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時間を絶妙な匙加減で前後しながら語られるゴールドマン家の物語。ウッディが何故あの時ああしなかったのか、という一点が納得できない。それがなければその後の悲劇は起きるはずもなかったと思うが、まぁやむかたなし、でストレス。
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著者の二作目をずっと待っていた。前作『ハリー・クバート事件』の面白さが忘れられなかった。待ってた甲斐があった今作。誰もが憧れるような伯父の電話から事態は始まり時間が前後しながら進む。裕福な伯父一家に羨望と嫉妬を覚えるマーカス。伯父の家族のヒレルとウッディ。三人の固い結びつきとアレクサンドラという女性の存在。青春小説の要素がとても鮮やかで、その輝きが増せば増すほどミステリー色が後半につれて強くなって様々な事件や悲劇を起こす。それぞれが守りたいものとすれ違いや誤解。過去にあった本当のこと。それを受け止めることの絶望感。たくさんの感情に揺さぶられっぱなしで結末まであっという間。多くの人に読んでもらいたい作品。
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上巻で退屈な展開を感じてたが、下巻でワクワクが止まらないみたいに色々な処で書いてあったから、ここからが、と構えて読んだが、、、ハリークバートが良かったので、同じ作者ならと期待したのだが私の思うのとは違ってて残念だった。