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「華やかな野獣」の描写が凄い。官能的というか、ストレートにエロい。
「暗闇の中の猫」は、「踊る双生児」の改稿もの。
「睡れる花嫁」は読後感は良くないけど、好き。
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享楽的なパーティ
奔放すぎる…(º﹃º )
●華やかな野獣
親の遺産相続で臨海荘を受け継いだ奈々子。
そこで繰り広げられる宴は…
一夜限りの相手と出会う会員制パーティ(º﹃º )
すごいね…
そのビジネスをしようという発想がすごい。
著名人ばかりが集まるパーティなので、そりゃ儲かりますね。
パーティでは、マスクを付けるルール。
相手の顔は、共にベッドルームに行くまで分かりません。
そして、殺人事件が起こります。
トリックに多少無理矢理感がありましたが、さすが金田一。
それにしても、警察は金田一耕助に頼りっぱなしだな(*´艸`)
他、短編が2作収録されています。
●暗闇の中の猫
金田一耕助が終戦後東京で最初に手がけた事件
銀行から盗まれた70万円が、キャバレーの中に隠されている?
刑事や金田一が捜査中、二重殺人が起こる。
被害者は亡くなる前「猫だ!」と叫ぶのだが…。
犯人の腕前がすごい…笑
皆怪しくて、犯人推理放棄して楽しく読みました(*ˊᗜˋ)
●睡れる花嫁
この話1番好き♡
この事件の真相が究明されたとき、世間が肝を潰したという。
アトリエに住む画家は妻を溺愛し、病死後も妻に死姦。逮捕されるという事件があった。
数年後、アトリエの側で警察官が何者かに殺される。
アトリエの中には盗まれた女の死体が…。
イカれてる。
でも、ただの犯罪者ではなく、妻への愛があるからすごくいい(º﹃º )
すごく短い話なので、ラストがバタバタしていた感じがするが、きちんと回収されていてすっきり♡
短い中に凄く綺麗に考え組み立てられている。
さすがです。
好きです。
横溝正史作品の特徴が少しずつわかってきました。
・短編だろうが何だろうが、とにかく多い登場人物
・金田一耕助は警察に一目置かれていて、自由に捜査できる
・伏線は必ず回収される(安心感が半端ない)
面白いに決まってますね\( *´꒳`*)/.*
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表題作の『華やかな野獣』他、二編を収録。
『華やかな野獣』は破廉恥なパーティーの主催者である奈々子が館で絞め殺され、潜入捜査をしていた金田一耕助が解決に乗り出すというもの。
絞め殺されたにも関わらず胸が抉られていた理由とは?
パーティーの雰囲気がハリウッド映画『バビロン』を彷彿とさせ、頭の中ではずっとメインテーマが流れていた。
『暗闇の中の猫』は金田一耕助と彼の盟友である等々力警部が初めて出会った事件を扱った作品。
銀行強盗犯が逃げ込んだキャバレーで、目撃者が銃殺され、キャバレーのマダムが毒殺される。金田一がたどり着いた真実とは?
『睡れる花嫁』は感想を書くのも嫌になるおどろおどろしい作品。中学生のときに読んで「おえ」っとなったが、今回も「おえ」っという感想が……。
どれも横溝正史の世界観を味わえる傑作短編集である。
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もたつかず、すごく読みやすくちょうどいいテンポで展開していってくれるので一気に読めた。
2つ目のお話、金田一耕助の最初事件、
等々力警部とのまだ信頼関係が築かれる前の2人の会話が面白い。