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番外編も楽しかった。
「はじめてのおつかい」ならぬ「はじめての使い」は、猫又編w
そうか、齢20年を超えているとはいっても、猫又としてはなりたてペーペーでああなるのねw
はりきっていきがってるところが微笑ましい。
がんばって成長してね。
未来を垣間見られる「かたみわけ」も面白い。
過去に封じられた人ならぬモノが逃げ出しての大騒動。
頼りになるあの人がすでにいない中、力を合わせて一件落着。その先も、みんなでいればきっと大丈夫。
今度こういう番外編があるときは、仁吉編も書いてほしい。
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若旦那が出てこない(基本的に)外伝第二弾!
楽しゅうございました♪
私は『かたみわけ』で秋英が成長しているが、感慨深かったです。
そして河童と猿の合戦『一つ足りない』も面白かったですね。
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5篇からなる短編のシリーズ外伝。
マンネリ化しつつある本編だったので、楽しく読めた。
「かたみわけ」では寛朝が既に亡くなった後の物語で、少し寂しく感じた。
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長崎屋あれこれ/はじめての使い/またあおう/
一つ足りない/かたみわけ
若だんながいないお話もいいじゃない。
それぞれ いい味が出てるじゃない。
みんな それぞれに 懸命に出来る事をしているからかな
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しゃばけシリーズ外伝2作目の短編集。
過去・現在・未来の、長崎屋の仲間たちと若だんなの絆を描く。
長崎屋あれこれ・・・大福、病、飲酒の騒動はあれど、長崎屋の
離れは、神も妖も高僧も集う。それは若だんながいるから。
はじめての使い・・・江戸の長崎屋までの使いを指名された、
若い猫又・とら次とくま蔵。だが、この世は試練でいっぱいだ。
またあおう・・・修復した草双紙の中に引きずり込まれた妖たち。
脱出するには・・・若だんなだったら、どう解決する?
一つ足りない・・・九州の河童・九千坊と禰々子が直面する
秘薬を巡る河童と猿との争いは、天下分け目の合戦に?
かたみわけ・・・若だんなが長崎屋を継いだ時期、寛朝の形見が
騒動を起こす。怪異と化した付喪神に立ち向かう、秋英。
若だんなの登場はほんの僅かだけど、彼と、
長崎屋の妖たちや知り合いたちとの絆が描かれる、外伝2作目。
若だんなを核にして集う、面々。
特に、長崎屋に住まう妖たち。
若だんなという存在が、彼らを成長、進化させているのか、と。
若だんなだったらどうする?若だんなだったらどう考える?
彼の体調を案じ、彼が事件に頭を突っ込んで寝込まないよう、
解決しようと奮闘します。彼の存在こそが何よりも、大事。
それ故、我らには若だんながいるから、明日へ向かうことが
重くないという、佐助が秋英に語る言葉があると、いうこと。
「一つ足りない」は九千坊伝説の異聞的な創作。
あの河童の秘薬を禰々子が持ってた理由が明らかに。
って、九千坊が何だかかっこよかった。また出て欲しいなぁ。
「かたみわけ」の最後に於りんちゃんの名前が出てきたのも、
嬉しかったです。そうか、未来か~。
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開幕早々、若旦那一人称の自分語りが新鮮でした。
若旦那出てこないけど、カッパの話(一つ足りない)が面白かったです。禰々子さんモテモテ。
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しゃばけシリーズの外伝2冊目
文庫のしゃばけシリーズはほぼ読んだので、久しぶりに会う長崎屋の妖達
読んでいて優しい妖達と再会した気分になりました
5話目の秋英さんのお話、胸がぎゅっと
この世界観が本当に好きです
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妖達が主人公、若旦那ほぼ出て来ず
更に本編から十数年前、後の話もあってそこは面白く、若旦那が居なくても仲良く頼もしくやれてるんだなぁと、ほのぼのしました
最終話、まさかの広徳寺の寛朝様、寛永寺の寿真様が亡くなった後の話で、秋英さんが独り立ちするまでの不安や不甲斐なさを克服していく過程に心が締め付けられるようでした
大切で守ってくれてた人が亡くなるのは辛いなぁ
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若だんなが出ない、しゃばけ外伝。 だけれど、妖たちと若だんなの絆の強さが良くわかる。若だんなの他人を思いやる気持ちが、妖を安心させ、妖の行動も変えてしまう。。
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若旦那が不在の間の仲間たちの物語。妖たちの若旦那への思いや、若旦那と異なる形で妖との関係を持つ人のアナザーストーリー。別視点でのしゃばけ世界が楽しめる。秋英の成長が楽しみな一話が秀逸。
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しゃばけシリーズ外伝第二弾。
長崎屋に集う妖や神様が勢揃い。
若だんなの出番はほとんどないが、妖たちが活躍して、盛沢山の短篇集。
「かたみわけ」は、本編のずっとずっと後のことを描いていて、寂しさと共に、秋英さんの成長が垣間見れた。
いつかシリーズが終わってしまったとしても、こんな風に物語は続いていくんだな、と思わせてくれた。
でも今はやっぱり寂しいので、まだまだ本編を楽しみたい。
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【収録作品】長崎屋あれこれ/はじめての使い/またあおう/一つ足りない/かたみわけ
長崎屋にいる妖たちの紹介、戸塚宿の猫又・とら次とくま蔵の初めての旅、付喪神になった古道具の修理を請け負った妖たちがなぜか『ももたろう』の絵草紙の中に引きこまれた話、中国から流れてきた河童の九千坊と仲間たちが禰々子と共に戦う話、そして若だんなが長崎屋を継ぎ、高僧・寛朝亡きあとのその形見を巡る騒動。
「長崎屋あれこれ」以外、若だんな不在(いても話には関わってこない)で、話が進む。それでもなんとかなってしまうのがちょっと寂しい気もするが、妖たちが奮闘するのは若だんなゆえだと思えば、微笑ましい。
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長崎屋の跡取り息子、若だんなこと一太郎の周りには、愉快な妖たちが沢山。若だんなが長崎屋を継いだ後のお話で、妖退治の高僧・寛朝の形見をめぐる波乱を描く「かたみわけ」など豪華5編を収録した、文庫でしか読めない待望のシリーズ外伝。
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いつもとは少し毛色が違う印象の話が多い……と思い返してみたら、妖たちが率先してトラブルの解決に働いたり、長崎屋以外の妖がメインだったりと、若だんなの活躍がほとんど無い話ばかり集めてあるようでした。目新しい印象で面白かった半面、若だんなや兄やたちの出番が少なくてちょっと残念。
最近、貧乏神の金次が頭脳派にして実力者として、あやかしたちの中で頭角を現しつつありますね(笑)
そして最後の一本……こんなにあっさりと、若だんなが家を継いだあとの後日談的な話を乗せてしまうとは……なんだか肩透かしのような気も;
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昨年12月に刊行されていた、『えどさがし』以来となる文庫オリジナルのしゃばけシリーズ外伝である。『えどさがし』ではシリーズの今後を考えさせられたが、本作ではより踏み込んだと言えるだろう。以下、ネタばれにつきご注意を。
「長崎屋あれこれ」。語り部は一太郎。シリーズを盛り上げる妖たちを紹介する、シリーズ入門編的な短い1編。何だかんだで長崎屋の離れでの暮らしを楽しんでいる一太郎。騒動らしい騒動もなく(?)、大ファンでなくてもほっこりする。
「はじめての使い」。戸塚の猫又2匹(?)が、江戸の長崎屋までお使いをすることに。しかし、短い道中のはずが、トラブルに巻き込まれ…。ま、「仲間」を見捨てる訳にはいかないよね。一応、目的は果たしたことになるのか?
表題作「またあおう」。長崎屋のお馴染みの妖たちが、桃太郎の世界に迷い込んだ。そんなことになった経緯は読んでみてください。「さるかに合戦」のさるが反省したり、時代に合わせて昔話も改変されているので、こういうこともあるのかもね?
「一つ足りない」。おいおい、河童と猿の全面戦争かっ! 実在人物の名まで出てくる、十分長編にできそうな壮大なネタだが、短編で描いてしまうのがこのシリーズらしい。事態を収拾させたのは、関八州を束ねるあの大親分?
そして最注目の「かたみわけ」。『えどさがし』の最後は明治になっていたが、なんと一太郎が長崎屋を継いでいる! 付喪神退治に同じ長崎屋の付喪神が乗り出す、なかなか大がかりな話だが、それよりも一太郎が長崎屋の主になっているのが驚きである。いずれシリーズ本編の中でも、そういう展開があるのか。
これら5編では、一太郎や佐助・仁吉は前面に出ず、愛すべき妖たちの活躍をメインに描いている印象を受ける。いずれ主となる一太郎。一太郎が独り立ちし、多忙になると、妖たちの相手をする時間は少なくなるのだろう。それでも、一太郎と妖たちの絆は生涯不変に違いない。そう感じさせる全5編だった。
当面、シリーズは現在の安定フォーマットが続くと思われるが、いつか訪れる一太郎の独り立ちまでは付き合おう。