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ブクログの他の方のレビューを見て、読んでみた一冊。
著者初読み。
大学を卒業して、憧れのタクシードライバーになった主人公・夏子。
運転が好き、人が好きで自ら希望して就職したタクシードライバーの女性運転手の比率はわずか3%・・・
隔日勤務などを始め、お客さんと1対1の個室での危険性など、やはりタクシードライバーと言う職業の壁は高い。
そんな中で夏子が奮闘する姿はとても良く描かれていると思うが、個人的にはタクシーの乗務中のエピソードがもっと読みたかった。
どちらかと言うと、乗務中以外の話に重点が置かれていて、それはそれで人間模様が丁寧に描かれていると思うのだが、勝手に期待していた内容と違っていたので、星は少な目で。
続編も出ているので、続編ではもう少し乗務中の話が描かれていることを期待して、読んでみようと思う。
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女性のタクシードライバーがもっといたらいいのにと思う出来事からタクシー会社に就職した夏子。新人として失敗もするし悩みもする。タクシーの仕事を少し知るだけでも面白い作品だけど、夏子の周りにいる個性的な人たちとの交流も面白い。恋人ができたり、休みの前日には母親と晩酌したり。その何気ない日常が温かい。仕事のこと、恋人のことで悩みながらも成長していく姿がとてもいい。続編も楽しみ。
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それぞれのキャラクターが非常にしっかりしていて、感情移入もほどほどにしやすく、読み心地がよい。姫野さんのような人になりたい。
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女性タクシードライバー、タクジョ。
テーマやストーリーは面白いと思うが、小野寺さんの文章が気になる。
●●だ。(少し言い方を変えて)●●だ。●●だから。など。
2も出てるみたいだが、こんな感じで続くんだろうな。
みつばの郵便屋さんパターン。
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夏子のゆったりした雰囲気に沿って、物語も日常が淡々と過ぎていく。
女性ドライバーの苦労話だけではなく、日常の生活感が伝わり楽しく読めました。
途中、ハッとさせられる展開もあるけど、むちゃくちゃ闇が深い訳でもなく、きっかけに夏子が仕事人、人間としても成長した様にみえました。
小野寺さんの作品の登場人物は、いつも個性的に見えるのだけど、特別なわけではなくありふれた人を上手く表現されている様に感じます。すぐ隣の人のことを紹介している様な。
恋愛話も、付かず離れずで下世話な感じがなく、清廉な進め方が気持ちよく読めました。互いに選んだ道での幸せを願います。
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期待しないででもタイトルに引かれてオーディブルで再生。
1月のMVPはこの本に決まり。
タクシーって身近なのに、なかなか働いている人のことをしらないな。そして主人公のキャラクターがまた芯が通っていてとても好印象。
人間らしさがあるけどもとても芯のある美しい人だな。続きもあるのですぐに読み始める予定。
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タクシーの女性ドライバー。
若い女性ドライバーは珍しいのかも知れない。
騙されそうになったり、怖い思いをする事もあるけれど、やっぱりドライバーが好き。
同じドライバー仲間にも励まされ頑張る夏子さん。
そんな夏子さんを応援したくなる。
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――「何でタクシードライバーに?」
「え~と、女性のお客さんが安心して
タクシーに乗れるようになったらいいなと思って。それなら私がドライバーになろうと」――本文より
主人公の夏子は母と2人暮らし。
中1からは、離婚による引越の為に学校
が変わった。江東区東雲(シノノメ)夏子は
大人になった今でも、この場所が気に入っている。水を近くに感じていられる、それがいいらしい。
私はタクシーに乗る時、ドライバーさんが女性だと、思わず、わっ!ラッキー!と思ってしまう。やはり安心感がある。
うれしいのだ!だから、夏子のような
女性が増えてほしい。
夏子はある人に、ドライバーを辞めて
ほしい、と言われる。夏子は悩み、周り
の人に相談するが・・・・・
私は、タクシードライバーになるには、
普通免許があればなれるものと思って
いた。甘かった!
普通免許取得後、3年以上後に第2種
免許取得をしないと、ドライバーにはなれないという。この本を読んで知った
ことだ。
高間夏子23才、大卒ピカピカの新人。
同じ営業所に、頼りになりそうな先輩
がいる。私は、もしかしたらこの先輩が夏子のことを?と思っている。
この本には、続編がある!
その本にはどんな展開が待っているか。
夏子に今度こそ、彼氏ができて付き合う様子があるのか?
ずっと会っていなかった父親が、「夏子のタクシーに乗りたい」と、言ってきた
こともあるし・・・・
~~~夏子の未来よ、輝け!~~~
2023、3、19 読了
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母子で東京に暮らす高間夏子は新卒採用でタクシードライバーになった。女性のタクシードライバーが遭遇する様々な出来事をリアルに描く。作者の特徴である人と人の繋がりがタクシードライバーという目線を通じて書かれている。ドライバー同僚の話や客にナンパされた話、乗り逃げや強盗紛いの話など。夏子が自分の職業、お客さん、恋人と真摯に向き合い、一つ一つ答えを出していくところが微笑ましい。
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読む前にタイトルのタクジョ!という女性のタクシー運転手の物語という時点で読んでみたいなと強く興味を惹かれました。
小野寺さんの作品は何作か読んでいるのですがこの作品も各人物の想像がしやすく人と人との繫がりの大切さを感じました。
タクシー業界の様々な事情や色々なお客さんがいるというのも知って大変な事が多いんだなと思い、読む前と読んだ後のタクシーの仕事に対する印象が変わりました。
タクシーを利用した事はあまり無いのですがこれから利用する機会がある時はこの物語の事を思い出して目的地まで安全に運転してくれる運転手さんに今までよりも感謝の気持ちが強くなりそうです。
人間関係の大切さを感じるのは勿論、タクシー運転手さんの仕事内容をもっと詳しく知りたいという気持ちにもなる一冊です。
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最初の1行は興味を引いたのですが、以降ずーっと"つまらないなぁ、いつになったら物語が始まるのだろう?"と思いながら読んでいました。そしたら何事もなく終わってしまいました。ただ、最後のお父さんとのやり取りだけは少しだけ良かったかも。解説の「ブックジャーナリスト」って笑ってしまいました。皆さんのレビューはいつも拝見していますが、文庫本の終わりについてる解説なんか読むのは数年に1度あるかないかです。
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良い意味で周りに左右されず、自分の信念を大事に生きている感じが良かったです。
いろんな事が起きるけど、それでも挫けず。
この先プライベートで良いことがあることを祈ってます。
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タクシードライバーは人の命を乗せる責任は大きいが、人間関係で悩むことが少なそうだから気楽でいいし、女性ドライバーってなんかかっこいいなと思い、興味を持って読んだ。夏子の「女性のお客さんが安心してタクシーに乗れるようになったらいいなと思って」という考えがすごく素敵だと思い、さらにタクシードライバーを魅力的に感じた。でもやはり事故や強盗など常に危険と隣り合わせで、特に女性にはハードルが高く、タクシー内部の構造などで防犯面の対策が必要だと思った。
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タクジョの続編から読んでしまったことを後悔した。
女性タクシードライバーの夏子さんが主人公。
悩みや決断
人との支え合い
姫野さんかっこいい
尊敬とか憧れ
うまくいかないなぁっていうもやもや
これから先がある若さとワクワク感
最終的に「縁」につながっていくところが小野寺さんっぽくてすごく良かった。
続編の内容結構忘れちゃってたことに後悔。
こっち読んでから読めば良かったー
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■読んだ動機
この作者さんの他の本を読んで大変良かったので、別の評判本を手に取ってみようと。
■あらすじ
大学を卒業して、タクシー運転手となった主人公「高間 夏子」。
「なんでタクシーだ」
「えーと、女性のお客さんが安心してタクシーに乗れるようになったらいいなと思って。それならわたしがドライバーになろうと」
「偉いな」
「いえ、偉くはないです。駕籠抜けもされてますし」
■感想
女性のタクシードライバーは約3%。
女性がタクシーにを使うとき、家の前まで寄ってもらわず、手前でおろしてもらう。なんか家を知られるのが怖いから。
女性のドライバーと知って、駕籠抜け(無賃乗車)を働こうと考える人もいる。
などどいうことを知った。
ただそんな中での会社の人たちは優しく。とても社長さんや同僚さんも素敵な人たちで素敵だった。
■以下、良かった箇所の引用
「お客様のことは信用しなきゃいけない。警戒もしなきゃいけない。この二つを分けて考える必要はない。両立させていいんだ。自分の身を守るためにもね」
「お客様の安全が第一。でも自分の安全も大事。それを第二にしなくていい。第一でいい。第一が二つある。そういうことでいい」
「わたしはこれからもタクジョ。リケジョみたいに宇宙にまでは目を向けられないが。地球の表面を全力で走り回りたい。」