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心が読めたら……
2022/09/20 21:52
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
他人の心が読めるならば……自分には、やりたいことが、山のようにあります。しかし、この登場人物たちは、そうではなく……。かなり個性的な人たちばかりだから。ちょっと自分には合いませんでした
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買った日に読み終わってしまいました。
なんだか心が温かくなる瀬尾まいこさんのお話が大好きだなって改めて思いました。
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〈そんな僕にも、もし能力があるのなら、特別な何かがあるのなら、それに頼ってみたい。思う存分使ってみたい。それは悪いことじゃないはずだ。〉心の声が聞こえる梨木くん。心の中にもう一人の大切な命【秋音】を抱えている常盤さん【冬音ちゃん】〈常盤さんは誰にも近寄ろうとしないけど、常盤さんの中の何かは、誰かに何かを気づいてほしいと思っているのではないだろうか。〉聞こえる、という不思議な能力を押し付けることなく寄り添ってくれる梨木くんだったから、きっと、常盤さんも心を開けた。掬えば手には、確かな繋がりと温もりを感じられる物語。
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感動した。感動した。感動の嵐が襲って来ました。梨木くん常盤さん河野さん皆んな大好き!大竹さんいい味出してる。大竹さんの作るオムライス食べたい。心を閉ざしてしまった人に掬いの手を差し伸べる梨木くんが素晴らしい。感動の一文を見つけました。「河野さんのTシャツ見たらどこへでも行けそうな気がする」中学三年生のぼくは河野さんを教室までしか進ませられなかった。でも今の河野さんは、ぼくをもっと遠くまで歩かせてくれる。
何度も繰り返し読んでもらいたい素晴らしい作品あなたも読んで感動して下さい。涙して下さい。震えて下さい。
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だからといって威張らず、押し付けず、いい気になってほらほらそうだろみたいに出しゃばらず
ひょっとして?あれれ?みたいな感覚の彼だからこそ、優しい気持ちで見守れる
表情が読み取れないいまだからこそ、心の機微を感じられるように、大切な人のこと思いたいなあ
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大学生の梨木匠は平凡なのが悩みだったが、中3の時にエスパーのように人の心が読める事に気がついた。
瀬尾まいこ先生の優しい世界観。少し不思議な話だったけど泣けた。
記念すべき今年100冊目✨
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ほんわか、心温まる優しいストーリーです。
ナンバーワンにもオンリーワンにもなれる要素がないと思っているぼくこと梨木匠。
大学三年生。
だけど、匠には、人の気持ちが読めるという能力があります。
その能力を使って、中学生のとき、不登校だった同級生の三雲さんが、学校に来た日、三雲さんを救えたと匠は思います。
今は大学に通いながらオムライス店で、バイトをしています。そこには、口の悪い店長の大竹さんがいて、バイトに来たものがすぐに辞めていってしまいます。
匠はなんとか自分の特技を活かし、バイト継続最長記録を継続中です。
そこへ、看護学生の常盤さんがバイトに入ってきます。
匠は常盤さんを囲む重たい空気が気になって仕方ありません。
それに常盤さんの背中から匠は自分に向けられた声が聞こえてくるのでした…。
以下、ネタバレあります。これから読まれる方はお気をつけください。
大竹さんは、口が悪いけど根っから悪い人ではないことがわかります。誕生日パーティのエピソードには笑みがこぼれます。
常盤さんの秘密を知った時はなる程、そうだったのかと思いました。
バイトを始める前に、昔、常盤さんがこのオムライス店を訪れた時の大竹店長とのエピソードには心温まりました。
だから、常盤さんもバイトを辞めなかったのですね。
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感受性が豊かなこと。人の心の声から目を逸らさないこと。ただ優しさでは括ることのできないものがそこにはある。
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大学生の梨木匠は勉強も運動もどうがんばっても平均的にしかできず、際立った個性も秀でた才能も何もないことが悩みだった。しかし中学3年生の時に自分には人の心を読める特殊な能力があるのでは?と気づくが、バイト先で出会った常盤さんの心だけはどうしても読むことができなかった…。
梨木くんがとても良かった。周りの人へ細やかな気遣いができて、やさしくて、店長の大竹さんの嫌味もしなやかに受け流せて…。特別に勉強ができなくても運動ができなくても、他人と真摯に向き合える梨木くんは素晴らしいかけがえのない存在です。
梨木くんと大竹さんのやりとりがすごく好きでした。大竹さん、性格も口もめっちゃ悪いけど梨木くんのお陰でなんだかかわいい人の印象になってる。
梨木くんも常盤さんも、河野さんも香山くんも、みんな大なり小なり何かしらあるけれど、ちゃんと前を向いて自分の足で歩いていてえらい。
梨木くんが勝手に香山くんとのマラソン大会応募しちゃうところや、河野さんがTシャツの上にダウンジャケットはおって大学来たところや、大竹さんが送別会を提案するところとかめっちゃ好きでした。
特別大きな山場はないけれど、瀬尾さんらしい安定の爽やかな読後感です。
***
「生まれたことに喜びを感じられるやつばかりじゃない。(中略)この世に生まれてよかったとまでは、言い切れない。だけど、生まれたことが喜びではないと感じるほどの苦しみを、ぼくはまだ味わっていない」(184頁)
「誰かに出会って、誰かが去っていくのはどうしたってつらい。だけど、その寂しさを差し引いても、出会わなかったほうがよかった相手なんていない」(226頁)
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大好きな瀬尾まい子さんの新刊。
発売日を楽しみにしていた。
少し不思議な要素もあるけれど全体的に優しい物語。
初回限定「アフターデイ」まででひとつの物語だと感じた。
救えば、掬えば。
素敵なタイトル。
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瀬尾さんの書く物語は、人見知りで人と話すのが苦手な私でも、「人と話してみたいな」と思わせてくれる作品が多い。本作も然り。梨木くんが物おじせずに知らない人に話しかけていくのを見ていると、話すことって楽しいんだなと思う。口と態度が悪い大竹店長とも打ち解けてしまうなんて、全然普通じゃない特別な才能だ。他の作品の例に漏れず、読んだ後は優しい気持ちになれるお話だった。
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大好きな瀬尾まいこさんの新刊!
ハズレなし!これぞ人生の教科書。
すべての言葉を切り取って残しておきたい。
嫌な言葉をぶつけられても、その人のバックグラウンドを知ったり、気持ちを想像するだけで、相手をちょっと許すことが出来るのかもね、、、にしても、梨木くん器がデカ過ぎる。
初回限定で、その後を店長の大竹さんが語る短編があるのでお見逃しなく!!
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救えば手には
If you reach for it , you can scoop it up.
読み終わって、すごくいいタイトルだと感じた。
気が付いてるが、お節介かもとか面倒だと思って声をかけなかったり、手を差しのべなかったりすることはよくある。差しのべても、手から溢れるものもある。
今の時代難しいことかも知れないが、勇気をだして行動することで助かる人はいるし、自分の自己肯定感もあがるのではないかと感じた。
普通が嫌で人と違う特徴や取り柄が欲しいと思うことは、誰にでもあると思う。主人公の梨木もその一人。
自分のことはあまり話さないところも、なんか似てるなと思った。
いいお節介ができるようになるきっかけ、勇気をくれるほっこりとした内容です。
あと、オムライスが食べたくなります!
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最初からガッツリ掴まれて引き込まれた。
あっという間に読んでしまった。
でも、「声」のあたりからは微妙な空気になったかな。
大竹さんは大人として、人としてどうかと思う。でもだんだんかわいくなってホッとした。
ファンタジーかと思いきや、あ、やっぱりそうなんだっていう。とにかくいっきに読んだな。
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地区センター本。2日で読み終わった。面倒くさい人ばかりなのに、読後感スッキリ。
噂の後日談を読みたい!