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産経の論客二人のよる対談本。
2022年3月刊と比較的新しく、取り上げる話題も、新しい。
菅、岸田総理評と日本を取り巻く「リベラル全体主義」。
日本を破壊すると言うか、国際秩序を破壊するんだよな。
そもそもが反すると思われる「リベラル」と「全体主義」が日本では見事に和している。
俺の言うことは正しい、なぜなら俺は正しいことをいっているからだ。伝統や社会など、俺が何も苦労しないで生きていくためにしたくもない考慮を強いるものは間違っているのだ。それは、「俺と言う多様性」を否定するものであり、正しくないのだから破却されるべきものなのだ。
単なる厨二と、マジに社会を破壊したい人間との区別がつかない。
綺麗事を掲げてくるからころりとやられる。
他の国は、方向修正ができるからまだ良いが、一旦動き出すと止まらない我が国は、ただただ悲劇の気がする。
何より。
この対談の後、日本が永遠に失ったものが大きい。