投稿元:
レビューを見る
沙羅華のアイドル化で表紙と帯をキャッチーにしてるけど、中身は1作目の正統な続編という感じで、割とがっつりと理論を闘わせる内容になっていました。アイドル化で引っ張った分、全体のまとまりにはやや欠ける印象です。
しかしこのシリーズはどうオチをつけるんだろう。TOE到達は、まぁないだろうし。。。
投稿元:
レビューを見る
沙羅華が建設に携わった加速器「むげん」が
期待された成果をあげぬまま
「仕分け」の対象となってしまう話が浮上した
このままではむげん内の沙羅華自身の研究室もなくなってしまうということで
綿貫の持ち込んだむげん救済依頼を積極的に受けることにした沙羅華
しかし考え出した解決策はどれも
近々完成の予定されている加速器アスタートロンとの競合に勝てそうになく
考えあぐねた二人は、沙羅華の設計した量子コンピュータに
コンサルティングをさせることに
そのコンピュータが弾き出した答えはなんと——
『沙羅華のアイドル化計画』!?
果たして沙羅華はアイドルとなってむげんを仕分けから救うことが出来るのか
*
相変わらず適度に難しく
適度にわかりやすい内容で最後まで楽しめた
案の定、沙羅華は大人しくしているはずもなく
ドタバタトラブルに綿貫は巻き込まれていくのだが
なんか彼ももう達観しすぎてて悟りを開いてしまったんじゃないだろうか
人間臭いような造りモノっぽいような
不思議な男だと思う
投稿元:
レビューを見る
今回は、Theory of Everything の話かと思って、ずっと読み進めていたら、
最後の最後は量子コンピューターの暴走だったりで、
意外な方向に話が進んでいた。
それにしても、一匹狼というのは、物理とか数学に多そうな気がするけど、
そういった人たちも、なかなかに苦労してそうな気がする。
Theory of Everything 自体は、どうなるのか、現実の物理学者も
分かっていないので、ここで書いてあるのが正しいかどうかは
判断できないけど、いろんな考え方があるっていうのを
分かるだけでも面白いと思う。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ第3弾。成果を出せない巨大加速器”むげん”が事業仕分けされることに。前作でも登場した量子コンューターに回避策をコンサルさせると、突拍子もない回答が!
これ2013年の作品なのですが、成果を上げることへのプレッシャーや自らの仮説も妄信すれすれに変わっていく研究者の姿など、今を予言しているかのような・・・
ボケ役の綿貫君の家庭問題への突っ込み、鋭すぎるのでは?と思うものの、少し成長した沙羅華と綿貫君でした。
もうそろそろ日本でもリニアコライダーで盛り上がってきてもいいんだけどなぁ。
投稿元:
レビューを見る
穂瑞沙羅華シリーズの4作目
テーマは2作目は自己の存在理由で3作目は生物的な存在理由で、今回は家族とのかかわり?
表紙の絵を見て「沙羅華とち狂ったか?!」と思ったけど、そんな理由があったのね
ま、1作目からしてツンデレの傾向はあったからなぁ
ただ、自分をアイドル化する事はTOEのためには不要と判断したのね
当時は自分の盗撮画像を利用するくらい図太かったけどね
ま、当時は精神的に壊れてたってことでしょうなぁ
今作から、ライバルの加速器登場
ライバルと言うには相当に高い壁だけどね
ってか、沙羅華は何でアスタートロンの方に行かないんだろね?
自分の目的のためにはソッチのほうが有利に思うけど
なんだかんだ言って、綿さんとの関係を気にしてるのかねぇ