるのではなく、人を中心に経済を考えることで新しい見え方ができた。
自分の資金を増やすのも確かに大事。でも経済はもっとシンプルで誰が働いて誰が幸せになっているかを考える。
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「人」を中心に噛み砕いた内容となっておりとても分かりやすかったです。経済は思ったよりシンプルでした。
ただ経済活動や仕組み(労働を貸す借りる)内容については少し難しく、理解できていない部分もあったので、繰り返し読んでみたいと思います。
私個人としては、仕事にも慣れ、
働く目的が「お金を稼ぐ」が一番大事という思いに
変わってきていたことに気づかされました。
年金問題についても、今から資産運用してお金を増やしたら、なんとかなるだろうと「お金」のことしか考えていませんでした。
それだけでは、何も解決されず、個人から社会に視野を広げて考えると、未来を明るくできるのは「人」でしかないと考えさせられました。
またより良い未来を作っていく為にも、
まずは自分から人に効用(幸せ)にできることから
始めて行こうと思います。
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委託委任、投票としてのお金をわかりやすく説明する。どっかでクエスチョンマーク付きで終わったがまだどこだかわからない。急ぐ話でもないとは思うが。
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読み進めるごとに、この本の面白みが増していった!
刷り込まれてきた価値観や固定観念により、綺麗事では?と思ってしまう自分がいることにも恥ずかしさを感じた。
例えが非常に分かりやすく、国や世界全体のことを家庭規模まで小さく落とし込んでくれている。さらに最後まで一貫した例えなのでスラっと頭にも入ってくる。
特に第三部が良かった。
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これまで読んだいわゆる経済の入門書みたいな本とは違い、「人」という切り口で専門用語を使わず、実際に起きていることを平易に説明してくれています。お金は財布を移動しているだけで、足りないのは労働力だという言説はとても納得がいくものでした。
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お金を払った先にいる人の存在がどれだけ見えにくくなっているのか、この本を読んで改めて感じました。投資なんてのは特に良い事例で、基本は会社にお金が行ってると言うかは株を売買してる知らない人との間でお金が回っているだけと言うのは明らかに盲点でした。そしてお金自体は増えずただ別の場所に流れるだけと言う全体感を意識すると、投資をして自分のお金だけ増やして誰かを働かせて自分はFIREなんてのもできる人数が限られてるし、みんながそれを目指している社会ってのも如何なものか?と個人的には思てきました。お金を持ってても働く人が居なければまるで意味がない。結局お金の事を突き詰めると相互扶助とか言う道徳的な話に落ちてる流れも個人的にとても好きでした。どこかでもう一度読みたいです。
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2022.03.04
いままで考えたことのなかった「経済」。単純にお金のことだと思っていたけど、実はそうではなく、お金は社会全体を流れるただの水で、経済とは平たく言うとつまりは「人」「労働力」のことなのだと、わかりやすく書かれていました。(わかりやすかったけど、外貨の労働力の貸し借りなどところどころやっぱり難しいところもありました)。
つまるところ、「人」がいないと何も始まらないということで最後は「社会全体で子育てを」という結論になってまたビックリ。
今まで必死にお金を貯蓄すれば将来安泰!とせっせとお金を貯めてきましたが、それは自分の周りだけのことで、いろいろと視野が狭かったんだなと気付けました。
読み終えたとき、今まで開けたことなかった扉を開けた感がありました。
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これまで自分の中になかった考え方で非常に興味深い。
しかし、理解が追いついていない。人に説明できない。けどわからないというのともちょっと違う。
もっと理解したい。
お金を使うとき、もらうとき、少し立ち止まってその都度考えてみることで理解が深まるとよいのだが。
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2022年29冊目。272ページ、累計8202ページ。満足度★★★★☆ タイトルに尽きる。我々は普段「お金」を単独で捉えがち。しかし、経済の目的はお金や仕事を増やすのではなく、幸せを増やすことが目的であり、お金の「むこう」には必ず人の存在があることを気づかせてくれる良書
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ゴールドマンサックスでトレーダーとして働いていた著者が経済に関しての新しい考え方についてわかりやすく書いた一冊。
本書を読んで漠然としていた経済についてよりくっきりと理解することができました。
お金ではなく人を中心に考えること、そして貨幣について家計に置き換えて考えることは非常にわかりやすいと感じました。
また、預金や株式投資のカラクリや貿易についての考え方など今まで自分が思っていた概念を覆されるものが多くありました。
お金が増えるメカニズムやお金を水に例えていることなども経済について新しい視点が生まれ発見がありました。
本書を読んでお金の向こうには誰かが労働していることを意識することが大切であり、そうすることで現代社会に抱える少子化などの問題の解決に少しでも近づけるのではないかと感じました。
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元ゴールドマンサックス金融トレーダーが書いた~という文言で、どれだけ高貴な内容かと思って読んだが、読み終わった感想は学生にも薦めたいわかりやすい経済の仕組みが書かれた内容であった。
タイトルどおり「お金の向こうに人がいる」という内容で、僕らはお金を稼ぐ/払うことを目的としてしまい、本来の目的である社会をより良くしていくことを忘れてしまいがちだ。