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心理学者、河合隼雄の『こころの処方箋』。生きる上での55章の作者の提案が収録されている。自分は1章から通読するようにスッーと読んでいったが、途中でそういう読み方で読む本ではないような気がした。これはそんな軽い本ではなくて、うまくいかない時や道に迷ったときに道しるべを得るような気持ちで読んでこそ重みを実感できる本ではないだろうか。2008-02-14
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少しマイナスイメージが強い時に手にとってみた本でした。短いお話の集まりでさらりと読めてしまうのですが・・
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心理学専攻の大学の先生に紹介していただいた本。
河合隼雄の本は初めてだったが心のことを先頭に立って研究している人が心を語るとこうなるんだなと思った。
ああ、コレが心っちゅうもんなんだなと感じれる。
複雑に絡み合う人間の心を考えることが出来る傑作本!
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「ふたつよきことさてないものよ」
「いらいらしてるのは見通しが立っていないとき」
「心の中はいつも49対51」
「裏切りでしか距離がとれないこともある」
おすすめ。
いっこいっこはすごく短いのでよみやすい。
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自己啓発本って不毛だな、と感じた一冊。
正論なら言えるけど…ね。
心理学者の漠然としたイメージは掴んだ。
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なるほどなー、と思わされる言葉がたくさんありました。理屈としてはわかっていることばかりだけれど、こういう表現だから沁みるんだ!っていう表現がたくさん。それも河合先生の口から出た言葉だからこそ違うんだろうな。わたしもこういう、広いこころをもった人になりたい。
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「人の心などわかるはずがない」
いきなり宣言する筆者。潔い。
知ったような顔で、悩みを抱えている人にアドバイスしない。
理解のあるふりをして衝突を避けることをしない。
という決心をしました。
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55のコラム形式で筆者から見た人のこころについて書かれている。
「本当にそうなんだろうか」と思うところもあれば、「なるほど、確かにそうかもしれない」と納得できるところも多かった。
この本に書かれた55のことを日常生活に活かすことができれば、人として大きくる成長できるだろう。ただ、人のこころはコントロールするのが難しく、実践することは相当困難だろうという印象も受けた。
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一箇所、よくわからない章があったものの、とても読みやすく理解しやすかった。高校生で読んだ本として、貴重な一冊だな。
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大学時代の頃から河合先生の本は何冊も読みました。
その中でも一番こころに残ったのはこの本でした。
卒業して社会人になったばかりの頃、何度も何度も読み直していました。
読んでいると自分のこころが安心しているのを感じる本でした。
最近、河合先生が亡くなり、先生の新しい本が読めなくなってしまったのが残念です。
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感情コントロール(仮)
人生に対する心のもちかた
わかったと勘違いしてしまうことは楽である
わからないことをわからないことと受けとめ、
そのなかでも前進していくことが大切
他人の心を完全に理解しきることは難しい
その前提を心から理解すべき
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とてもおもしろかった。
よく分かる話がたくさんあった。
全部、集中して読めた。
たとえば、4の、「絵に描いた餅は餅より効果なことがある」はとても納得がいった。実際のその人と、心の中に作ったその人がいる。心の中に作ったその人が、自分にいろんなやる気を起こさせたりする、そういうこともある。それでいいではないかという趣旨だったと思う。 6の「言い始めたのなら話し合いを続けよう」というのも分かった。こうしたいというところまで話さないとどうしたいのか相手に伝わらない、そういうこともある。
また、正しいことは劇薬というたとえもよくわかった。正しいことを言いたてるのは、とても困ったこと。
ある人との同化の行きつく先が、裏切りによる分離という例が、よくあるという。言い換えると裏切り以外に距離をとれない。それも、よく分かる。そして、その傷を見つめながら大成した人がよくあるという。
長い間、カウンセリングの仕事をしてきた作者の話は、真実味がある気がしたし、思い当たることもたくさんあった。こういうものを読みながら、自分の心に今まで起こったことを検証しながら、やっていきたい。
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著者の河合隼雄さんは、臨床心理学者として長年に渡って様々な悩みを抱えた人と触れ合ってきただけあって、一言一言に経験に裏打ちされた重みを感じる。今、悩んでいたり気に病んでいる方に読んで欲しい。少しは気が晴れるかもしれない。(図書館)
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M永先生のオススメ
他に、
・司馬遷「史記」
・デカルト
・孟子
・松下幸之助
紹2009.03.17
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当たり前のことを当たり前に。
それが「難しい」
どうしていいか「わからない」
それでも、
人は生きて、
泣いたり、笑ったり、喜んだり、悲しんだりできる。
そう、それなら感動も、
いや感激もできる。
意外に、強くたくましい私たち。
私たちの本質は、大丈夫大丈夫なのです。
そんなことが一つ一つゆっくり
でも確実に自分の中にしみる本。
タイトルを眺めてみるだけでも十分かもしれない。
そして、
どこからでもぽつぽつと自分のために読める。
こんな人になりたい。
なれると思える、そんな勇気をくれる
河合隼雄先生のそのままの言葉をくれる本。