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紙の本
明治初期
2021/10/17 15:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜橘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
の時代設定とあって、諸外国の名称が漢字表記で出て来てなかなか新鮮だった。
西洋画家の道を諦め郷里で学校教師をしている由井智草。智草が1人暮らししている家の庭にでたら、植えられてる百合を身形構わず観察して感心している横浜の植木業者、鮫島がいて…
鮫島と出会った事で、絵を描くのが楽しかったって感覚を智草が取り戻していけて良かった。それから、明治初期、海外との関わりが始まった所なんだな…という時代背景が伝わってきた。
花卉(かき)を見つけては夢中になってシャツやズボンに泥が付くのにも頓着しないという鮫島の集中ぶりも面白かった。
日本固有の植物を海外に提示して交易に使うだけではなく、きちんと乱獲しないように植生を管理する等、そこは大事だよね。
あとがきで、そのころに使われていた言葉使いに~と書かれていて、話し言葉の違いとかなんだか少し違和感があった部分はそれか!と府に落ちた。凄いな。
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