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それぞれ、本がお話の鍵となる短編集です。作者が本が大好きで、本との関係を大事に思い、大切に書かれたのだと感じました。個人的には「さがしもの」と「旅する本」がよかったです。「さがしもの」ではおばあちゃんの言葉に主人公と全く同じようにはっとしてしまいました。
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主人公の生活に本が関わってくる短編集だけれど、話の中に出てくる本の殆どが特定化されていない匿名の本。それは、読む人にとっての特別な本を思い描くことを許容することによって、この短編の話自体が読む人によって異なる特別な話となることを、作者が意図しているように思う。
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短編集。
小説っぽいけど、角田さんの実話?と時々思う。
さっくり読めるけど、うるっときます。
私も、本棚を共有するような恋がしてみたい。
南の島でマラリヤにかかる話
本棚を共有する話
田舎の古本屋の話
そうそう、無印良品のクッキーのようにざっくり読めます。
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本にまつわる短編集がいくつか収録されています。
私が気に入ったのは、短編集ではなくて、最後に書かれたエッセイの中の一言
「本が私を呼んでいる」
本屋さんや古本屋さんに行くと、本に呼ばれた気がする事があります。
「私を読んで!!!」って。
そんな気持になる事が角田さんもあるそうです。
同じ気持になる人がいるなんて。
それが、大作家さんだなんて。
なんだかとても嬉しくなりました。
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「本」にまつわる話しを集めた短編集です。
適度な長さの短編だから、
ちょっと時間が空いた時に気軽に読めるね。
手軽なんだけど、読み応えがちゃんとある。
「本」を題材にしたお話しが9話収録されてます。
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本に関する短編集。
前半はいまいち。後半は良い。
本の趣味の合う彼氏との別れの話を読んで、大きな本棚が欲しい。と思う。
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短編集。
古本をめぐるお話が、入っているそうです。
私自身、古本屋が好きでよく利用しているので…
古本ってちょっとロマンを感じますよね…
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本にまつわる9つの短編集。
本好きならとりあえず読んでみて。
新たな本との出会いを求めて、本屋さんに行きたくなるかも?
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角田さんは同世代だからなのか、共感できる文章が多いです。オレンジページのエッセイも毎回楽しみで、発売されるとすぐに近所の銀行に行きます(笑)
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k_100: 単行本時の題名は「この本が、世界に存在することに」。100冊めは何を読もうかなと思いながら数冊買った本の中からこれを選びました。角田さん曰く「本といものをテーマに、短い小説を書いた。」というもので、様々な人達と本との物語9編とあとがきエッセイによる短編集。100冊めにこの本を選んでよかった。「不幸の種」「引き出しの奥」「ミツザワ書店」そして文庫本の題名にもなっている「さがしもの」が好きです。
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この本、かなりオススメです!!
「死ぬのなんかこわくない。死ぬことを想像するのがこわいんだ。いつだってそうさ、できごとより、考えのほうが何倍もこわいんだ」
おばあさんのこの言葉がかなり、印象に残りました!!
また、読みたいと思う本☆
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自分以外の誰かと、本棚を共有するということ。
号泣しそうになったー。電車の中で。
もう、この角田光代というひとは!!!
さらっとしてるのに
書き留めておきたくなるくらい、文がひとつひとつ印象的すぎる。
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角田光代の、「本」にまつわる短編集。
正直、ちょっと物足りない話もあるんだけど
妙に懐かしかったり、ノスタルジーにかられたり、します。
本に関する想いとか、本といえば思い出す話とか
本がアクセントになる話(想い出話)って結構あるんだよなぁ、読書の好きな人なら。
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村上春樹のあとにすぐにまた本屋へ行ってこれを買いました。
角田光代ははじめて。
ほん…本って、いいなああああ!!!!!!これは、本が好きになる本!すごくすてき!!
どの話もすごくよかった。恋愛小説としても面白いし。
「彼と私の本棚」と「引き出しの奥」がとくにすき。
夏の文庫フェアってたくさんの本に出会えるから本当にありがたい…始まると本屋へ行くのがもっとわくわくします。
あーーー私も「この本がなかったら」って思う本あるなあって思い出したりしました。私が読書をするようになったのはおばあちゃんの影響だけど、小さい時に読んで印象に残ってる本の多くは、図書館の本より若くして亡くなったお母さんのお兄ちゃんが集めた児童書でした。ケストナーがその代表。本の記憶って思いだしてみるとすごく面白い。
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久しぶりに読んだ角田さんです。過去の記録を見てみると2005年ごろに嵌りかけ、でもその後何故か手にとって居なかったようです。
今回改めて上手い作家さんだなと感じました。新しい愛を予感させるエンディングが清清しい「引き出しの奥」。昔、万引きしてしまった本の代金を返しに行く「ミツザワ書店」、死期のせまったおばあちゃんに頼まれて本を探し回る孫娘を描いた「さがしもの」。どれも見事にまとまって心地良い読後感です。
また、角田さんを読み始めよう。そんな気にさせる一冊でした。