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カフェ、喫茶店、純喫茶の定義は曖昧だが、抱くイメージは全然違う。この本で紹介される店は、どれも昔懐かしい雰囲気が写真と文章から感じられた。著者が住まう東京を中心に他県の店もちらほら。出会い、別れ、巡り合う。穏やかな時間の流れに包まれた空間で、幸せなひと時を過ごす喜びがこちら側にも伝わってきた。クリームソーダ、いいね。パーラーという響きも大好きだ。落ち着いたら京阪神の純喫茶に足を運びたい。切に。
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<目次>
略
<内容>
昔、手に取ったような記憶が…。元本は2012年PARCO出版から発行されたもの。10年たって文庫本となり、当然その間に閉店した名店は、後半に紹介されている。昨年の4月に横須賀市衣笠で数十年ぶりに入った「ハーバーライト」もそうした一つだった。スタバやエクセルシオール、ドトールやベックスなどのチェーン店、コメダなどの地方からの進出の中、その地域に根付いた「純喫茶」は滅びの流れなのだろうが、美味しいコーヒーとケーキや軽食など、さらにマスターなどの店の人びとの人柄が、また大事な時代になってもいいような気がする。
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昭和好きとしては定食屋と純喫茶は外せない要素です。もしあれば是非入りたい。
個人的にはどちらかあれば定食屋に入りがちではあるのですが、純喫茶の非日常的な雰囲気はフォトジェニックでたまらないです。
本作はそんな全国の純喫茶を巡った内容を書いています。これはカラーでもっとボリュームたっぷりで読みたいなあ。値段上がってもいいから。
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純喫茶、懐かしいと思わせる響きである。
今流行りのス〇〇や〇〇珈琲とは違う。
チェーン店ではなく地域に根付いて、独特の雰囲気を漂わせる喫茶店。
入り口を開けるとマスターの「いらっしゃい」の優しい声。
包まれるようにゆっくりと座れる椅子。
その椅子は、ビロードなのか皮なのか…
想像が渦巻くのである。
行きつけのお気に入りの喫茶店があればいいのだが、そういうところがないのが寂しい。
たまにこうやって純喫茶コレクションを眺めては、行った気になる。
この本は、東京にある純喫茶がほとんどだが、ポツポツと違う府県も入っている。
マッチコレクションには驚いた。
今でも置いてある喫茶店があるんだ…と。
最近は、禁煙席が多いので、特にマッチは若い人だと見たことないのではないだろうかと思った。
コロナ禍になってここ数年は、用事を済ませてすぐ帰宅がほとんどで喫茶店もご無沙汰している。
そろそろ味わいのある喫茶店で、ゆっくりしたいと思う。
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表紙がまず良い。
純喫茶が好きな人に直撃な感じ。実際本屋で見つけてジャケ買いしてしまったわけだし。
間に挟まるコラムやマッチ、コースター、ナプキンコレクションもまた良い。店独自のナプキンを作っているところなんて今はそうそうないのでは…
軽く立ち読みして、東京の喫茶店が中心とはわかっていたけどそれでも購入。やはり大阪は2軒しかなかった。
ただ、割と近場の京都も合わせると数軒あったし、なによりすべての喫茶店が選びに選んだものだけあって写真を見た瞬間に引き込まれてしまう。
これはどこも行かねばならん。
幸い京都で紹介されているものはよく行くエリアに固まっていたので、忘れてさえいなければ行く機会はありそう。
喫茶店に行くと、ついつい無難なコーヒーとサンドイッチとかで終わりがちだが、紹介文ではよくフルーツパフェやクリームソーダなどを頼んでいてうらやましいのでぜひ真似をしてみたい。
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純喫茶の紹介だけにとどまらず、満喫する術も参考になる。
2012年出版の加筆修正版らしいので閉店のお店も多いと思いますが、参考になるし残っていたら行ってみたくなります。
貴重な記録、有難うございますm(_ _)m