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かなり好きな本だ!言葉遣いなのか、也哉子さんの感覚なのか、真夜中の不安の話、2人の出会いと結婚の話(表情の表現の仕方とか)、愛は差別からの話、安心して眠れる。と終わる文章、あとは子育て観。好きです!
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内田也哉子さんの、19歳の時のエッセイ。
1996年発売時も話題になったし良く売れたもの。
これ今読むと、「あ、自然なバイリンガルの人の文章」ってわかりますね。昔はわからなかったわ。
言葉の使い方や例え方、英語圏の匂いがする。
「瑞々しい」という言葉がぴったりな、19歳の也哉子さんの感性。複雑な家庭の中での柔らかいまなざし。読むと少し自分もゆるめるような。
で、新装版の素敵なところは、
1996最初の単行本、2007文庫版、2021新装版あとがき、と、全て収録されているところ。
これさすが朝日出版社さんだわ、と思うのだけど、
それぞれ、その時の也哉子さんの近況、文体を掲載することで、一人の女性の人生がうかがえる作りになっているのです。
また10数年たってから、初老の也哉子さんの書き下ろしが入った版が発売されると素敵ね。
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高橋源一郎が絶賛していたので読んでみたが、期待とはギャップがあった。
瑞々しさはあるものの、ステレオタイプと言い訳の多さにアマチュアさが拭えなかった。
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自分の19歳当時と比較にならない19歳でした。
自分で物を考えられるように育てられた方だと思いました。
伴侶に選んだモッくんもやはりすごい。
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ひがみや恨みや呪いが少しもない、不思議な文章だった。19歳で「私は恵まれている」って言えるのすごいなあ。
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何かと話題の夫婦の間に生まれた也哉子さんの本。ほとんどが19歳のときのエッセイで優しい語り口だなと思いました。少女らしく素直でかわいい文です。ラストいくつかは色々経験を経た大人の女性の生き方がわかる文になっていました。実際、親のお葬式の際の弔辞があまりに見事で、かっこいい女性だなと思ってます。
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時は止まらないしみんな死ぬまで生きていくんだなって 也哉子さんの人生これからもまた本にしていってほしい
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19歳という、子どもと大人の間の人間だけが味わえる絶妙な感性がただただ素晴らしい。みずみずしい文章、それでいて様々な経験で身に付いたであろう達観している姿勢、初めての恋に心揺れ動く初々しさ……エッセイであり、かつ映画や小説のような鮮やかな情景が描かれ、気がついたらあっという間にあとがきでした。
決して主張が強いわけではないけれど、かといって世間に埋もれてしまうわけでもない……きっと彼女自身の魅力とカリスマ性が彼女を輝かせ、多くの人を惹き付けているのではないかなあと。「自分は恵まれている」と何度も述べられていましたが、それに気づけること、そして感謝できることは素敵で有難いことだと思うのです。
彼女のような女性に、娘に妻に、母になりたいと思えるロールモデルを見つけられた嬉しい1冊でした。
新作もはやく読みたいです